2/21 岐阜県
長良川支流吉田川
仕事がちょっと忙しく、解禁日から20日たってのリベンジ釣行となりました。
前日、金曜日は仕事を終えて帰宅してからフライを巻いて、午後9時には三重を出発、岐阜で一泊の予定・・・のはずが、名古屋で会議があり、御丁寧に懇親会まで開いていただいたおかげで、特急乗って帰宅したのが夜の9時(泣)。
しかもタダ酒を浴びるほど飲んできたので、フライなど巻ける訳が無く、そのまま風呂に入って午前4時まで寝る(仮眠?)。
眠い目こすって岐阜に向け出発。吉野家の牛丼が本当に販売休止になった事実を実際に見て涙しながら、まず到着したのは旧美濃橋。
一昨年は、新美濃橋にかけて結構ライズがあった記憶があるが、今年は全くダメ。
長良川中央漁協管内は、今年はかなり厳しい模様。
的を郡上漁協に絞って各ポイントを観察。
途中コンビに寄って日券を購入。店員曰く
『今日は解禁日より人が多いです。朝からスゴイ売れてます』
『へー。そうですか』
この日の美並村〜八幡町の予想最高気温は14〜16℃。皆考える事は同じらしい。
『で、帰りも店に来た皆さんは”魚がいない!”って言うんですよね。全然釣れないみたいです』
『まぁ、そうでしょうね』
『毎年鵜に食われて釣れないのに、皆さん遠い所から何しに来るんでしょうね?あっはっは!』
黙れ小僧
今から釣りする気満々の客に言うセリフじゃねーだろ。
嘘でもいいから『昨日はバンバン釣れたみたいですよー!』て言って!(泣)
相戸堰堤・美並橋上流。ライズはポツポツあるが、道路の気温計は3℃。雪白でやや濁り気味。ここに来て急激に眠くなり、1時間仮眠。
目が覚めても、状況に変化なし。
八幡町まで移動して、各ポイントを見て回るが、郡上大橋〜町裏は、人もいなけりゃ魚もいない。
しかし、八幡大橋〜旧ビール工場裏は違った。
あるよ・・・ライズがあるよ・・・。しかもボコボコとね。
こうしちゃおれんと、早速ロッドをセットして、八幡大橋すぐ上流へ薮をかき分けて入川。その途中、顔めがけて飛んできた虫をキャッチ
サイズにして#22〜24ぐらい。極小ではないが、ボディはかなり細い。虫も分かったので10Xティペットに#22のフローティングピューパを結んで、ロールキャストで(バックスペースが全く無い)第1投。
あっさりヒット( ̄▽ ̄;)
オイオイオイオイ!もしかして今日はSpecial happy dayか!?
なんと言っても、
目の前では、相変わらずボッコボッコライズしまくり!!
それ次だ! ヒット!2匹目。 次!・・・・またヒット3匹目。
いやー、まいった。爆釣とはこの事を言う。立て続けに5匹ほどを掛けて、しばし考え込む。
なぜお前が釣れる?
もしかして、このライズの大半はカワムツ??
嫌な予感は的中し、次から次へ釣れてくるのは全てカワムツ。
そこで、俺は決心した。
『ライズ全部釣ってやれば、1匹ぐらいアマゴが混じるだろう』と。
そして、鬼神の如く勢いで釣りまくる。
#22だと面倒臭いので、#16にフライを変更し、片っ端からライズを狙う。時々15p程のカワムツも混じるが、アマゴは釣れず。
ふと気付くと、対岸の餌釣り師・橋の上のフライフィッシャー・少し離れたポイントで釣ってる人達が、みんなこっちを見ている。
突き刺さる熱い視線に「そんなにジックリ見ちゃ・・イヤ」(カワムツだから) 「お願い・・見ないで」(カワムツだから) 「電気消して・・・」(カワムツだから)と、身悶えしながら釣り続ける。(最後はなんだ最後のは)
しかし、ザバザバザバ・・
終了
橋の上で見てたオッサン、川の中へ。
ま、カワムツがほとんどだから良いんだけどさ、このライズが全部アマゴだったら、ダブルホールでトライアングルテーパーをあなたの後頭部に突き刺すよ?
釣り師の心得その1・ライズしてる時は無闇にウェーディングしない。
人が多いところでやったら、喧嘩になるかもしれません。
案の定、ライズは沈黙したのでビール工場裏まで移動。ポツポツとだがライズはある。
よく見ると、水面を流れてる何かを食ってるようだが、ミッジではなくやや大きい虫のよう。ふと見ると、虫がパタパタ飛んでいる。
速攻でキャッチ。
種類は分からないが、小型のカワゲラ。さっきのライズしてたカワムツも、#16で釣れたので、実は結構な量が流下しているのかと思い、CDC1枚のみで作る、オリジナルのブラックカディス#16をキャスト。
なんとか2匹目。その後、手を変え品を変え粘ったが反応は厳しかった。唯一、#30のミッジピューパを沈めてバラシが1回。やはり相当いじめられている。
その後、休憩を兼ねて八幡大橋からライズを観察。かなりの数のアマゴ(シラメ)がユラユラ泳いでいて、時々”ポツッ”とライズしていた。
逆にカワムツは”パシャッ”と言う感じの目立つライズをしていた。
これは個人的な憶測だが、アマゴ・シラメは小さなライズリングで、カワムツが派手なライズリングを作っていたのかと思う。
食ってる虫が違うのか、捕食行動の差なのかは分からないが、見た限りではそうだった。
キャスティングが出来る釣りを求めて、相戸堰堤に移動。
多数のフライフィッシャーがロッドを振っている。
美並橋真下から200mほど上流まで、散発ながらライズがあった。
『吉田川のほうがライズ多いのに・・』と思って眺めていたが、橋の下で釣っていたフライマンに目が釘付けになった。
画面左側の人、何が凄かったかと言うとズバリ『釣る』のである。見ている間に3匹アマゴをヒットさせ、バラシを入れたらヒットした数はそれ以上。
更に驚いたのは、綺麗にロングキャストそして、恐らくソフトハックルだと思うが、ツッツッツ・・と引っ張ってくる間に、90%そのフライをアマゴが追ってきてるのである。
フライが着水する時の波紋を見る限り、フライは極小。ミッジピューパかもしれない。
キャスティング時のループも非常に綺麗で、見ているだけで勉強になる人だった。
暗くなってきてこの人が帰ったので、同じようにミッジピューパで水面直下を引っ張ってみたら、『ゴン』という手応えが2回あった。今度行く時は小さなソフトハックルを試してみたいと思った。
とりあえず、2匹釣れたので結果としてはまぁまぁの1日だったと思う。