11/12 岐阜県 管理釣り場
美濃フィッシングエリア


寝坊の連続で行けなかった美濃FAに、ようやく行ってきました。

ただし、午前5時出発のはずが、1歳の娘が妙に早くオッキしたため、その相手をしたり、洗濯やらで結局8時にずれ込んでしまった。
「まぁ午後券でいいか」って感じで、ゆっくり岐阜へ向けて出発した。



いつもなら出発前に天気予報を確認するのだが、忘れていたので車内でラジオを聞くが、聞こえてくる今日のお天気はかなり微妙。
東海三県では前日より4〜6度ほど気温が低いとか、低気圧の影響で風か非常に強いとか、冬の足音が聞こえてきたとかナンタラカンタラ。

やかましいわ。

ほらご覧。今日の大爆釣を前もってお祝いするかのごとく、虹が出てるよ・・・・。

「道路交通情報です。現在、岐阜県荘川IC付近では、雪のため速度規制が行われています」


や・やかましいわ!(汗)



雪でも降ってたらどうしようかと心配したが、美濃へ近付くにつれて風も弱くなり、心配も取越苦労で終わりそう。
美濃橋に差し掛かると、「あれ?」っという光景が飛び込んできた。

旧・美濃橋(赤吊り橋)の下に、まるで解禁日のように立ち込んで10名近くが釣りをしている。

急遽、美濃FAとは反対方向にハンドルを切って観察。一体何を釣ってるんだ。

見ている間に数匹ヒット。10〜15cmぐらいの小さな魚。魚の放つオーラ(←何だよそれ)からして、アマゴではない。オイカワのように感じたが、釣ってどうするんだろうか。甘辛く煮たら美味しいとの情報を頂いたが、ここまでして釣るほどの味なのだろうか。気になる。


しばし釣りを観察していると、不意に携帯が鳴った。


「どうもー!俊さん? 発眼卵の用意ができたけど、どうする?」

「え? え?? (どうするってなんだ?) 渡せるのは来週ぐらいって言ってませんでした?」

「水温が高めでさー、予定が早まったんさ。今日渡せるよ。今から来れる?


無 茶 言 う な



「い・・いや、ちょっと今日は無理です。他の日は無理なんですか?」

「2回目に採卵した卵が来週には発眼しそうやけど、土日しかあかんの? ベストは明後日(火曜日)やけど」

「明後日・・(仕事どうするんだよ!?)。わかりました。なんとか調整してみます」



やれやれ、手伝ってくれる友達にも来週の土日と言ってあるし、どうしたもんか・・。


+++


寄り道も済ませ、美濃FAへ12時丁度に到着。車が15台ぐらい停まっており、かなり盛況だった。

午後券を購入し、いざ釣り開始。入るのは当然ストリームエリア。

この時期はアマゴの産卵期のため、大型のアマゴはパートナーを求めてあっちこっちをウロウロ。しかし、この日はやや小型の魚が多く、ライズしている魚も少しだが見られた。

後で知ったことだが、産卵期に入っても釣れるよう、1年魚を放流したらしい。


厳しいのは100も承知なので8Xティペットに、まずは様子見でピンクのエッグを結んで釣り開始。着水後、ワラワラ寄ってくるのはどこの釣り場でも同じだが、さすがにアマゴはニジマスのようにはいかない。5〜6投目には見切り始め、10投目ぐらいには全く無反応になる。

先に結果から言っておくと、事務所の少し上流にある2つのプール、あそこで粘るのは賢くない。流れが遅く、フライをじっくり観察される上に、誰もが必ず狙うので無茶苦茶すれてる。

釣果を伸ばしたいのなら、ポンドエリア近くまで一気に釣りあがった方が良いかと思う。

苦戦しつつも、とりあえずエッグで1匹。

ハッチは白っぽい#16サイズのメイフライが少々。#30サイズのミッジが少々。ライズは極散発。ドライでもしばらく狙ってみたが、ミッジフローティングピューパ#24で反応多数2〜3匹ばらし、#16メイフライパラシュートでアタリが1回。何故か#16エルクヘアカディスの反応良し。

でも、エルクヘアカディスへの出方は、食ってるものにマッチしたと言うより、着水直後のエッグフライに対する反応に近い気もする。

潔く沈めることにし、アレコレ試して結局エッグで2匹目。


ちなみに上記のドライフライもも同様だが、「アレコレ試して・・」と文章にしたら一言で終わるこの「アレコレ」、実際は頭の上でお湯が沸かせるぐらい、カッカしながらアレコレやってます。

やっぱりこの釣り場、難しい!

