9/23 三重県 雲出川(発眼卵予約)
9/24 三重県 安濃川(放流下見)
発眼卵の調達と放流場所の下見を兼ねて、雲出川と安濃川へ行ってきましたのでご報告。
最近、仕事とプライベート共に超多忙で、禁漁前の記念釣行は実に慌しいものとなった。まずは美杉(村)に向かい、発眼卵の受渡日を確認。
2回目となれば慣れたもので、交渉はものの5分。「配送するよ」と言われたが、送料が勿体無いので「取りに来ます」と即答。しかし、昨今のガソリン代高騰を考えると、実はあまりお得にはなってないかも。
前回はこの打ち合わせだけで3〜4回養魚場に通って手順を確認し、何度も電話したが信頼関係ってのはありがたいですな。
せっかく来たので、当然今年最後の雲出川での釣りも楽しむことにする。
今回は全てニンフ系フライを使い、沈めての釣りとなった。
実は、今更ながらボールマーカーの効果を試しているので、その確認の意味もある。
このマーカー、おさきっちゃん(←誰やねん)が提唱するだけあり、かなり良いシステムかもしれません。キャスト時の違和感は殆ど無く、確かにドライと同じ感覚でニンフを使える。マーカーの感度も抜群。ちょっと見難いけど、重たいフライでなければ管理釣り場で抜群の効果を発揮しそう。
そして、キッチリ釣れます・・・・・が、マーカーに食いつく魚が60%を超える(汗)
そういう時はドライ使うべきなんだろうな、きっと・・。
ちなみに、オリジナルでなくてもUVシーラーと手芸センターのクッション用発泡ビーズを買えば、いくらでも代用できます。UVシーラーを使わない方法も、他のサイトでいくつか紹介されてますな。
うひょ〜〜〜〜(ヨダレ)
養魚場の様子。多分採卵待ちの個体だと思うが、この時期、こんな魚が自然河川にも溢れてたら・・・。今回注文した5000粒は、親魚何匹分だろうか。失敗しないよう気をつけたい。
翌日、放流先である安濃川へ下見に向かう。釣行記では登場していないが、来るたびに流れが変わっとる。昨年と比べてさらに土砂で埋まってしまった感があるし、10年したら砂に埋もれて消えるんちゃうか、と心配になる。
放流ポイント絞込みのため、ウェーダーをはいて本格的に調査釣行。下流部はかなりの魚影でカワムツが泳いでいた。ここ2〜3年ほどあまり姿を見なくなったオイカワやタカハヤも微妙に復活気味。
今回の放流場所として目星をつけているポイント(前回放流ポイントよりやや上流)に差し掛かったので慎重にフライを流す。
数少ない「ここぞ!」という流れにフライを落とすと・・・バシャッ!
で・でかい(汗)
20センチは超えてる。しかし、2回目の反応は無かった。
さらに次のポイント。水深50センチはありそうな、2m四方のプール。この川では超一級のポイントだ。
いつもなら手前から探っていくが、チビアマゴが飛び出す心配も無いので核心部にフライを落とす。
どこからともなく魚影が現れ、一気にフライをひったくって行った。
21センチ!
感動。
そして毎度の事ながら、頭を抱える。
「漁協が無くなったのが3年前。しかし、放流自体はその1〜2年前で止めたらしい。じゃあこの魚は3年魚?天然魚?大きめで血のように真っ赤な朱点は、どうも養殖場育ちの面影がある(※)。俺が放流した稚魚が1年でここまで成長するはずは・・・・ないよね?(汗)」
※アマゴの朱点は養魚場で与えられる飼料(ペレット)に含まれるカロチノイド色素(アスタキサンチン)含有量で変化する。飼料の原料であるオキアミ(さらに元を辿ればその餌となる植物性プランクトンや珪藻類)などの甲殻類に多く含まれるが、コレを多く与えると身がサーモンピンクになり、商品価値が上がる。(日本人は赤身好きだからね。本来白身の魚でも、ピンクがかってると喜ぶってどうなん)
従って、朱点の濃淡・密度は餌となる甲殻類の量で左右され、弊害として養殖アマゴは異様に朱点の色が濃い個体が多い。養魚業者が悪い訳ではない。
う〜ん。やはり、どうも私以外に放流してる人がいるっぽい。
数年前は突然ニジマスが釣れた時があったし(故意か間違えたかは分からんが)気のせいではなさそう。地元の釣り師か旧漁協の組合員かは分からないが、確認する術が無い。
第1回放流は、成長した稚魚を殆ど確認できなかったので、今回はもう少し流れの緩いところを選びたいと思う。