6/10 岐阜県
庄川
天気、仕事、会社の慰安旅行、家族旅行、その他色々あって全く釣りに行けませんでした。久々の更新です。
・・・釣りに行けないストレスとは恐ろしいものです(しみじみと)。
最近、性能に不釣合いなソフトをインストールされまくり、めっきり動作が重くなった職場のmyパソコンに、「はよ動かんかいこのボケが!」と八つ当たりし、気付いたらディスプレイをぶっ叩く蛮行に及んでました。誰もいなくて良かった。(←誰か救急車呼んで)
ついでに、釣りに行けない替わりにオークションで色々な物を落札し、買い物でストレス発散。落札した物は今回の釣行記で順次、お伝えしていくことにしましょう。
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約1ヶ月ぶりの釣行先に選んだのは、有名河川・庄川。
娘を嫁さんの実家に送り届け、岐阜へ向けて出発したのは午後10時。車の少なくなった国道を快適に飛ばす。
「500m先、オービスにご注意下さい。カメラは右側です」
落札物その1。GPS搭載レーダー探知機。
前から欲しかったんですよねー。店頭価格の70%オフで落札できました(^.^)。
今までの機種と比べ、運転中のストレスが20%減った気分。ダミーだと思っていたカメラが、実はループコイル型取締り機(通常レーダーでは反応しない)だと判明し、驚く事数回。
午後1時に白鳥へ到着し、コンビニで休憩。車中泊に備えてビールと大好物のサッポロポテト・バーベQミニ袋(¥42)、朝食のおにぎりを購入。店を出ると、一匹のニャンコが近寄ってきた。
「うにゃーー」
「腹が減ってるのか?・・・お前が食えそうなものは・・・サッポロポテト・バーベQか・・。仕方が無い、俺様の大好物だが、特別にお前に1枚恵んでやろう(1枚かよ)」
ネコは既に「何かくれそうだニャ」と感じたらしく、足下にまとわり付いてくる。袋を取り出すと「早く早く!」と言わんばかりに、足に抱きついてきた。
「ま・・待て、今から袋開けるから・・」
バリッ! バラバラバラ・・。
ネコ、まっしぐら。
こんなにやるはずじゃ無かったのに(泣)
白鳥ICから荘川まで高速を飛ばし、道の駅で車中泊。ビールを飲んで横になったが、久しぶりに車で寝たので安眠できなかった。
午前5時に起床(起車?)。まずは一色川へ。
大雨で崩れた護岸の補修工事が終了していたが、川全体が浅くなった。橋の上から覗き込むと、少ないながら魚影が確認できた。
黒っぽい小型のカディスが相当数ハッチしていたので、#16のパラシュートを結んで釣り開始(←ハッチ全然関係ない)。
はい一匹
大きさはどうあれ最初の1匹は嬉しいものだ。
次は赤ちゃんヤマメでなく、20センチぐらいのお兄さんヤマメが釣れる事を願ってキャスト。
ピチピチ
なんだこの魚影の濃さは?(汗)
ティップにリーダーが絡んだので解いていると・・・ピチピチ。釣れてるし・・・。
どこにキャストしても飛び出してくるチビヤマメ軍団。仮に岩魚がいたとしても、この状況ではフライに出て来れないのは明白。う〜む、大量に放流されたのか?ちょっと見てみよう。
おもむろに、手にしていたデジカメを・・・
ざっぷん
いるわいるわ、ヤマメの大群。カメラを沈めると、驚いたヤマメが岩の隙間に逃げ込んでしまうので、実際は写真の2〜3倍の魚がいた。
なぜこんな事が出来るかと言うと・・・。
落札物その2。防水デジカメ オプティオのWpi。
2006年6月時点で最新機種はW10という機種だが、旧機種のWpiの方がサイズが二回り小さく、フライフィッシングで使うには都合が良い。W10の方が動画サイズが大きく、撮影可能枚数が多いが、その他機能は大差なし。200枚撮れるので釣りで使うには必要十分だ。
既にWpiは生産中止になっているので、欲しい人は在庫が無くなる前に買った方が良いかも。(こちら
からどーぞ。ちなみに初代のWPは、浸水したという話もチラホラ聞かれる。)
これほど稚魚が群れていると、普通のサイズを狙った釣りが出来ない。目の前に橋があり、おそらく橋の上から大量に放流したと思われたので、橋より10m程上流に移動して釣り再開。
案の定、稚魚は全く反応しなくなった。
少し釣り上がり、2m四方の小さなプールど真ん中にフライを浮かべる。ユラユラとナチュラルに流れるフライの真下から、黒い影が浮上してきて、ゆ っ く り と 「ぱくん」
サイズの割に元気な引きの岩魚。アマゴと比べておおらかな感じがする岩魚は、釣っていて楽しい。
堰堤まで釣り上がったが、この1匹以外は全て指サイズのヤマメのみ。それもそのはず、見える範囲で2名餌釣り師が先行していた。
上流のスキー場付近まで移動しようと思ったが、50m間隔で人が並んでいることが予想されたため珍棒岩のある支流(名前忘れた)へ移動。
しかし、ここも満員御礼状態で、入渓しやすい場所には必ず車が止まっていた。何故かフライフィッシャーが大勢。
人がいない所を探し、薮を掻き分けて入渓・・・しかし、すぐに先行者に追いついてしまい、川から引き上げる・・・はずが、道路と逆方向に上ってしまい、気付かず進んで山の中を右往左往(泣)。冗談抜きで「遭難」という言葉が頭をよぎった。
なんとか山から脱出し、再度人がいない場所を探して下流へ移動。魚影が見られたので民家のど真ん中の流れへ入渓。
ザバザバザバ。
・・・・!うっ!!
