水中からの光景


 今年は行っていないが、夏休みになると宮川や雲出川へ泳ぎに行く事がある。

水中眼鏡を付けて潜ると、小さなアマゴが群れている様子を見かける事があり、なんとか写真に収める事ができないかと思っていた。

少し前よりオークションを始めたので、このカメラSONYのサイバーショットU60を狙っていたが、¥25000を切る事はなく、諦めていた。


水中で撮影できるカメラ、または防水プロテクター(ハウジングと言う)の購入を真剣に考え始めたのは、彼女がスキューバ・ダイビングのライセンス(Cカードとか言っていた)を所得したからだ。

彼女は自分と同じデジカメ(富士フィルムのF401)を使っているので、ハウジングを買えば共有できる。
釣りのついでに水中写真を撮る機会も、ダイビングも、毎週行けるわけではないので、半額ずつ出し合えばお得だと考えていた。

しかし、甘かった。水中撮影用のハウジングって軽く¥30000以上はしちゃうんですよね。ちなみに、F401なら、今なら多分3万で買えます。カメラ本体より高価なんです。
色々探してようやく2万以下の店を探し、先日購入。ウキウキ気分で海パン穿いて川へ向かった。


コレが水中撮影用のハウジング。かなりゴツイ

水深40mまで潜れるらしい。まぁ釣りでは使わない性能ですが、ダイビングでは使うでしょうな。


潜水開始

ゴボゴボゴボ・・・。精密機械であるデジカメを水の中に沈めるのは少し勇気がいる。なんだかとってもいけない事をしているのが快感(←変態)


お魚さんの日常風景

どうですか?なかなか綺麗な光景じゃないですか? 渓流の透明度ってのは、やはりかなり高いですね。

ところが、写真撮ってて問題発生。それは液晶が見えないこと(当たり前とか言うな)
自分の頭も水中に沈めるというコロンブスの卵も真っ青なアイデアが浮かびましたが、そうするとベストも服もパンツも(←オイ)脱がなきゃならんわけで、あくまで『釣りしながら水中撮影』が目的の自分にはできない。

従って、以下の写真は全て勘による撮影。ダイビングに使う彼女のほうが、この商品の機能を十分に活かせる事が確定。

これで半額負担は不公平な気がする。


斜め上を撮影

水中からの写真を撮る事ができたら、是非とも確認したい事があった。
それは『フィッシュ・ウィンドウ』別名トラウト・ウィンドウ。詳しい説明は省きますが、水深50センチに定位している魚には、自分の頭上に直径1mぐらいの円状の『窓』があり、その窓を通してのみ水面上の世界が見える、あとは屈折や反射の関係で、・・・ってやつです。(ヤフーとかで検索してください)

上の写真だと写真上部に薄っすらと木の緑が見えています。


流れ込み付近

最も魚が付きやすい白泡の切れ目。流れが早く、水面上の様子は全く見えない。


下向きに撮影

逆に水底は、流れが早くてもかなり綺麗に見える。俺が魚だったらゴチャゴチャ見難い水面よりココで餌探したい。


ライズ!

水上に飛び出すようにライズした魚には、こんな光景が見えているのかもしれない。魚眼だともっと広範囲が見えるかもしれませんが、ま・気分だけでも。

もう一つ確かめたい事、それは『フライの見え方』
C&Fから水に浮かべたフライを下から見えるツールが発売されてますが、やっぱり自然の川で見てみたい。

そっとフライを浮かべて、バシバシ撮影。

これは#16のパラシュート・アント。ウィング(インジケーター)はオレンジ色だが、反射によって全く見えない。光の加減で映りこむ事もあるみたいだが、ど派手な色でも問題ないかと思う。

今回の水中撮影で思ったのは、予想以上に水面上は見えないということ。特に流れ込み付近にいる魚の場合、流れによる乱反射でなおさら見難いはず。

逆に、少し沈んだフライは抜群に見やすく、『半沈み』のパターンは、特に釣り上がりにおいて有効なのではないかと思う。

また面白い写真撮れたらアップします。


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