そして面白い!

しかし、途中から天候が怪しくなってきた。


風が強くなり、時折雨粒が落ちてくる。長袖Tシャツ+フリース+パーカーという、K2単独登頂も夢じゃない装備の管理人カタカタ震えが止まらない(泣)


雪?

とりあえず、Tシャツをズボンの中に入れてフードかぶって寒さをしのぐ(←しのげるわけない)

手もかじかんできたので、前回好調だったチャートリュースのリーチを投入。写真見たら分かりますが、以下釣ったフライは全てコレ一本。

 

ウヨウヨ群れているプールより、30センチぐらいの幅の流れにフライを流し込むと、どこからかアマゴが浮上してきてパックリ。

20cm以上のアマゴはなぜかヒレの欠損や魚体の傷が多く、引きが弱かった。

 
左:痛々しい魚体のアマゴ            右:元気いっぱいのチビアマゴ

14〜5cm(1年魚)を含め、10匹ほど釣り上げた時点で風も強くなってきて、一時撤収。
事務所前の自販機でホットのお茶を買って指先を温めるが、焼け石に水というかドライアイスにお湯? ホッカイロ一個ぐらい持って来たら良かったと後悔する。

しばらく休憩していると、ストリームエリアへ入っていく人が増え始めた。
1日券を買ってポンドで釣っていて、気分転換で(飽きて?)ストリームエリアへ移動しているようだ。中にはウェーダーではなく、ニーブーツの人もいたが、この釣り場は深くウェーディングすることはないから上手に遡行すれば釣れるかもしれない。


突然、信じられない光景が目に飛び込んできた。


ボコボコ川に投げ込まれる石(汗)


何だ!?と思っていたら、小さい子供達2〜3人が競い合って川へ石を投げ込んでいる。親はどこ行ってんだよ!

30mほど下流にはルアーマンもいた(遠目にもスゲー迷惑そうだった)ので、さすがに危険と判断して
「くおらあああぁあああぁぁぁ!!このクソガキが!!川放り込んだろか!」・・・・とは言わず、

「おーい、下に人がおるから、石は絶対投げたらあかんぞ!」にこやかにドスの効いた声で脅して言っておきました。

言った瞬間、男の顔がはっとしたように変わり、こくっとうなずいたのが印象的でした。悪いことだって分かってるだけマシかな。



人の動きに逆らうように、ポンドエリアへ。

若干の濁りがあったが、それでも底まで見通せる透明度。

相手はニジマスだし、楽勝だろうと思っていたが甘かった。

とりあえず1匹釣り上げたものの、その後が続かない。エッグを放り込んでおくと、フライの周囲を旋回するもののくわえない。かなりじっくり観察されている。


30分ぐらい粘ったが何と1匹しか釣れないという緊急事態。ストリームエリアより釣れないなんて誰が予想できようか。。
ついでに風が益々強くなり、小雨もぱらつく空模様。さらに冷え込んできたので2度目の撤収。

どこの釣り場でもそうかもしれないが、防寒用に暖かい服だけは必ず1〜2枚、余分に持って来る事を改めて痛感。暑けりゃ脱げばいいが、寒いのはどうしようもない。

30分ほど長めの休憩を取って、迷った挙句、再度ポンドエリアへ。

最後はストリームエリアへ入りたかったが、あまりにも寒くてやる気が出なかったので、虹鱒と遊んでこの日は終了。
少し遠投してエッグを1.5mぐらいまで沈め、ゆっくり引いてくるとそこそこヒット。岸近くの魚は反応が悪いことに気が付いた。

風の強さが最悪でしたが、終わってみれば中々楽しめた一日でした。



帰路に着き、一言

「さて、何て言って平日休もうか・・・」


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