エルフのかかった病気&治療 カメを診察してもらえる病院を探しておこう! |
カメの健康は飼い主さん次第!なぜなら、大体の病気は飼育環境やお世話の仕方に左右されることが多いからです。病気かな?と思ったらすぐに病院へ連れて行きましょう。 |
<カメ蔵の失敗>
2004年の夏、2匹の子ガメが我が家にやってきました。ろ過装置をつけ、週1回の水がえをしながら育てていましたが、段々と子ガメ達は動きが鈍くなり、餌も食べずにじっとしているようになりました。そしてついに1匹はあの世へ・・・。そしてもう1匹の子ガメ(エルフくん)も衰弱していました。よく観察してみると、甲羅は柔らかくなっていて、水に入っている時にはコケ状のものがゆらゆら浮かんでいました。半ば諦めていたのですがとにかく病院へ・・・。2軒目の犬猫病院でカメを診察してくれる病院へたどり着きましたが、あまりに重症だったため、「この分では多分無理でしょうねぇ」との診察結果でした。幸いカメ蔵の渾身的な看病により、エルフくんは奇跡的な生命力でメキメキと回復!!今ではすっかり元気になり、餌もガツガツ食べています。
エルフのかかった病気は”細菌性皮膚炎”だったのですが、その原因は水の汚れによるものでした。下クチバシはすでに腐っていて(気づかなかった・・)、獣医さんに薬を塗ってもらっている最中に下クチバシがずれてしまい、結局数日後には取れてしまいました。今では下クチバシが無いものの、口のまわりは再生しているので大丈夫です。すごいっ!
いっい湯だな、あははん♪ 〜 |
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お外に出してちょーだーい! |
<九死に一生 病気の治療方法>
細菌性皮膚炎
手足の指の部分に炎症が発生。左右の甲羅(わき腹かな?)にカビのような潰瘍ができました。
口内炎
口内がただれ、食欲減退し、治療時に下クチバシがとれてしまいました。
甲羅潰瘍
元気になった後にエルフは脱皮して、甲羅の1箇所に穴が開いているのを発見しました。治療時の抗生物質の投与で治ってしまったものと思われます。
中耳炎
最近カメの耳は鼓膜が直接皮膚の表面にある事を知りました。ふと病気の時の事を思い出したのですが、片方の首の一部が赤く変色していました。これが中耳炎だったようです。
治療方法
ビタミン、抗生物質の投与。(1日2回直接口から飲ませる。)
潰瘍及び皮膚炎の発生している所を、ヨウドチンキの薄め液を浸した綿棒で消毒し、壊死した部分を除去して抗生物質の軟こうを塗布。(1日2回)
軟こう塗布後は、水に戻さず2時間程乾燥させました。
上記の治療方法を1ヶ月続けた結果、エルフは見事に生還!!但し下クチバシは再生しないため、カメ蔵はこの事を非常に後悔しているようです。病気の原因は、全て水質の悪化がもとと思われ、カメさんにとっての水の大切さを実感しています。
*死んでしまったもう1匹のカメは、外傷は全く無かったので、汚れた水を飲まなくなり、脱水症状をおこしてしまったものだと思います。エルフよりもひとまわり小さい子ガメだったので、体力的に弱かったのかもしれません。