アマゴ発眼卵放流記
2005年12月18日 三重県 安濃川
〜途中経過報告とペットボトル観察記
その2


テレビで大寒波襲来のニュースが流れる土曜日、2度目の観察に行ってきました。

放流ポイントに到着すると、薄っすらと雪化粧。肌を突き刺すような寒さの中、ウェーダーブーツトイレ掃除用ゴム手袋を装備していざ、川の中へ。

バイバート・ボックス周辺に落ち葉などはなく、水の通りは良さそう。石をどかして覗き窓を開けて・・・。

空になっとる!!(゜0゜)



と思いきや、よく見ると孵化した稚魚が片側に固まっているだけだった。

指でボックスをトントンすると、ウニョウニョ動き回る稚魚たち。元気そうでなにより。

現時点で明確に確認できる死卵は3個ほど。まだ孵化していない卵が3粒。見えないところにも死卵があると思うが、ボックスに900粒は入れたので、生存率が98%を超えている。
全滅や良くても孵化率50%を予想していたので、これは嬉しい誤算。

心配していた下段へのスルーも順調なようで、上段と同じく奥に固まっているようだ。(ボックスを動かせないのでよく見えない)

しばらく観察していると、稚魚の行動が気になった。

何匹もの稚魚が「逆立ち」状態で頭をネットの隙間に突っ込んで下に行こうと頑張っている。しまった、下段へスルー用の穴をもう少し開けておけば良かった。

これもちょっと誤算。


一方、管理人の家でペットボトルの中に入って生活してる3匹は・・

それはもう、過保護にぬくぬくと育っているので、ヨークサックも小さくなり、色も黒っぽくなってきた。(もう1匹は高速でグルグル泳ぎ回っていて写らず)

こいつら自然の川で生きていけるのかだろうか・・・。旅立ちの日は近い。


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