10/21 三重県 管理釣り場
Fishing Sanctuary
先週に引き続き、管理釣り場へ。
当初は美濃FAを予定していたが、いつも目覚まし時計より早く起きて騒ぎ始める娘がクークー寝ており、この日に限って起こしてくれなかった。起きたら朝9時だったので速攻で断念し、サンクチュアリの午後券で楽しむことにした。
12時過ぎ、サンクチュアリへ到着すると・・・ありゃ・・?また何か変なもの作ってる。
トンテンカン
サンクチュアリのホームページによると、ツリーハウスというものらしい。釣り以外に、子供や女性に楽しんでもらうための場所らしいが、ようするにゲゲゲさんの家って事?
柱になってる木が成長したら、傾くんじゃないかと個人的には心配してます。
しかし、このツリーハウス以外に養魚設備・第2ポンドもそうだが、ここはとにかくハード面ソフト面問わず仕事が速い。5年後にどうなってるのか全く想像ができない。
ドームが完成して全天候型管理釣り場になってたりして。
第1ポンドはルアー・フライ問わず盛況。一時かなり低下していた水の透明度も清掃によって回復し、1mぐらいの深さまでなら泳いでる魚を目視できる。
しばらくレストハウスから観察していたが、フライでポツポツ釣れているものの、ルアーは苦戦している模様。時間帯が真昼間だから仕方ないが。
しばらく様子を見て、第1ポンドは入るスペースが無さそうだったので第2ポンドへ移動。
前回、魚が団子状に固まっていた放水箇所付近は、鉄格子で覆われ、釣りが実質不可能になっていた。また、太いホースで水を奥まで引いているっぽい。
魚を散らす努力は感じられるが、効果のほどは・・?
第2ポンドで驚いたのはフライエリアの狭さ。
写真左に二人ルアーマンが立ってますが、その辺りから写真左上までの30mぐらいしかない。池の周囲全長のうち、フライエリアはほんの2割程度。
なんだこの酷い差別は!
いくらルアーブームだからって、これはやりすぎじゃないのか!?
おぅおぅおぅ!責任者出て来い!・・・と思っていたら、フライフィッシャー2人しかいないのね(汗)
対するルアーマン、池をぐるりと囲んで約30名。
いや〜〜。これはフライエリア5mでも文句言えんな・・。
がらっがらのフライエリアに陣取り、タックルをセット。フライは今年から解禁になったエッグの黄色とピンクのミックス(パッチに刺さってた、先週大安で使ったフライ)。
しかし、キャストする前から勝負は見えていた。
ウヨウヨウヨ
何だこの魚影は。養魚場じゃあるまいし。
10m程軽くキャスト(フライエリアでも、バックスペースに木が生えていてロングキャストできない)。しかし、大安のタックルをそのまま持ってきたので難儀した。
SAGE XPロッドとトライアングルテーパーラインの組み合わせなのだが、パワーが有り余りすぎ。凄まじいカックンキャスト。
フライが着水と同時にルアー並みの着水音を立てる。
でも・・着水と同時に次々とヒット(汗)。
ニジマス3に対してブラウン1の割合で釣れてくる。
サイズは測ったように30cmクラス(でもかなり引く)。夕方のペレット撒きの影響か、相変わらず着水と同時に魚がワラワラ寄って来るのでソフトプレゼンテーションより反応が良いのか!?。
断言するが、7Xのティペット・ガン玉1粒・エッグフライ各サイズ各色があれば、フライなら間違いなく30匹以上釣れます。この釣り場では、大安や美濃FAのようなシビアな戦術は必要ない。非常に気楽に釣れます。
一つ気になったのは「藻」。
ネットの周囲を見てのとおり、とろろ昆布でも栽培しているかのごとく大量繁殖しています。ヒットした魚が底目掛けて突っ走ると、ティペットと魚が藻でデロデロになる。
第2ポンドは全面石張りとの事なので、水温が上昇し易いのが原因かも。その他の原因は @水が富栄養化 A日光を遮るものが無い B水草が無い 等が原因かな?水の流入をもっと増やせば解決できそう。
