2007年 6月23日 三重県
安濃川
釣行記って程のモノでもないのですが、毎度のことながらフラッと安濃川へ行ってきましたので簡単なレポートを。
本当は庄川か石徹白川あたりへ遠征しようかとも思っていたが、まぁ、起きたら10時過ぎてましたね。しかも嫁と娘がいないし。
夢の中で「オカンとリトルワールドに行ってくるわ。どうせまだ寝てるでしょ。」「パパーーパー(娘)」とか声を聞いた気がする。夢じゃなかったらしい。
遅めのコーヒーで目を覚まし、いつものようにウェーダーブーツかサンダルを持って出かけようと思ったが、先週、ウェーダーのフェルトソ−ルを張り替えたので、リペアの仕上がり確認のためウェーダーを車に放り込んだ。
川に到着し、水温チェック。
ポチッ・・(1秒)・・19度らしい。
うへへ。また変なもの買っちまった。
これは結構有名なオプテックスの非接触型温度計。物体の表面から出る赤外線を感知して、水に触れずに1秒で計測できる人気商品。予想以上に小さくて驚いた。
何度か計測してみると、同じような場所でも0.5〜2度の誤差が生じる事がある。原因は、どうやら川面に反射した太陽の光。影で使ってなるべく水面に機械を近づけるのがポイントのようだ。
自分は釣りにおいて水温をあまり気にしない方だが(例え今日の水温が15度でも22度でも「釣る」という結論に変わりは無い)、これを買ったのは今年の発眼卵放流のため。
安濃川は、真夏の水温が25度近くに達する渓魚が棲むにはふざけた環境の川なのだが、親心として少しでも生き延びて欲しい。どこか湧き水や山肌から冷たい水が滲み出てるポイントは無いか・・・釣りながら温度が計れるこのアイテムは、結構便利だ。
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気温も高めで水温も高い。ならばフライはこれで十分とアントパラシュートを結んで釣り開始。リペアしたソールは異常ない模様。
すぐに1匹チビがヒット。
その後大きなカワムツはヒットするがアマゴは顔を見せない。200mほど釣ってみて、早々に場所移動。少し上流へ車を走らせる。
川と道路が少し離れたポイントに到着。ここでの釣りは、まず覗き見をすることから始まる。
身を伏せながら、道路からそ〜っと小さなプールを覗き込む。お!いるじゃないか。20ぐらいかな?
!
瞬間、目を疑った。底付近に30cmを軽く超えてそうな魚影発見。「こ・・鯉かよ?? デジカメ!」しかし、少々あせって少し立ち上がってしまったいけなかった。その影は悠々と白泡の中へ。
昔はダム湖からの登りマスが釣れる事があったが、その類だろうか。それほど警戒された印象は無かったので、車に戻って水分補給。少し休憩して下流から川に入った。
問題のプールに近付く。#2のロッドの性能、魚から発見されない位置取り。これが限界と言うところまで近付き、一気に核心ポイントへフライを落とす。
スパッと上がる水飛沫。「よっしゃ!」
しかし、伝わってきた感触は予想の3分の1ぐらいのパワー。それでも結構引いたのだが、うぅ、予定では尺オーバーが横たわっていたはずなのに・・・(←ホンマかいな)。
変にデカイ魚を見てしまったのでやる気が起きず。もう少しだけ釣り上がり、数匹を追加して今日は終了とした。
使ったフライはアント1本。もう季節は夏でっせ。
家に帰って一人ビールを飲んでいて、ふと思った。
ベストから最初に紹介した温度計を出してきて、自分の腕をカチッと計測。25度。おでこを計測。35度。口開いて計測。35.5度。
実際に体温計で計ると、体温36.5度。「体温は大体-1度で表示されるのか・・・」
「パパー」娘が帰ってきた。「お?はい、あ〜ん」「あ〜ん」カチッと計測。35.5度。すると、大体36.5度ぐらいか?
小さい子供がいる家庭ならご承知の事かもしれないが、微熱があったりで機嫌が悪い子供って、熱測らせてくれないんですよね。ウチの体温計は10秒で計測できるタイプだが、それでも腋の下に挟んでくれない。
正確な体温は分からないけど、「ちょっと熱あるかも」って時に重宝しそう。こりゃ、良いもん買ったかも。
・・・何かくれると勘違いした娘が、不満そうな顔でこっちを眺めていた(後でカルシウムウエハースを一枚あげました)。