3/8 三重県
宮川
画像編集に失敗して、写真が一部を除いてかなり小さいです。


 仕事が忙しく、絶望的だった週末の釣りでしたが、なんとか無理矢理行ってきました。

天気予報では、多少冷え込むが雨の心配はなさそうだったので、10時に津を出発。
解禁して1週間の宮川へ向かった。


宮川村へ到着すると・・・








そこは

雪国だった・・・( ̄□ ̄;)

 これだからアメリカ製の気象衛星は当てにならん。(半分壊れかけてるのを、月々ウン千万円で借りてるんだっけ?)
多分ウチのばあちゃんの予報のほうが当たる。享年89歳。いや違った。御年89歳。まだまだ元気。


まぁ、全く釣りにならないほどガンガン降ってるわけではないので、宮川漁協へ行って年券を購入・・・しようとしたら、解禁直後の日曜の、さらに昼間だというのに事務所は閉まっている。


やる気





あんのか





宮川漁協!



仕方ないので下流へ移動して食堂で年券購入。大雑把に本流を見て回ると、数箇所でライズがあった。

ルアーマンがライズめがけて投げていたので、再度漁協の駐車場まで移動。もらった地図を見て、非常に気になるポイントがあったのでそこへ移動する事にした。

道路からは少し見えにくい所にある橋。なぜこの橋が気になったかと言うと・・・


なんて縁起の良い名前



この「岩井橋」の表札に手をかざしながら、

『ロングティペット・リーダー』

『I’s3』

『ペレットフライはマッチ・ザ・ベイト!』

と3回呪文を唱えると、雪だろうが台風だろうが、ライズが必ず起こります!


いや、本当に。いつもバカな事ばかり書いてる当サイトですが、これは本当です。


儀式を済ませ、橋の下を覗き込む。

『さ〜て、ライズはあるかなー♪』










ポツポツポツ・・・

・・・。



・・・・。


「ライズしてる・・。」



「てゆーか、ボコボコライズしてる・・・。」









恐るべし!岩○先生の
神通力!!

「どうせカワムツだろう」

と思った瞬間、バシャッ!


「うーん。紛れも無くアマゴですねー(汗)」


しかも、誰もいない。
コレは狙うしかないと思ったが、川へ降りる道が無かったので、橋を渡って反対側から薮を掻き分けてなんとか入渓。

 水面には#22ぐらいのミッジのアダルトが少し飛んでいて、流れの淀みには#20ぐらいのミッジのシャックが多数。


#22のフローティングピューパを結んで、釣り開始。コフーコフー。ついつい鼻息が荒くなる。

しかし、突然雪が強まってきた。フライはおろか、自分がキャスティングしているラインの軌道さえ見えない。
ヘタすりゃmy後頭部をフィッシュオンしかねない、デンジャラスな状況。(余談だが、管理人は昔、右耳たぶをフィッシュオンした事がある。バーブ付フックだったが、根性で引っこ抜いた←オイ)

沈めようとも思ったが、目の前では安定したライズ。何が何でもドライで釣りたい。

 妥協策として、フライから20cmぐらいのところに小さなインジケーターを取り付けた。が、雪の勢いは更に強くなり、インジケーターさえ見えない。ライズは続いていたが、フライを食ったのか普通にライズしただけなのか判別不能。

気がつくと、自分の右半身に雪が積もっていたのでしばし雪が収まるのを待つ。


しばらくして、少しだけ雪が小降りになったので釣りを再開。



ライズ目掛けてフライをキャストっ・・・・・!出た!・・・インジケーターに(泣)


「でかいフライの方が良いかも」と思い、フライを#16のパラシュートにサイズアップ。

再度ライズにキャスト。


バクッ!


今度はフライに出たが、すっぽ抜け。

落ち着いて別のライズにフライをキャスト。


バシャッ!


何とか1匹。22cmぐらい。

よっしゃ!何とか釣れた。次! と思ったが、雪はスキー場のような本降りとなり、#16のパラシュートでさえ全く見えない。

仕方なく、水面直下をソフトハックルで探ってみたが、「ゴン」というアタリが3〜4回あったものの、フッキングに至らず。(放流直後のため、動くものを上手く食えないためか?)


雪は降り続いていたが、ライズはずっと続いている。合羽を持ってこなかったので、服はベトベト。手は霜焼けの一歩手前。
長良川に引き続き、何とも未練の残る釣りとなった。






目の前のライズをどうする事も出来ず、天を仰ぎ呟いた。


「岩井橋・・・。 I’s3でロングティペットリーダーなら、釣れていただろうか・・・?」












空から岩○先生が、不敵な笑みを浮かべながら見下ろしていた。


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