WATERWORKS LAMSON
ラムソン・ライトスピード


 ラインを巻きとめておくのが主な目的で、滅多な事が無い限り、さして高機能を必要としないフライリール。

日本の普通のフィールドで釣るなら、まず間違いなく高性能なドラグ機能は不要。
管理人がフライリールに求めるのは、1丈夫さ 2軽さ 3デザイン。実際、この3つでフライリールを選ぶ人は多いかと思う。

海釣りやバス釣りとは異なり、フライフィッシングは山岳渓流で岩をよじ登りながらの釣りとなる事も多く、1の丈夫さはかなり重要。
ビンテージ物のリールは別として、1万円以上も出せば、まぁそれなりに堅牢なリールは市場に掃いて捨てるほど出回っている。

ここで問題となるのは2と3。この条件を満たすリールは、意外と少ない。
3は思いっきり個人的嗜好の問題なので、アレがカッコいい、これはダサいなんて言うのはナンセンス。
「デザイン」と言う単語からは10光年ほど彼方に位置する、デザインセンスのかけらも無いこんなホームページの管理人が意見を述べるのは、彼女いない歴=年齢のチェリーボーイが、恋愛相談会をするぐらい危険なことかもしれない。

だが、そんな管理人が声を大にして「カッコいい」と言いたいリール、それがラムソン・ライトスピードだ!


ちなみにスモークカラーです

#4のフライリールに、バッキングラインを100yd巻く事の無意味さにようやく気付いたのか、ここ最近の新製品フライリールは、かなりの確率で・・・と言うか、ラージアーバーしか出てないんじゃないの?って感じ。
もう、ラージアーバーでお腹いっぱいです。

が、その弊害としてデザインは似たり寄ったりの物ばかり。カッコ良い悪いは別として、これでは楽しみが半減する。

その点、一見してラージアーバーには見えず、機械的にも生物的にも見える艶かしいデザインのライトスピードは、その存在感を強烈にアピールし、所有する喜びを与えてくれる。

管理人が特に気に入ってるのがこの裏面のデザイン。
一部では亀とかUFOとか呼ばれているが、なんか、こう、蛍光灯に照らしつつ、斜め下からマジマジと見てしまう魅力がある。アリ・ハートデザインのリールを初めて見た時もそうだったが、背中にゾクッとくる、大胆だが洗練されたデザイン。

長々書くとアホみたいなので中立・公平な視点からハッキリ言うと、大好きなんです。こういうデザイン。(←思いっきり偏見です)
頬ずりしたくなるね。(変態ですね)


と、ここまでならただの変わったデザインのラージアーバーフライリール。わざわざこのコーナーで取り上げた最大の理由は、その性能。

まず、軽い。(軽さは性能じゃねー!というツッコミは無しで)モデル1(#1〜3ラインクラスに対応)でその重さは、約106g。
管理人が使ってるモデル1.5(#3〜5ラインクラスに対応)でも約113g。同クラスの通常のリールと比べれば、10〜30gぐらいは軽量です。
ご承知のとおり、フライロッドはリールをロッドの一番下に装着しますので、数十gの差は一日中ロッドを振ってると結構大きな差(疲労)となって表われます。

「このロッドは、ちょっと持ち重りが・・・」というあなた。原因はロッドではなくて案外リールかもしれません。


そして、冒頭で「フライリールに高機能はあまり必要ない」と書きましたが、実はこのリール、かなりの高性能っぷりを発揮してます。
無段階で調整可能な、ベアリングを使ったドラグシステムは、構造の詳細な図を見ても、何故こんな単純そうなシステムで、滑らかかつ強靭なドラッグ性能を発揮するのか理解できない。

ちなみに、スプールはこのように裏側から親指でグッと押して外します。スプールのリリースレバーはありません。
管理人がこのリールを買う時一番気になったのはこの点で、「釣ってる最中に突然外れたりしないか」でしたが、心配無用。車を走らせていて、突然タイヤが外れるぐらいの確率だと思います(三○社製の車を除く)

スプールを外すとこんな感じで、ドラグシステムは写真右側の”筒”の部分に完全密閉されており、完全メンテナンスフリー。無論ソルトもOK。
それ以前に、下手にグリスなどをさすと性能低下に繋がるらしい。
付属のゴムパッド?を使って(素手で外すと、多分ギア部分で指を怪我する)ギア部分を回せば中身を見れるが、何かトラブルがあった時や、巻き手を変更する時意外は触らないほうが無難。


と言いつつ分解

右巻き・左巻きの変更は、写真左下の銀色のパーツを裏返す事で可能。未確認だが、出荷時は左手巻きに設定されてるらしい。

そして、最後のにして最大の特徴はその丈夫さ!
陽極酸化被膜処理(アノダイズド処理≒アルマイト加工)という、ガンダムにも使われてるコーティングが施されています。(←オイ)

※実際は軍用マシンガン

管理人は高価なリールでも、割りと平気で川原の石の上にガッツンガッツン置いてますが、確かにほとんど傷さえ付かないですね。
感覚としては、チタン製のジッポライター。よーし、全然説明になってない。

画質が荒いので細かい傷は見えにくくなってますけど、落としたりしなければまず大丈夫でしょう。強度的には従来の白色(Type3コーティング)の方が上らしい。(写真のスモークカラーはType2コーティング。これでも十分頑丈)

難点があるとすれば、最も小さいモデル1でも、#3ロッドにはやや大口径な事。

ラージアーバーだから当たり前なんでけど、日本の#3ロッドには見た感じ、ちょっとバランスが悪くなる。巻き上げスピードとか巻き癖が付きにくいって事を考えたら、見た目なんかより遥かにメリットが大きいのですが・・・。

ジャパンモデルとか、そんな感じでモデル0.5とか発売してくれないだろうか。



+++

噂に聞いて密かにかなり期待してたティムコ初のオリジナルリール「オラクル」が、あまりにも平々凡々なデザインだったことにショックを受けて2日間寝込んだ私としては、もう一個ライトスピードを買うのもありかなとちょっと考えている。デザインに安定感を求めたのは別に良いが、新製品なのに新鮮味が全く無いのは残念。


これで残すはC&Fデザイン。
あの会社なら、似たり寄ったりのデザインが溢れるフライリールの業界を、あっと驚かせるデザインとアイデアを詰め込んだリールを造ってくれるんじゃないかと、実は結構期待している。(ホントにお願いします)


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