信じられない光景が飛び込んできた。それは、川底に定位する20匹ぐらいの岩魚の群れ。
濁りがあって上手く撮影できなかったが、上の写真だけでも7〜8匹の岩魚が群れている(濁りがある水中でフラッシュを焚くと、殆ど何も写らない。画像編集ソフトでかなり修正を加えたが、これが限界)。
これを狙わない理由は無い。
とりあえず、ドライを数投。全く反応なし。潔く諦めて、#16のヘアーズイヤーニンフを沈める。
反応はするが、食っては来ない。
ミッジが大量にハッチしていたので、#18のピューパを沈める。数回アタリはあったが、ヒットには至らない。これほどの魚影で食ってこないということは、フライがマッチしていないか相当スレている。
ふと後ろを振り返ると、岩魚の群れに気付いたルアーマンが「早く場所どけよ」という邪念を放ちつつ、コチラを凝視している。全く気にせずフライの選択に頭を悩ます。
・少々の濁りがあることから、黒っぽいフライが良いだろう。
・放流されてそれ程時間が経ってなさそうなので、アトラクター的な要素も必要。
ならば、と、取り出したのはビーズヘッドのガガンボ・ラーバフライ。
ショットを噛まして岩魚の群れのど真ん中に沈めてやる。一匹が反転し、インジケーターが引き込まれたので合わせを入れる。
苦戦しつつ、ようやく普通サイズ2匹目。魚は逃げずにまだ残っている。再びフライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
ヒット!
バレる・・。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
執念で2匹目。タナが若干あってない気がしたので、さらに20センチほど深い層にフライを流し込む。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
フライを流す。
ヒット!
もう一匹追加。余裕が出てきたので水中撮影。3匹釣ったところでふと我に返る「なんか、管理釣り場で釣ってるみたいだな・・・」
紳士的な管理人は、指をくわえて眺めているルアーマンに場所を譲る事にした。
が、既にルアーマンはどこかへ去ってしまっていた。あまりのしつこさに諦めたか?
昼になったので軽く食事を取り、本命の一色川へ。みんな昼食のために引き上げているだろうと思っていたが、甘かった。餌釣り、ルアー、フライと、どこを見ても川の中に人がいる。スキー場駐車場には車も5台ほど。
仕方が無いのでやや下流から入渓。
小型ながら数匹をさらに追加。普通サイズはトータルで10匹ほど釣れたが、水中撮影に失敗して載せられるような写真は殆ど無かったのが残念。
モニターを見ずにピントを合わせるのがこれほど難しかったとは。
失敗写真の一例。釣れるたびに5枚ほどシャッターを切るが、魚が枠に入ってなかったり全くピントが合ってない。
しかし、そんな事は想定済みで今まで使っていた128MBのSDカードに代わり、1GBのSDカードをしっかりオークションで落札しております。
水中の動画を撮影し、月替わりでトップに掲載する等にも使えるかと思いまして・・。
3時ごろまで釣り続け、睡眠不足で頭がフラフラしてきたので仮眠後、おとなしく切り上げることにした。
もし平日に来れて、長い区間を釣り上がる事が出来たら数もサイズも、もう少し良かったかと思う。豪雨災害から2年、ようやく復活してきた庄川に、今後期待したいところだ。
これのせいで人が増えた。自分もその一人