2007 5/4 三重県
雲出川


さぁ行ってみましょうか!

 ゴールデンウィーク前半は家族旅行を兼ねた釣り、前日は山菜採りを兼ねた短時間の釣り。ゴールデンウィーク中盤、ようやく丸一日釣りに費やせる日を確保した。嫁さんは親とどっか行くらしい。鬼のいぬ間に何とやら。

子供が生まれて1年半、家族同伴の旅行を兼ねた釣りが増え、少々不完全燃焼気味。

釣行記のページを見ても、ここ最近は釣りに行く回数がめっきり減っt・・・・・・あ、あれ?おかしいな。子供が生まれた時どころか結婚する前より釣りの回数が増えてる気が・・・(汗)

『結婚しようが子供が生まれようが意地でも釣りに行く秘訣大全集」でも発刊しようかな。皆さん、買います?


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 本心では朝5時にでも現地に到着したかったが、朝食は親子3人でゆっくり食べ、嫁さんと娘を見送ってから出発。9時半に雲出川の最大支流である坂本川に到着した。

さて、どこから入ろうか・・・。
いつもなら上流にある大吉や坂本小屋付近から川に入るが、いずれも車を停めてすぐ入渓可能なポイント。この数日で、ヘタすりゃ数十人規模の釣り人が入っていることは明白である。

そうなると、釣れそうなポイントは一つ。管理人の座右の銘「釣りにくい場所に入る」を実行した。
解禁後、大量の魚が放流されるポイント。そこから川と道路が離れた区間が少し続く。車から川は見えない、普通なら飛ばしてしまうような区間。
一旦上流まで車を走らせ、釣り師がいないことを確認し、再度下流へ戻って斜面を駆け下りて入渓。

入ってすぐにまずは1匹。

ヒレの丸い放流魚だったが、この時期まで生き残った事を称えたい。あと1年生き延び、産卵に参加できますように。
塩焼きにはなるなよー

しかし、この1匹以降はチビの反応のみ。ついでにフッキングしない(別にいいのだが)。15センチを超える魚の姿は見られなかった。

チビサイズ。ヒレや肌艶は美しいが、もう少し大きくなってから遊んで欲しいな。

下流部ではこれ以上期待できそうになかったので、一気に上流へ移動。
かなり人が入りそうなポイントだが、先行者がいなかったので試してみることにした。新緑に包まれた流れに突入。

砂地にくっきりと足跡が残っていたので難しいと思っていたが、意外にも好反応。アマゴが付いていそうな場所からは、8割以上の確率でフライに魚が飛び出した。



チビばっかりだけど

ピチピチピチピチ、まーよく釣れる。

雲出川は稚魚放流も行っているようだが、確か夏〜秋の放流だったと思う(最近は解禁日のお知らせがハガキで届くが、少し前までは封書で、各支流の放流量や稚魚放流の生育状況の報告書が入っていた)
自然産卵から育った魚かどうかは分からないが、せめてあと1年は生き延びて欲しいところだ。

この日多くハッチしていたテールが妙に長いメイフライ。これとソックリにフライを巻いたら絡まりそう。

その後、ガンガン釣り上がってみたが、このサイズが上限。もうちょっと大きいと楽しいのだが・・・。

一気に上ってきたので、ここらで昼食・・とは言ってもカロリーメートだが、コンビニで見つけた新発売の「ポテト味」
袋から出してポイッと口の中に。




ぶっ! 吐き出しそうになった。



フルーツ味またはチョコレート味に慣れた管理人、舌が感じた味は「塩味」。そう、ポテト味は甘くないのだ。
どんな味かと言えば、そのまんま「マッシュポテト」。もしくはジャガイモのポタージュスープ味。多分熱湯に溶かして塩を追加すればポタージュスープみたいになると思う。

勝手にサツマイモっぽい、ほんのりとした甘さだと思っていたので身震いしてしまった。
残った1本は捨てようかと本気で迷ったが、他に食うものも無いのでお茶で一気に流し込む。ヘルシーな感じでコンセプトは分かるのだが・・・ゴメンナサイ、私は多分二度と買わないと思う。

 

そのまま禁漁区域近くまで上ってみたが、やはりこのサイズが限界。連休だし仕方ないか。


今度は大吉より少し上流へ入渓。

 

2番芽だったが、タラの芽が沢山出ていた。橋の高さと木の高さが同じぐらいなので、一度は採られたのだろう。

最近は「木が枯れるから2番芽は採らない」というルールを無視し、3番芽でさえ全て摘み取ってしまう人や、最悪なケースでは木ごと切り倒すアホがいる。
1年先さえ考えられない人って、ある意味幸せな人かもしれない。悩みとかなさそう。

「みんな山菜取りのマナーを結構守っているんだな」と思っていたが、単にギリギリ手が届かないの場所に木が生えてて無事のようだ。無理したら橋から落ちる。


そのまま川に入り、少し水深のあるポイントで、放流魚の生き残りがヒット。

次は大物の有望ポイントである砂防堰堤まで行こうと思ったが、50m先に先行者発見。
小型が多かったが、結構楽しめたのでこの日は終了とした。



◆◆◆県外の方、特に大阪の在住の方へ情報提供◆◆◆

 最近、雲出川では大阪ナンバーの車を多く見かけるようになった。
時々「釣れました?」と聞かれ、少し話をする事があるのだが、同じような理由でこの川へ来ている人が多い事に気付いた。

(大阪の)フライショップで「三重県の雲出川上流、坂本川がいいよ、と教えてもらった」という人が何人もいるのである。逆にどうでした?と聞くと、多くの方からは「チビばかり」「1匹だけ」といった答えが返ってくる。

多分、情報発信元は同じショップだと思うのだが、そう言っている店員自身は来たことが無いんじゃないかと思う。
 
 正直言って、雲出川は店が客に紹介できるほどのキャパはない。庄川や千曲川、太田切川、長良川等と違い、一人でも先行者がいると殆ど釣れなくなる、ただの小渓流である。大阪から何時間か分からないが、遠征してきてチビ1匹では少々気の毒に感じる。
この川は、細かいポイントを把握していないと釣れないリスクがかなり高いし、土日に大きなプールでフライを浮かべても、多分何も起こらない。ライズも滅多に見られない。

逆に、釣れるとすれば平日。時々ビックリするぐらい魚が出る事がある。もしくは渓流釣り師が少なくなる夏。それ程標高は高くないのでクソ暑いが。

 県外からアマゴ釣りの人が増え、游漁証の販売が増えれば漁協の活性化に繋がるのだろうけど、かなり期待して来られて、すごくガックリしてる人が多かったので、地元民として「あんまり期待しない方がいいよ」とだけ言っておきます。



「日券¥1000でお得なんやけどな〜」   ( ̄▽ ̄;) そっちの理由かい・・・


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