10/1 三重県 管理釣り場
大安トラウトレイク


 夏季の休業期間(シーバスは放流していたが)を終えて、10月より大安トラウトレイク(以下DTL)がトラウトフィッシングを再開したので行ってきました。

残暑も続いており、日中の最高気温予想は26度。
厳しいのは最初から覚悟の上だったが・・・。(←・・・。で結果がどうだったか大体分かるね)

今年の大安トラウトレイクはシーバスを放流して夏季も土日は営業していたが、それ以外にも驚くべき変化が池に生じていた。

我が目を疑う魚影の濃さ。


ドライにだってバカバカ飛び出す魚。


一体何が起こったというのだ。

このブルーギルの大量発生は

15cmを超える個体は生まれて少なくとも3年は経っているはず(ブルーギルは意外と成長が遅い)なので、ここ2〜3年の間にギルが大量発生する原因があったはず(餌が増えたとか。個人的にはワカサギの稚魚かと思う)だが、何が原因かはハッキリと分からない。

ちなみに管理人がフライで最初に釣った魚はブルーギルで、平べったいので小さくてもよく引いて面白い。

とかく嫌われがちな魚だが、食おうと思えば食用にもなり、スズキの仲間だけあって意外と美味らしい。しかも日本に持ち込んだのは先々の皇太子殿下であり、宮内庁御用達の魚でもある。

もうちょっと人間から好かれても良い魚なのに・・と時々思う。増えすぎたのは魚の責任じゃないしね。

水面直下はギルと中型のブラックバスが占拠していたので、マスは水温の低い底付近にいると考え、タナを3mにすることにした。
フライをエッグに交換して、インジケーターを取り付ける。ティペットが長いので邪魔にならないよう「ポイっ」と水中に沈めておいた。


インジケーターを取り付け・・・・グググッ


!?なんかヒットしてる?


多分ギルだろう。メンドクセー、と思いながらロッドを持ち替え、強引に寄せてーー寄ってこない。デカイ。本腰を入れて魚のダッシュを捌き、寄せてくると・・



ニジマスだった(汗)

まさかこんな形で釣れるとは。嬉しさ半減。

しかし、底付近にいるのは間違いないようなので、底付近を徹底的に探ってみた。しかし、数回アタリらしきものはあったがヒットには至らず。

午後から放流があるとオーナーから聞いていたので、それを待つことにした。キャスティング練習を30分ほど続けて、飽きてきたのでブルーギルをフライで狙う。


ウヨウヨいます

1匹釣れると、水面でバシャバシャしている間に大群が押し寄せてくる。ドライで簡単に釣れるので暇つぶしにはなるが、胸に沁みるこの虚しさは一体・・?



そうこうしている間に、水槽を積んだ放流用のトラックが到着。

運転手兼作業を担当の人が手際良く準備に取り掛かる。それを見守るオーナーと常連っぽいお客さん。

太目のパイプを2本連結し、出口付近にはゴム状の太いホースのようなものをさらに取り付けている。パイプはなんかよく分からんがヒモのような物で縛って繋いでいるようだったが、あんな簡単な補強で大丈夫なんだろうか?

興味深かったのでカメラを向けてみた。



ガチャン・ガシャ。・・・ザーーーッ。

ホース状の先端付近から水と一緒に魚が出てきた(んだと思う。遠くて魚は見えん。)。

さらに勢いを増す水流。

次の瞬間!


ニジマス大噴火



ホースが外れたー!!
ダバダバ流れる水に混じり、護岸を転げ落ちるニジマス君達。悲惨の一言。魚好きには地獄絵図。
てゆうかね、素人目に見てもアレは外れるでしょ。20m離れた距離から見てても隙間が開きすぎ。

唖然と立ち尽くすオーナー。次にオーナーの口から出た一言は非常に重みがあった。
「か・勘弁してよ!」

そりゃそうや。

護岸に引っ掛かった魚が救出され、その後、継ぎ目からまた何度も噴火しかけてたが、無事放流は終了。

後でオーナーから「見てました?酷くないですか?あの魚達大丈夫かな??」
と言われたけど
「いやーーー・・。無事でない事だけは確かですねと、夢も希望も無い回答をした。


申し訳ないが、絵的には予想どおりの展開になったので、正直ちょっと笑った。(←コラ)


放流後の魚を狙ってみたがこれも反応は無し。中層の水温も25度あったようなので、もうしばらくは難しそうだ。


ちなみに、ルアーの方達は結構釣れていて、シーバスも何匹か釣れたようだ。フライで狙うならシンキングラインで遠投し、中層〜底をゾンカーで狙ったほうが良いかもしれない。

シーバスはメチャクチャ引くそうです。1回ぐらいは釣ってみたいかな?


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