5/8 岐阜県
庄川


「釣り、行きてーなー・・・。」


「あ、あのさ、私土曜日は出かけるから、釣り行って来たら?(^-^)」


「えぇ!? マジで??Σ(゜□゜)!」


「金曜の夜と日曜に用事済ませたら、別に構わんよ」

結婚式と新居の準備で忙しいここ最近、突然やってきたこのチャンス、速攻で天気予報を確認・・・晴れ!。風は・・・微風! 


気温・・・最低気温1℃!        ( ̄▽ ̄;)ま、なんとかなるだろ。


目覚ましを午前3時にセットして、早めの就寝。


PP・・PP・・P・・ガショッ! 「う〜ん。あと10分・・・。zzz・・・。」


ガバッ!「いかん!いつものパターンだ!と思いなおして起きてみたが、時刻は午前5時。おかしい。1分ぐらいしか寝てないつもりだったのに。

そんなわけでやってきたのは岐阜県庄川。

ちょっと増水気味だったが、濁りも無く、相変わらずの抜群の渓相。前回はヒドイ目に遭ったが、今日は期待できそうだ。


ヒドイ目に遭った前回


そして今回。

OH!春爛漫!

しかし、道の駅から一色川へ様子見で車を走らせたが、困った事が一つ。


人が多すぎる。


下手な管理釣り場も真っ青。餌釣り師が特に多かったので、嫌な予感。

とりあえず50m先に先行者がいるのを承知で入渓。


今回は、試したいアイテムが一つある。


ティムコ・ドライマジック!
¥1300!!

気になってる方も多いことでしょう。とりあえず実釣レポートといかせて頂きます。

【某名古屋市のフライショップ某店員氏へ私信
「人柱になる」とは言ったものの、帰ってからベストに取り付けて、なんか虚しくなりました。理由は下の写真です】





同じような商品、2個もいらんけど


C&F・パワーフロートVSティムコ・ドライマジック!
どちらもCDCに使える「さらっと」感が売り!なんか気のせいかデザインも微妙に似ているぞ!?

パワフロートが十分使えるフロータントなので、買うつもりはあまりなかったが、もしかするとそれを上回る性能かも、と思い思い切って買いました。


まずはドライマジックを塗って釣り開始。

ぬりぬり・・・。うーん、ちょっと(かなり?)固め。さらっと感は、・・・「さらっと」って言うより、「ギシギシ?」する。

文章だと表現が難しいが、例えばパワーフロートはお肌に塗ったとしたら(←どんな例えや)、「サラサラ、スベスベ」な感じ。化粧品でも使えそう。

一方、パワーフロートをお肌に塗ったとしたら、「つっぱる」感じかな?
ゴメンね。さっぱり分からないよね。

どちらもべとつきはしないので、CDCには使えるでしょが、ドライマジックはやや不向きのような気がする。





+++




1時間ほど釣り上がるが、反応なし(汗)

ちなみに、ドライマジックの浮力はまぁまぁ。驚くべき浮力ではないが、持続力はパワーフロートよりやや上の気がする。

色々な面で「この点に関してはドライマジックの方が上。しかしパワーフロートのこの部分は良い」という点があった。
別の機会で取り上げたいと思う。

一旦入渓点まで戻り、休憩。すると、単発ながらライズを発見。


1投目・・・ガバッ!・・・・・すっぽ抜け。「まだ大丈夫だ。多分気付かれてはいない」

2投目・・・バシャッ!・・・すっぽ抜け。「だ・大丈夫だ。落ち着け!俺!」



3投目・・・パシャッ!・・・すっぽ抜け。      終わった・・・。_| ̄|○


やばい。最近釣りに行かず家電・家財店ばかり行っていたので、ビックリするほど腕が落ちている。
午前中はボーズ。庄川では考えられない大苦戦。

昼飯を食べに道の駅に戻ると、気温が25度。イワナ釣りにはやや厳しい高気温だ。
たこ焼きを食べて、午後の部スタート。人が少なそうな下流の牧戸地区で釣り再開。


ドライでは厳しそうだったので、ルースニングに変更し、ビーズヘッド・ヘアーズイヤー#14を沈める。


・・・すぐさまインジケータが引き込まれ、ヒット!

モタモタした手ごたえ。コレは・・・間違いなくイワナだ!!







違った(泣)


よく見ると、バカでかいウグイが群れをなして泳いでいる。もしかしたら岩魚が混じってるかも、と思いフライを流すが、5匹ほど掛けたところで現実を悟る。

不意に、後ろから「スイマセン。明日釣り大会があって、今からこの近辺に魚を放流するので、場所移動してもらえないでしょうか?」と声がかかる。

密かに「ウグイでもコレだけでかいと楽しいな」とか思っていたが、切りも良いので場所移動。

かなりの量の魚を放流していました。居残りを狙ってみるのもまた、作戦の一つかと。



その後、上流へ移動。超メジャーポイントの支流である一色川で仕切りなおし。

周囲をよく見ると、黄色〜ベージュ色のメイフライやカディスがハッチしていたので、明るめのパラシュートで釣り開始。
この判断が大正解。


ようやく1匹ゲット!

危なかった。もう少しで岐阜県までウグイを釣りに来ただけという、とんでもない事態になるところだった。

午前中見た限り、スキー場周辺はかなりの数の釣り師が入っていた。大場所は場荒れしていると考えて、小場所を丹念に探る。

感じの良い淵などは、1回流して反応が無ければ潔く諦める。

そんな方法で、小型がポツポツ釣れてくる。サイズは期待できないが、ウグイに比べりゃ天国と地獄。


午後5時を過ぎたぐらいだろうか。日が傾き、それまで汗ばむ陽気だったのが、肌寒くなってきた。


フライをフローティングピューパに変更し、流れの奥をカーブキャスト&リーチキャストでロングナチュラルドリフト。

「パコッ」とフライが消え、寄せてくる。モタモタした手ごたえ。

「やべぇ・・ウグイっぽい」
と思ったが・・・

三重県ならLサイズのイワナをゲット。これ位のサイズがポンポン釣れたら楽しいのに・・。


気温が更に下がり、釣り続けるのが厳しくなってきた。何故なら着ていた服がTシャツ1枚。
上着は車に置いてきたので、取りに戻る気になれない。


我慢しながら次のポイントで、更にヒット!
最初スレで掛かったかと思ったが、キッチリ口にフッキングしていた魚は22p。

寒い。しかし反応は明らかに良くなっている。続けるか、終了するか、既に我慢比べ状態。

さらに1匹追加。特に目立ったハッチは無かったが、気温が下がったのが良かったのか、警戒することなくフライをくわえる。

しかし、寒さもそろそろ限界。次のプールで終了と決め、フライをキャスト。

バシッとあっさりヒット。これも中々良いサイズだった。庄川はやはりこうでなくてはいけない。
今年何回行けるかわからないが、やはりこの川は良い川だと思う。

今年は禁漁も9月上旬に短縮され、今年稚魚放流された魚が来年の春にどれだけ成長するか(持ち帰られずに残るか)今からとても楽しみだ。


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