お薦めのツールあれこれ


 今更言うまでもないメジャーなツール、単品で取り上げる程ではないが、使えるツールをまとめて紹介。

主に初心者を対象としています。

価格に関しては『こんなものがこの値段?』と思うような物もありますが、価格相応の価値があると思えるものを紹介しています。


 発売以来、アッと言う間にグローバルスタンダードに登りつめたティムコのセラミックボビン。
TMCフックと並び、ティムコの名を一躍世界に広めた名品。

従来の金属製チューブを使用したボビンは、新品でもスレッドが引っ掛かり、切れることが多かったが、セラミックボビンなら相当強いテンションを掛けてスレッドを巻いても、切れる可能性は極めて小さい。(無茶すりゃ切れるぞ)


価格に関しては¥1500〜¥2000(マスターボビン)と、決して安くはない。
しかし、タイイングの入門セットなどに入っている単価¥500程度の金属製チューブのボビンを3つ揃えるなら、これを1つ買ったほうが遥かにお得。タイイング技術向上にも大きく影響する。

バイスは安物でもなんとかなる。しかし、これだけはケチってはいけません。
まだ金属製ボビンをお使いの方、これからタイイングツールを購入する初心者の方。

とりあえず黙って2個買っとけ


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 マリエットハックルプライヤー。見ての通りハックルがねじれることなく、水平に巻くことが出来る。

通常のハックルプライヤーでも構わないが、いくつかハックルプライヤーを試した中で、気が付いたらこればかり使っていた。

いつも思うが、缶ジュースの栓に形が似ている。(どうでもいい)

挟む力が比較的弱いので、ニンフのリブなど強く巻き上げるのにはあまり向かない。
ハックルを巻くのを中心に、パラシュートパターンを多く巻く方にはかなりお薦めですが、取り扱っている店をあまり見なくなりました。

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 マリエット製品その2。シザーズ。

切れ味は当然として、この製品は指を入れる穴が大きめで使いやすい。

CMRリールやこれらのツールなどから、マリエットのフライ関連製品は結構好きなのだが、最近あまり元気が無い。


スミスのホームページもフライ部門が消えてるようだし、ちょっと心配です。
K○Nクラフトみたいな事にならないといいが・・・。


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 どこのメーカーのシザーズだ?と思うかもしれません。ハッキリ言うと分かりません。
あえて言えばダイソー。
そう、100円均一の眉毛手入れ用のはさみである。

上で紹介したマリエットのシザーズは確か¥1000以上したと思います。当然このハサミは¥100。
『そんな物、切れ味良くないだろ』と思われるかもしれません。正直自分もそう思っていました。


 ところが、試しに使ってみるとこれが意外。結構ちゃんと切れるんですわ。CDCのファイバーを一本みじん切りに出来るぐらいの精度と切れ味はあります。
管理人がこれら100円均一のハサミを使うのは、ズバリ『管理釣り場用フライ』を巻くとき。
管理釣り場のフライは多くの場合、ウェイトを巻き込んだり、リブ用のワイヤーを巻いたり、金属系のマテリアルをよく使います。
多くのタイヤーは、ワイヤーや硬いものを切る時はシザーズを使い分けていると思いますが、これだと気にせずバッツンバッツン切れます。

ワイヤー用だと思って、一度買ってみて下さい。結構使えます。


 TMCタイイングブラシ。価格相応の価値があるかは微妙な商品。

先端部は金属製のブラシになっていて、ニンフのレッグに使われるラビッドファーかき出したりするのに使います。

MSC・リーチ・シルエットのあいまいなフライを作る時に使いますが、ニードルでも出来る事です。
利点はピックアウト時に、スレッドを切ってしまう事が少ない事、ニードルに比べて広範囲を一度にかき出せるので作業効率が上がる事です。
¥1300の価値があるかは、かなり微妙。年中、色々なフライによく使うツールではあります。買って損はしないけど、すごく得したとは思えない。
先端部のブラシは、へたってきたらペンチで引っこ抜き、ホームセンターで売ってる金属ブラシ(デカイ歯ブラシみたいなやつ)の一本をはめ込んで、瞬間接着剤で固定すればいくらでも復活します。
 これを買った後の気分は・・・あれだ、電動歯ブラシ。「確かに頻繁に使うけど、なんでこんなに高いんだろう?」


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 TMCハーフヒッチャー。
最大の特徴は先端部に付けられたカッター。
タイイング終了後、ハサミを使わずにスレッドをカットできる優れもの・・・と言いたいところだが、どうがんばっても1mmぐらいスレッドが余ってしまうので、#18以下のフライでは結局仕上げのハサミが要ります。

大型のフライ、管理釣り場など大量生産する時はかなり役立つ。

スレッドをカットする際テンションをかけ過ぎると、カットした衝撃でハーフヒッチがほどける事があるので、注意が必要。
そんな訳で¥1200の価値があるかと聞かれると、『それなりに』としか答えようが無い製品。気が付いたらこれでスレッドカットしてるのでやっぱり便利なのかも。
普通のハーフヒッチャーだと思えば滑りもよく、よく出来たツールです。Sサイズがお薦め。残念がら、現行品にはカッターが付いてませんので、やっぱり不評だったのかも?


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 でました、C&Fデザイン製アイテム。

単品でも取り上げるほど、C&Fの製品には素晴らしい物が多い。
気が付けばドライフライボックス以外は全てC&F製品になっていた。

そもそも、これがツールか?と言われたら・・・・

まぁ・違うだろうな(開き直り)


通常のニンフボックスはウレタンフォームにフライを刺して固定するが、C&Fのボックスは切れ目が入っており、フライを『挟んで』固定する。
これだけの説明だと、すぐ外れそうに聞こえるがその心配は『刺す』タイプに比べるとかなり少ない。
見た目も綺麗に整頓でき、お薦めのフライボックス。

ミッジフライ用ボックスは小さなフライが固まりになるのを防ぐ粘着性のあるシート、スレッダー(フライにティペットを素早く通せるアイテム・これだけでも素晴らしいアイテム)などが使われており、アイデア満載の製品。

価格はいずれも高めだが、相応の価値は十分ある。特にニンフ用フライボックスは、変なボックスに無駄金使うなら最初にC&Fを買った方が良い。
フォームに刺し傷が付かないので、中古であってもオークションで高値で売っ払う事が出来るのも魅力。(←おい)

C&Fデザインの商品に関しては、管理人は賞賛を惜しまない。

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その他、順次追加していく予定です。


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