4/16 三重県
雲出川


金曜日の夜、天気予報をチェックすると週末の天気は土日とも雨。解禁日以降、なかなか天気に恵まれず釣りに行くことができない。

土曜日の朝、予報どおり雨が降ったので、釣りは諦めて一日中娘の相手。日曜日も雨の予報なので、夜遅くまでゲーム三昧。FF12、既に70時間やってるがまだクリアできんってドウイウコト?

日曜日の朝、目覚まし時計のごとく正確さで目を覚ます娘の泣き声と共に起床。ミルクを飲んで再び寝た娘を横に寝かせて、自分も二度寝。
9時ぐらいだろうか、掃除と洗濯を終わらせた嫁さんが不意に言った。



「あのさー、言い忘れとったけど、晴れとるよ」


ガバッ!!!

シャーー(カーテンを開ける)



お日様がコンニチハ。




ふざけんなーーーーっ!!  雨と違ったんかい!

くっそー。晴れると分かってたら深夜2時までゲームなんてしてなかったのに!(←オイ)

と思ってたら、「私、この子連れてオカンと遊びに行きたいんやけど、釣り行ってきたら?」とのお優しいお言葉。いや違う。遠まわしに「お前邪魔」と言われてるだけの気もする。

しかし、ゲームのやり過ぎで重度の睡眠不足の上、フライも巻いてない。今から行っても先行者に釣られた後だろうし、いまいち釣りに行く気になれない。

う〜〜む。しばし悩んだ末、シャワーを浴びて目を覚まし、朝飯食ってから一言。「行ってきます」「行ってらっしゃい」


+++


雲出川に到着したのは結局正午過ぎ。まずは解禁日に大量放流され、次の週には魚影が完全に消えていた橋の下のポイントを覗き込む。

すると、完全に魚影が消えていた流れに、多くはないがアマゴの姿を確認することが出来た。
7〜8匹のアマゴが所々で定位し、時折ライズも見られる。

「相当難しそうだが・・・・とりあえず狙ってみるか?」しばし観察。

すると、橋の下からスルスルッとフライラインが伸びてきた。残念ながら先客がいたようだ。


人が釣ってるのを上から眺めるのは結構楽しい

上流へ移動し川の中へ入ると、1週間断続的に降った雨の影響でかなりの増水。流れが速いので、見やすい#14のフライを結んで、流れの緩やかなポイントを大雑把に釣り上がる事にした。

しかし、20〜30mごとに反応はあるものの、ヒットしない。流れが速すぎて魚が追いつかないのと、すぐにドラッグが掛かってしまうのが原因なのは明らか。

おまけに、かなり強く雨が降ったようで、浮石が多くて冷や冷やさせられる。睡眠不足の自分には辛い状況だ。
100m程釣り、上手い具合に(偶然に)ナチュラルドリフトしたフライに、アマゴがピチッと飛び出した。

ボーズは免れた・・・。と言って良いサイズかどうかは、閲覧者の方に判断を委ねよう。

さらに釣り続け、ようやく2匹目。

・・と言って良いサイズなのかどうかは、閲覧者の方に判断を委ねよう(汗)

ちなみに、水温がビックリするぐらい低く手が取れそうだった。

時折吹き荒れる風に苦戦しつつ、フライを流していくと「バシャッ」と今までよりワンサイズ大きい反応。反転した魚影は推定20cm。
フライはまだ口に入っていなかったので、フライの水気を切り、フロータントを塗って再度キャスト。
速い流れの中からフライめがけて急上昇する魚影・・・・食わない。

再度キャスト・・・反応なし。

魚の鼻っ面目掛けてキャスト・・・反射的に魚がフライをくわえてフッキング・・!・・直後に外れる。

魚はまた定位置に戻ったが、さすがに偽物と分かったはず。投げやりにもう一度キャストすると、フラッと反応はする。

そんな訳で諦めきれず、20分ほどその魚を狙い続けたが、残念ながら釣り上げる事はできなかった。

 

その後、同じような小型を2匹追加してこの日は潔く諦めることにした。貪欲に狙えばもう少し釣れたかもしれないが、寝不足の体が言う事を聞かず、無理して釣り続けるのは危険と判断したためだ。

 

増水で洗われた渓は美しく、もっと魚がいてもいい川なのに・・と思いながら車まで歩いていると、軽トラに乗った地元の人と思われるおっちゃんが声を掛けてきた。

「どうや?釣れたか?」

「いやー、小さいのが3匹ぐらいでした」

「そうか。最近の雨でようやくアマゴが動き出したから、今日はよう釣れるはずなんやけどな」

「そうですかねー」

「ワシはもう少し下流の方で、朝から25匹釣ったで




Σ( ̄□ ̄ ;) マジ?



来週は早起きしよ。


トップメニュー釣行記>4/16 三重県 雲出川