3/14 三重県
櫛田川
前日の宮川に引き続き、日曜は櫛田川に向かった。
年1〜2回しか行かない川だが(理由はフィールド紹介参照)、三重県の中では宮川と並んで渓流釣りの盛んな川である。
昼前に櫛田川に到着し、食堂へ日券を購入しに立ち寄った。
『遊漁証ください』店のおばちゃんに話しかける。
『はいはい。年券ですか?』
『いえ、日券でいいです。はい、1000円』
ガサガサ・・(箱から遊漁証を出している)
『えーっと、はいどうぞ、2000円です』
・・・。
・・・・・・。
『は?』
『エ?日券ですよね?2000円って書いてあるけど・・?』
『え?えっ!?? 日券は1000円じゃないですか??』
『えーと、これにも2000円って書いてあるけど・・』
Σ(゜□゜)!ほんまや・・
『ちょ、ちょっと待ってください。コレいつから値上げしたんですか?確か去年は1000円でしたよね?いきなり倍は高すぎませんか?』
奥からおじさんも登場し、こう言った。
『ま、年券なら2回釣り来たら元取れるし、一年間4000円で釣り放題なら安いんじゃない?』
ごもっともだ。
結局2000円の日券なんてバカらしくて買う気が起きず、年券を購入したが、この後の店の人とのやり取りと、自分の意見を後述する事にする。
と言う訳で、今回の『釣り』の話はかなり割愛させていただきます。
結論を先に言っておくと、管理人は櫛田川の方針に対しては、不愉快かつ怒りを感じてます。
解禁より1週間過ぎた櫛田川。まずは波瀬地区まで移動し、小学校付近から川へ入る。所々で流れの中をユラユラ泳ぐ魚影を確認できたが、かなり近づいても逃げもしない。
解禁から相当いじめられたか、放流時のショックで弱っているのだろう。当然、フライには全く反応しない。
上流へ釣り上がると、数名のフライフィッシャーがプールで腰をすえて魚を狙っており、一声掛けつつ追い抜いていく。
小学校から200mほど上流まで来ると、僅かながらライズしている魚を発見。かなり大きな虫がハッチしていたので、#16のパラシュートをキャスト。
盛期のように、巻き返しや岩の陰から何度もアタックがあったが、上手くフッキングせず、なんとか2匹を釣り上げた。
上の2匹は完全な放流魚だったが、岩陰からひったくるようにフライをくわえた魚は、去年からの居残りか、朱点の色の薄いアマゴだった。
通常なら誰も行かないような細い支流があったので、宮川に引き続き、櫛田川でも突入してみた。下流は完全に『溝』のようだったが、上流へ行くとそれなりに水も増えてきた。
小型ながら、2匹をなんとか釣りあげた。画像では見えないが、右のアマゴは横川吸虫がビッシリ寄生していて、痛々しい限り。(準)天然の証と言うべきか、高水温の弊害と言うか・・。
そして、昨年に引き続き、またも猿に遭遇。いやー、おさるさんかわいいな(^-^)
・・・ってそんなことはどうでもいい。本題はここからです。
前述のとおり、櫛田川の日券はいつの間にやら2000円になっていた。
放流が倍になったわけでもない。もらった案内にも値上げの理由は書いてない。宮川の年券も100円値上げしたが、毎年送られてくる案内状には、しっかりそれが明記されていた。
どういう理由で日券が倍額になり、年券も1000円値上げという超強気経営方針になったのか、是非聞きたいものだ。
今回、管理人は解禁直後と言う事もあり半日(正確には4時間)で5匹という釣果だったが、これを多いと見るか、少ないと見るか、人によって異なるだろう。
ただし、渓流釣りである以上「ボウズ」という確率は決して低くない。
年券を買える地元の人間ならまだしも、県外の方や、管理人のように「たまには行ってみたい川」というファンを、櫛田川から締め出してしまう事にはならないだろうか?
高速を使って、遠い所からやってきたはいいが、釣れずに2000円だけ払って帰路につく・・・あまりにも悲惨な気がする。
店の人も言っていたが「なら年券を買えば良い。2回来たら元が取れる」これは合理的かつ正論のようで、実は全くの見当違い。
そもそも、我々が年券を買うのは「釣っていて楽しい。また何度も来たい川」だからであって、「お得だから」ではない。
遠くからやってきた人が、2回で元が取れるから年券を買うと本気で考えているのか?櫛田川漁協。
まずは日券で釣ってみて、楽しい川だったから、次ぎ来た時年券を買う。
これが遠征組みが年券を買う順序だと思う。
今このページを見ている閲覧者の方々にも問いたい。
「高速道路を使って初めて来た川で、釣れるかどうか分からないのに4000円の年券を買う気になるか?」と。
実際、年券を買った管理人の感想はこうだ。
『日券はバカらしくて買う気になれないので、仕方なく年券を買った』
買った、というより”しぶしぶ買った”とか”しょうがないから買った”または”買わされた”という後味の悪いものだった。
日券を買う客を、年券に誘導するのが狙いだろうが、あまりにも値上げの仕方が露骨じゃなかろうか?
自分が好きな川に、岐阜県の庄川があるが、過去ログを見ていただいても分かるとおり、何度か安い日券で楽しませてもらって、「この川の年券なら是非欲しい」と思ったからこそ、初めて他県の川の年券を買った。
岐阜の川は、日券が平均900円ぐらいなので、遠出する我々には非常にありがたい。他県の渓流釣りファンに、しっかり門戸を開いてくれている。
三重の渓流を閉鎖的なものにしないためにも、櫛田川漁協には考え直してもらいたいものだ。
p.s このサイトの各県名をクリックし、次のページの「渓流釣り」をクリックすると、各漁協の遊漁証料金が見れます。
(※三重県宮川は、日券1600円となってますが、4月から1000円になる)
大雑把に、青森県を見ると、日券がなんと・・!(実際確認して見てください)
少し南下して長野県だと日券が平均800円ぐらい。岐阜で900円ぐらい。
突然バカ高くなるのは滋賀県・奈良県で、日券2000円が当たり前。奈良なんか平均2200円ぐらいになっている。
四国・中国地方と高額日券(四万十川なんて日券4000円で年券6000円。何が何でも年券買わす気ですな( ̄▽ ̄;))が続き、九州に入るとまた日券は500〜1000円になる。
櫛田川漁協は、悪い友達の真似をしているのだろうか?
文書で抗議してやろうかな?俺も出すって人がいるなら、メールで要望書書いて送ってください(笑)