その後は次々とヒット。エッグフライをはじめ、GBジャパニーズバグやMSC等、黄色・タン・オリーブ系の色で「モシャッ」としたフライなら際限なく釣り続ける。
飽きてきたので最近暇つぶしで作ったドライフライを試す。
写真は第1ポンドで撮影
これ。バックフロートというフライ(のパクリ)。フライフィッシングでの鯉釣りで有名な藤田氏のパターンです(通販で売ってます)。
この日のサンクチュアリは魚は浮いていたものの(ペレットが落ちてくるの待ってるから、年中水面を意識してるとは思うが・・)ハッチが少なくライズが少ない。
ドライフライの真剣勝負なら、チラホラ飛んでいる#20ぐらいのミッジにマッチさせるべきかと思う。
ついでに、以前、美濃フィッシングエリアで少しやってみた釣り方を実験。それは、インジケーターを使わず、リーダーの動きだけでアタリを取る方法。
当然アタリの有無が分かりにくいのだが(光の加減によっては全く見えない)、コレが釣れる。
インジケーターの抵抗が無いため、フライをくわえた時の違和感が少ないのだろう。
ラインがスーーッと引っ張られていくのが分かる。アタリを見分けることが出来れば、かなり高確率でランディングに持ち込めた。
しかし、フライ着水からラインの動きを凝視する必要がるので無茶苦茶疲れる。自分には向いてない釣り方だった・・・。
閑話休題。魚が釣れるのは良い事なのだが、今回の釣りで気になった点も少々。
毎度の事ながら、横からルアーがバシバシ飛来します。それどころか、堂々とフライエリアに進入して釣ってる輩(お子様もいたけど若い兄ちゃんもいた)も数名。
途中からやって来たフライの人に
「すいません、フライエリアってどこからどこまでですか?」と聞かれたので、「そこの黄色い表示から、あそこの表示まで・・・ですよね?」と答え、「そうですよね?」と、遠まわしに「お前、釣る場所間違ってない?」と阿吽の呼吸で協力してアピールしたのだが、何故かずっとルアーを投げていた。
フライでルースニングの人は最低10分に1匹は釣れていて、対するルアーマンの多数は、殆ど釣れていなかった。「場所のせいだ!」と考える気持ちは分からなくも無いが、人が少ないからって、そりゃルール違反だって。
第2ポンドで30〜40匹釣ったところで飽きてきたので第1ポンドへ。
ここも水草の周囲に魚影が多数。ちなみに、ルアーエリアの噴水周辺はかなりの魚が群れ泳いでいた。
そして、第1ポンドはフライとルアーエリアの境目にロープ&ネットが出現。ロケーションが悪くなるから無いほうが良いのだが、国境を越えたルアー飛行防止のためには仕方ないのだろうか。
ちなみに第2ポンドとは異なり、こちらは藻がほとんど見られない。それで皆さんコチラへ来ていたんですね。
魚影は第2ポンドより若干薄いが、アベレージサイズが一回り大きい印象。
コンスタントに釣り続けていると、ある時間帯より魚の反応が明らかに変化した。そのタイミングとは、太陽が周囲の森に隠れてしまった午後4時頃からのこと。
フライをキャストすると、着水と同時に十匹ぐらいの魚が一斉に集まってくる。インジケーターに食いつく魚も多数。
もはやフライは何でも良い。
「ポチャッ」と音がして2〜3匹の魚がそれに反応すれば、それに釣られた魚がフライの周囲を旋回。我慢しきれなかった魚が次々とヒット。
魚達が期待しているもの、明らかにペレット撒く時間が近付いているのだろう。意地悪く、フライを地味なカラーの小型エッグに変えてみた。
そして、カツオの一本釣り状態となる。
あまりにも釣れすぎてフックが「つ」の形から「へ」になっていた。
フライを交換するのも面倒なので、フォーセップで挟んで捻じ曲げて修理完了。さすがKEN●ラフトフック。100円で買える性能は伊達じゃない。針金並みの強度だぜ。
そしてペレット撒き。この後しばらくはルアーもフライも何しても釣れる。結局、この日はトータルで60〜70匹の釣果となった(もっと釣れてたかも)。