9/7 三重県
宮川


 前日に庄川へ釣りに行って、翌日また釣りへ出発。金土日と釣り漬けの日々。彼女が研修だか勉強会でいないので、今週末は糸の切れた凧のように、あっちへフラフラこっちへフラフラ。


自由って素晴らしい(←コラ)




今回の目的は釣りが半分、宮川の水中撮影がもう半分。

やたらデカイ、防水プロテクターに入れたデジカメを首にぶら下げ、宮川ダム上流の父が谷へ入渓した。


山深い

打ち捨てられた重機の場所まで車を進め、少し下流から斜面をヒーヒー言いながら下る。川まであと20mという所で、川の中に人が一人立っている。

しばし呆然。こんな場所でも先行者に苦しめられるのか。

戻るわけにもいかず、とりあえず川へ降りて挨拶。すると『ここより少し上流まで釣ったけど、それ以上はやっていないからどうぞ。』と場所を譲ってくれた。

素直にお礼を言って、準備にかかる。しかし・・『少し上流って一体どれほど・・?』
その人は装備がかなり整っていたので、多分俺の『少し上流』とは感覚が違う。かなり上流まで釣る事にして、釣り始める。


大場所では反応が無かったが、小場所でパシャッとフライが消えた。

初の水中撮影アマゴ。ウーン綺麗(←自分で言う)サイズなんてどうでもいい(←言い訳)

良い感じの小滝があったので、カメラを沈める。


潜水開始。ゴポゴポ・・

しかし、深すぎて『』しか写らなかったので、良い撮影ポイントを探してもう少し上流を目指す。

この辺りで、渓の様子が変わっている事に気が付いた。『こんな所に、こんな大岩あったっけ??』『もうそろそろ、あのプールがあるはずなのに・・??』

あまり入らない谷なので、詳しく覚えていないが、大規模な土砂崩れもしくは大水が出た模様。浮石が多く、かなり大きな岩でも”グラッ”ときて冷や冷やした。

岩にしがみついて無理矢理登る。登りたくは無いが、帰り道も厳しいので、少しでも川から上がりやすい場所を探しながら岩を登る。

記憶に無い小滝がいくつも増えていて、その都度フライを投げる、が反応は厳しい。

このサイズはたまに釣れたが、良形は影さえ見えない。しばらく行くと、良い感じのポイントがあったので、カメラを水中へ。最大までズームして、流れ込み辺りを撮影。もちろん勘です。

撮れた写真を見て『ん?』。拡大してよく見てみると・・・。

魚影を確認! しかも結構居る。こんな使い方があったとは!カメラをロッドに持ち替え、フライをそっとキャスト。

チビが1匹あっけなく釣れる。しかし、もっと大きいサイズがあと数匹居る事はわかっている。
『コソコソ隠れていないで出て来い!!』







なんて言っても出てきてくれるはずはなく、華々しく撃沈。やっぱり源流部のアマゴは危険を察知すると一目散で隠れるらしい。


もうしばらく釣り上がる。しかし、ガクガクガク・・足が・・・あがらねぇ・・・。


無理して登ってきたためか、体力が限界に近づいている。これ以上は危険と判断して、林道の位置を確認し、30mほどの斜面を一気に駆け上がる。

登りきった時にはマラソンを走り終えたかのような疲労感。
最後に、父が谷へ行かれる方、注意してください。以前は厳しいながらもルートがありましたが、かなり石が動いたようです。
良い感じのポイントも出来ていましたが、落ち着くまで無理はしないほうが賢明かと。



ついでにプーさんにも気をつけよう。


『ハチミツで魚が釣れるのか?』


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