6/14 三重県
雲出川
天気予報は6時から雨。しかし、最近の予報は元FBI捜査官の推理並みにあてにならない。『雨は必ず降る』という覚悟で、久々の三重県雲出川へ。
数日の雨の影響か、川は若干増水気味。
フライはブラックアント#16。いつもの場所から入渓し、ハイペースで釣り上がる。時々フライに反応がある。10分ほどして、自分の体にある異変が起こっている事に気がついた。
アマゴのスピードについていけねぇ・・!
皆さんご存知のとおり、ここ最近は岐阜方面へ遠征してのイワナ釣りにはまっていました。1テンポ遅らせて、フライに魚が出てもぐっと我慢して・・というフッキングを心がけてイワナを釣って、帰ってきたら思い通りに動かないよ。マイハンド。
魚が浮き上がってくる・フライが飛沫の中に消える・ライズリングが広がる・しかしまだフッキング動作に入っていないマイハンド。
彼女がこんな事してたら間違いなく『遅すぎるっ!!』って檄を飛ばすんですけどね、自分で情けなくなるぐらいの遅すぎる反応。
魚が水面に浮上してくる際の磁場の乱れを察知し、視神経が『あ・魚が出た』と思った時には既にフッキングが完了している、反射神経と直結してフッキングを行う、かつて『閃光』と呼ばれた我が右手は一体どこへ?(←こういう文章は書いてて楽しい)
最近工事が完了した砂防堰堤を越えると、途端に反応が増えた。しかし、空振りは続く。延々続く。
バレた場合はフックが悪い・フライのバランスが悪い・ロッドが悪いと言い訳できるが、フッキング出来ないのは言い訳できない。
イライラしながら釣り上がる。カワムツを数匹掛け、ようやく勘が戻ってきた。
いかにも魚が付いていそうな小さな落ち込みの脇にフライをキャスト。
パシャッとフライが消えた瞬間、ピシッと決まったフッキング。
ようやく1匹
雲出川では(三重県では)中型。やれやれボーズは免れた。雨が降りだし、さらにペースをあげて釣り上がるが、フライが沈んでしまうぐらいの本降りになってきた。
小さな反応があり、軽く合わせると手の平サイズ。
綺麗なアマゴ。2年後にまた逢いたい。