3M Scientific Anglers
ウルトラ4 フライライン
(DT−3−F)
箱の写真載せても意味ないですが・・
最初に言っておくと、特にお薦めというアイテムではございません。かと言ってダメなアイテムというわけでもございません。
つまり、『わざわざレビューするほどの物では無い』というのが結論です。
はい、おしまい。
で終われる訳がない。とりあえず、メーカーが謳っている宣伝の文章をご覧ください。面倒くさい方は太字の部分だけで結構です。
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つまり、要約すれば『メンテナンスフリーで浮力も潤滑性も持続する。ヘタなドレッシングはするな!そのまま使え!』って事になるかと思います。
なんと心強いお言葉でしょう。これぞフライフィッシャーが待ちわびた一品。他社の追随を許さないプロのアイディアの結晶と言い切るぐらいです。コレぐらいの性能は当然かもしれません。
で、ちょっとお話があるのですが・・・。
ごく普通に沈みますけど?
アイタタタタ・・・。
”最も沈みやすい先端部分の浮力をアップさせています” あ。・そう?シンクティップのラインを間違えて買ったかと思いましたよ?
でも、クリーニングパッドで軽く水気を拭いて、数回フォルスキャストすればある程度浮力は回復します。スゴイ、スゴイ!さすがマイクロバルーン!
スゴくねーよ。
その程度の浮力なら、ウルトラ3でもシュープリーム2でも、果ては現在バナナの叩き売り状態のケンクラフトのラインでも大差ないと思いますが。
潤滑性に関しては・・・普通(←オイ)
引っ掛かりが無く、滑らかな気もするが、他社のラインと劇的な差は感じられない。耐久性に関しては中々良く、2シーズンほど使っても浮力の低下はあまり見られない。この点は評価できると思う。「乾質」なので、ラインを痛める砂やゴミの付着が少ないためかもしれない。
話は変わりますが、お薦めのツールで紹介しているC&Fのパワーフロート、これはフライラインのドレッシングには最適です。
もったいなくてあまりラインには使っていませんでしたが、普通に沈んでくださるウルトラ4に使ったところ、これが浮く。メチャクチャ浮く!しかもサラサラ滑る!!
で、何の話だっけ? ウルトラ4? あーウン、普通のラインですよ(←どうでもよくなってる)
一番最初は結構よさ気に感じたが、新品のフライラインがよく浮いて滑るのは当たり前の事で、性能の持続力という点では他のラインと大差なし。ウルトラ4を『ウルトラ3です』と渡されて、違いがすぐわかる人はおそらくいまい。このラインのメリットは、その耐久性による年単位での浮力の持続性だと思う。
つまり、過剰な期待はしないほうが良い。
ティップが太くなった影響か、若干ループにトルクが増した。が、これは好みの問題なので良くなったとも悪くなったとも言えない。
結論:値崩れ起こしてるウルトラ3を買うのが吉。
以上!