2007 4/14 岐阜県
庄川
今年最初の遠征は庄川に決定。
本当は蒲田川を視野に入れていたが、改めて地図を確認し、走行ルートを計算したら思った以上に遠すぎた。ま・次の機会ってことで。
夕食後、娘と嫁さんを実家まで送り届け、リゲイン一本補給して津を出発。天気予報では未明まで雨との事だったが、朝には上がっているようだったので「雨の後、しかも気温も高い=爆釣?」などと淡い期待を胸に車を走らせる。
岐阜まで来ると、時折大粒の雨がフロントガラスを叩く。
白鳥から高速に乗る予定だったが、ナビによるとそれだと到着が深夜2時。眠くなる前に美並から高速へ。3時間半のドライブの末、荘川道の駅に到着。
少々奮発して買ったエビス・グリーン(ビール)を飲む。不味くは無いが、香り重視の缶ビールなら、個人的にはヨナヨナエール か川越NO1(今はコエドビール・伽羅になったらしい)の方が上と感じた。程よくアルコールが回り、就寝。
・・・・パラパラパラ。(あ!雨降ってきた・・・)
シーン(やんだ?)
バタタタタタタタタタタ!(また降ってきた・・・)
ザーーーーーーパラパラパラ・・・・
バシバシバシバシバシ!
うるさくて寝れんわ!!
こうして一晩中降り続いた雨は、管理人が夢の世界へ入国するチャンスをことごとく奪ってしまったのであった。
ほとんど寝れずに7時起床。気温9度はかなり暖かめ。予備に買っておいたリゲインを胃に流し込み出撃。
どうでもいい事だが、栄養ドリンクを頻繁に飲んでると、なんかドリンクを燃料に動いてるロボットになった気になりません?
今回は、本命ポイントでもあるスキー場上流へ最初から入渓。濁りはあまり無かったが、雪代の流入と昨夜の雨でかなりの増水。5m進むのに結構苦労させられる。
睡眠不足で足元も踏ん張りが利かず、冗談抜きで流されそうに・・(冷汗)
まだまだモノクロームの景色。虫は全くハッチしていなかったが、とりあえず#16のパラシュートで叩きあがる。
30分で100mほど釣り上がってみたものの、全く反応なし。しかし、これぐらいは想定内。必殺フライに結び直し、釣りを再開。
程なくして魚がヒット。流れに乗ってかなり走り回ったが、上がってきたのは15cm程の岩魚。岸近くまで寄せてきて無事ランディング。
やっぱりネットあると楽だね
さてさて、必殺フライの正体が気になる人も多いでしょう。正体はコチラ。
先週、大安トラウトレイクで使ったやつ。パッチに刺さってた(←オイ)
ここだけ読むと、かなり適当にフライをチョイスしているように思われるかもしれないが(実際、かなり適当にチョイスしてるけど・・・)、実はこのフライを選んだのには理由がある。
出発前に過去の釣行記を確認したところ、庄川では早春、白〜黄色っぽい虫がハッチし、沈めるフライに好反応だと、自分がレポートしていたためだ。
中身がスカスカのホームページでも、5年も続けてると役に立つらしい。
未だ解けない残雪。この冷水が流れ込んでいるためか、ウェーディングしてると冷たさで足先が痺れてくる。
気温は高めでも、川はまだ冬のよう。
潔く諦め、一旦スキー場の駐車場へ。戻るまでに見た釣り人の数、フライ6:餌3:ルアー1の割合で10名以上。本当に、恐るべき人気の川ですな。
ロープで閉ざされた林道入口、その真下を流れる水路のような流れで試し釣り。
反応したのは小さなアマゴ。労力の割には報われなかった。?あれ??アマゴ??ここってヤマメと岩魚の川じゃなかったっけ?
