5/2 三重県
雲出川
はい、ゴールデンウィーク釣行二発目〜!
何気に月曜日の釣行です。ん?仕事??ナンデスカソレハ???
3日前の「ザバッ」が忘れられず、性懲りも無くリベンジに行ってきました。今年の雲出川はでかいサイズが多い。そして、フッキングまではもっていくのだが、なぜか大半をバラしてしまっている。
今回の釣りの目的は、前回のバシッ!とザバッ!の2匹を釣り上げる事。ただこれのみ。前回は適当なフライの選択で、某SPポイントフックに泣かされたが、フライボックスにはもう某SPフックは入っていない。
勝てる!この戦、勝てる!
かくして、復讐の鬼と化した管理人は、再び決戦の地へ舞い戻ったのだった!カッコいい!しびれる!
家を出てくる時、嫁さんに言われた一言。
「小麦粉が無いから帰りに買ってきて」
かくして、お使いの鬼と化した管理人は、帰りに小麦粉を買う任務を任されたのだった!尻に敷かれてる!泣けてくる!
途中のポイントは全て無視し、大本命の堰堤の下流100m付近から入渓。3日ぶりのGW真っ只中の川は、さすがに少々スレ気味だったが、それでも指サイズ〜17センチぐらいのアマゴが飛び出してくる。
しかし、今はこいつらにかまっている暇は無い。
これはあくまでもリハーサル。堰堤に到着するまでに7〜8匹の小型を釣り、フッキングの感覚もバッチリだ。砂地に足跡もなく先行者もいない様子。
準備万端。これ以上のシチュエーションは滅多に無い。
ようやく堰堤に到着すると、前回のメイフライとは違い今度は#16程度のカディスがスーパーハッチ。下手に息を吸うと口に入ってきそうだ。
雲出川上流部は、他県の川と比べても水生昆虫がかなり多いが、今年は特に多い。大雨で流れが変わり、水生昆虫の生息に適した場所が多数出来たのだろうか?そして、その豊富な虫を食べたアマゴが、いつもの年より大きく育っている・・・?
疑問は尽きない。
しかし、今はそれどころではない。目の前に因縁のポイントがあるのだ。
そのままフライをキャストしたい衝動をグッとこらえ、念のためティペットをチェック。一箇所ウィンドノットができてしまっている。フライの結び目付近5センチぐらいの箇所も、少し磨れて痛んでいる。
一旦ティペットを全てカットし、6Xを50センチ、8Xを50センチ結び直す。フライを結んで軽く引っ張る・・・問題なし。
いざ、勝負!
3日前の借りを返しに来たぜ! いざ、リベン・・ジ・・・だ?
マジ?
3日前の「マジ?」とは全く違う意味で声が出た。
目が合った。
堰堤の真上に立って見下ろしてるオッサンと(滝汗)
イメージ図
管理人、その場で石と化す。
えーとね、簡単に説明するとこの堰堤、すぐ横の林道とほとんど繋がっていて、下のプールを簡単に覗き込めるんですね。
自分も堰堤の上流を釣った時は、帰りによく覗き込みます。
でね、堰堤の上から真下のプールを覗き込むと、ユラユラ泳いでる魚はスーーっと身を隠しちゃうんですよー!
アハハハハハハ(←声が乾いてる)
バカーーーーーッ!!(泣)
いなかった。あんな所に黄色いジャンパー着たオッサンなんていなかった。幻を見たに違いない。うんそうだ。きっとそうだ。
前回と同じく、堰堤ギリギリの影にフライをキャスト。さぁこい!バクッと食って来い!さあさあさあさあ!!
撃
沈
華々しく散りました。リベンジの男、俊は雲出川の藻屑と消えました。ル〜ル〜ルル〜・・・。
次にやる事といえば、
やけ酒(←オイ)
小遣い節約のために、発泡酒からさらにランクを落として飲む「その他の雑酒」の味は格別だった。
1時間ほど木陰で横になりなりながら、空を飛ぶトンビをボーっと眺める。幻の大物はまたしても幻となったが、次こそは・・・そういう意味では、この川へ来る楽しみが残って良かったかな?なんていうのは100%言い訳です。
酔いもさめてきた頃、支流へ突入。普段はあまり入らない下流付近をザッと探ってみる。
釣れるのは手の平サイズがほとんどだった。先程の堰堤と違い、この流れではメイフライがスーパーハッチ。
メイフライって、飛行中は前脚を伸ばして「ばんざい」みたいなポーズで飛んでるらしい。ちなみに、凄まじいハッチの量だったが、ライズは殆ど無くこの支流には既に誰か入ったようだった。
途中で釣れたヒレの綺麗な、艶かしい魚体のアマゴ。稚魚放流か、自然繁殖か分からないが、天然に近い成長をした魚だろう。
支流から移動して本流(正しくは雲出川の主要な支流の一つだが)へ移動。解禁日に放流があった場所へ入り、居残りと遊んでみる。
成魚放流された魚はまだ残っていた。割と良いサイズも釣れて楽しめたが、満たされない。まだ見ぬ堰堤下の大物を釣るまで、雲出川通いはもう少し続きそうだ。
今年は崩れた護岸工事が12月まで予定されており、少々濁りが入るのが残念だが、魚影が多く、梅雨明け以降にもこの川では良いサイズが釣れるので、今から楽しみだ。