4/1 三重県
雲出川


寒い・・・。


早朝5時、目を覚ましたが布団から出ることが出来ない。4月に入ったというのに、この寒さは一体何だ?

前日、最低気温が1度まで下がるとの予報だったが、見事に的中。
気配を察知して「むにゃむにゃむにゃ・・」と起きてしまった娘を、嫁さんがベッドまで運んできたので、しばし親子3人川の字になって2度寝。

娘の平和そうな寝顔を眺めてウトウトしていたら、8時になってしまった。赤ちゃんの寝顔は、時が経つのを忘れさせる魔力を秘めてますね。

 今日の予定は2度目の雲出川釣行。嫁さんは、実家の母親と妹、娘を連れて、女4人でなばなの里へ行くらしい。結婚前のように、一緒に釣りに来てくれるのは一体何年後だろうか・・?


車を美杉へ向けて走らせると、途中、青山高原の風車が設置された山々の山頂が、薄っすらと雪化粧していた。
雲出川へ到着しても同様で、少し標高の高い山の山頂は雪化粧。津市ではかなり雨が降ったが、このあたりでは雪がかなり降ったようである。

新たに完成したトンネルのおかげで少しだけ近くなった雲出川。前回、厳しいライズ狙いが楽しめた、大量放流ポイントに到着。川を覗き込むと・・・・「マジっすか??」

魚が1匹も見当たらん。ついでに釣ってる人も。

雲出川は3月下旬頃より、1週間おきに各支流が解禁するので、解禁直後でも1〜2週間ですぐに人がいなくなる。しかし魚も一緒にいなくなったのは今回が初めてだった。


嫌な予感を感じつつ、ロッドを繋いで川へ下りる。

今回、使うロッドは前回同様SAGE・TXL#2。ただし、ラインはウルトラ4の#3を使ってみることにした(前回はSAGEのQDT#2(クワイエットダブルテーパー#2))。
ライズの無いプールで1時間ほどキャスティング練習。結論から言えば、TXL#2は1番手ぐらい上のラインでも問題なくキャストできる。ついでに、QDT#2ラインは、通常のDT#3と同等か、それ以上の投射能力を持っている。

・・・書いててよく分からんくなってきた。つまり飛ぶって事ですわ(←コラ)

一通り練習を終えて釣り開始。橋の上で見ていたじーさんは、「フライってのは釣れねーな」と思ったに違いない。

釣り上がること2時間。


全く反応が無い(汗)


放流魚が釣り切られるのはよくある話だ。しかし、昨年大量に泳いでいた稚魚や、10センチぐらいのチビ達も顔を見せないってのはどういう事だ?年を越えて手の平サイズにはなってるはずなのに。

やはり急激な気温の低下が原因だろうか?

ところで、釣れない時の恒例で話を180度ずらしますが、結構多くの人が使ってるC&Fのパワーフロート、キャップが新しくなって使いにくくなったと思いませんか?

具体的には、穴が大きくなり必要以上に出すぎてしまう。何とかならないものかと常々考えてましたが、以下の解決策をあみ出しました。使ってない人はスルーしてね。

まずはキャップを開ける!(当たり前だろ)
で、ぐっとフロータントを穴から少し出るぐらいまで押し出す。
そのまま、フタを軽く閉める。写真はパチッと閉めてますが、軽くでいいです。
すると、フタの内側の出っ張りに丁度良い量のフロータントが付着するので、フタの内側にフライをこすり付けるようにフロータントを塗る。
手も汚れず、オススメです。

覚えてないけど、説明書には書いてなかったよね??(汗)

そんな豆知識を披露しつつも、魚の反応が全くない。もはやキャスティング練習の鬼と化す管理人。


「毒が流された」 「投網で根こそぎ獲られた」 「電気ショックで一網打尽にされた」 最近めっきり影の薄くなったイワイさんが、釣って釣って釣りまくってしまったなどなど、頭をよぎるのは嫌な事ばかり。

水面にはかなりの量のダンが流れていて、これでライズが無い理由が分からない。前回、餌釣り師が取り囲んでいた放流ポイントを何箇所も通ったが、居残りアマゴさえ見当たらない。

いつもなら川から上がって、一休みをしに車へ戻るポイントを何箇所も飛ばし、一気に釣り上がる。

しかし釣り始めて3時間、気温もグングン上昇し、汗ばむ陽気になってきた頃から少しだけ状況が変わってきた。


あまりの反応の無さに、既に無我の境地に達しつつあったが不意に「パチャッ」とフライに魚が飛び出した。
我に返り、ティペットを新品に交換してフライを確認。

再度流すと先程と同じ場所から、フライ目掛けて黒い影が急浮上してきた。

グングングン・・少し弱い引きだったが、無事ランディング。

絵の具で塗ったようなオレンジの斑点をした放流魚。しかし嬉しかった。

1匹釣れると不思議なもので、セミの抜け殻のようになっていた体に一気に気力が満ち溢れる。大場所しか流していなかった釣り方を改め、フライが届く範囲の全ての小場所に徹底的にフライを叩き込んだ。

 

それから状況は好転。コンスタントにフライに魚が出るようになった。
しかし、「ここぞ!」というポイントは完全に沈黙していたので、どうやら不調の原因は自分が釣る前に、既に数名の、おそらく餌釣り師が入っていたのであろう。

 

しかし、計ったように小型しか出ない。さらに上流へ進めば、餌釣りで釣り難く、魚影が期待できるポイントはいくつかあったのだが、4時間ぶっ続けで遡行したのがまずかった。

運動不足で足が全く言うことを聞かない。笑えたのは、腕は全く疲れていなかった事。毎日娘を抱っこしてるからか?(笑)

 

素晴らしい水質、そして昨年までは無かった水深。しかし、こういったポイントでは魚影は皆無だった。

逆に、大きなプールのほんの少し上流では・・・

ぴちっと釣れたチビアマゴ。今回の不調の原因は、先行者か低水温かはたまた・・・。
次回は放流ポイントではなく、年越しアマゴや準天然が狙える本命のポイントへ行きたいと思う。


おまけ 

有料河川が反対なので、ここは無料河川か?


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