一旦道の駅に戻り、遅めの朝食。天気は晴れてきたが、風がかなり強くなってきた。
そして・・・同時に襲い掛かってきたのは強烈な花粉症の症状(涙)
完全に油断してました。
三重に比べ春の訪れが1〜2ヶ月遅いのを忘れていて、飲み薬も目薬も持っていない。
この後、流れ落ちる鼻水・掻き毟りたくなる目のかゆみ・止まらないクシャミに苦戦を強いられながらの釣りとなった。
何となく入った町屋川下流でチビ岩魚がヒット。
その後、牧戸地区まで下りポイントを確認するが、数年前とは一変している風景が広がっていた。
どこまでもフラットに、変化の無くなった単調な流れ。よく見ると底の方に魚影がチラチラ見える。おそらく放流魚だろうか。
正直、この流れでロッドを振る気は起きず、昼飯の時間まで仮眠。
道の駅の食堂に新たに登場したメニュー「二八蕎麦」。蕎麦粉8割で香りも楽しめるらしい。ザル蕎麦¥650でそば湯付き。
味は値段の割においしかった・・・気がする。自分は抜群に美味い蕎麦の味が分からないので、参考にはならんと思う。
しかし、量は少なかった。これだけははっきり分かった。大盛(¥1000)をお薦めします。
腹も膨れたので、一色川の学校裏から入渓。
朝から確認できただけでも、おそらく10名以上が入っているのではないかと思われたが、この区間は魚影が濃く、釣り易いので仕方ない。
懲りもせずドライを流すが まっっったく 無反応。
「やはり、コイツを使う時がきたか・・・。」
手早くフライをチェンジし、増水で出現した大きなプールにフライを投入。
1・・2・・3・・4・・・!
底に向けて一気に突っ走る魚。急に方向転換し、下流に走ろうとするのをなんとか制御、強制的に上流へ方向転換させる。しかしティペットは8X。無理は禁物だ。
20秒ほどやり取りの末、寄ってきた魚を安物ランディングネットですくい上げた。
20cmの・・・ヤマメ(汗)
岩魚・アマゴ・ヤマメの3種を達成!いや、喜ぶべきところじゃないだろ、これ。
しばらく無反応だったが、ようやく虫がハッチし始めた。#18ぐらいの黒っぽいカディス、同サイズの白っぽいカディスが強風の中、弱弱しく吹き飛ばされていく。
堰堤(落差工)まで到着すると、そこにはいつにも増して、水深のあるプールが形成されていた。
手前から順に探る。
川底までフライが到達するよう、かなり重目のショットを付ける。底石にフライが引っ掛かるのか、時折インジケーターが沈み込む。
3〜4投目だろうか、インジケーターがゆっくり引き込まれていった。石にフライが当たった時とは異なる違和感を感じたので、何となくロッドを立てる。
グネグネとした感触、水面下で反転する魚体。
ようやく庄川らしい魚が釣れた。22cmの岩魚。
来るのが2週間ほど早かった気はしたが、朝からかなりの人数が餌やルアー、フライを放り込んだであろうポイントで、こんな魚が釣れるのはさすがだと思う。今の状況でこれなら新緑〜初夏の季節には、かなり期待できるのではないか。
そして、上の写真のヤマメ・岩魚をヒットさせたフライはこれ。
#14ビーズヘッド・メルティーリーチ・オリーブ(汗)
先週、大安トラウトレイクで使ったやつ。パッチに刺さってた(←またかよ)
この日の庄川は、変なプライドでドライを使うより、目立つ大き目のフライを沈めるのが最も手っ取り早かった。数週間遅ければ状況は一変するかも。
その後、イブニングを期待して5時まで車で仮眠したが、風が徐々に強まり、キャスティングも難しそうになってきたのでそのまま高速道路へ。
美濃でインターを下り、九寨溝でフカヒレ飯を注文。ご飯を埋め尽くす大量のフカヒレは、やはり・・・・。.
スミス(SMITH LTD) ALマグネティックネットリリース 帰りに立ち寄った上州屋で買おうかかなり迷ったアイテム。私はあまりネットを使わないので、今回の釣りでは着脱にかなり難儀した・・(汗) |