症状から見た対処法

嘔吐


他に症状が無い場合
 吐いたものが透明〜黄色の泡状、液状、または食べたもので、回数が4〜5回程度までなら、しばらくそっと様子を見ましょう。毛の固まりを吐くこともあります。これは生理的嘔吐と言って、猫ではよく見られることです。1時間ほどしたら、少量の水や食事を与えてみて、なにもなかったようにけろっとしていれば、まず問題ないでしょう。
 水を飲んでも吐いてしまったり、吐き続けているようなら、早めに病院へ。 

 
血が混じる・茶色い・ソース状の嘔吐
 重度の胃腸の障害が考えられます。食事は与えない方がいいでしょう。下痢を伴う場合は、重度の脱水(体の水分が減る)を伴うことが多いです。急いで病院へ。
→下痢

 
食べたがるが、吐いてしまう
 食べたがるが、食べてすぐ、あるいは、しばらくすると吐いてしまうということを繰り返している場合、胃腸の通過障害があるかもしれません。元気はあっても、食べて吐くということをくりかえしていると、それだけで脱水していってしまいます。食事は与えないで、急いで病院へ。

 
熱っぽくはないですか?
 猫の体温は、人間より2度ほど高いので、普段でも触ると暖かく感じますが、耳の先まで熱かったり、呼吸がいつもより速い場合は、熱がある可能性があります。その場合、早めに病院へ。

 
その他の嘔吐
 その他の嘔吐の原因としては、尿毒症、中毒などが考えられます。いずれにしても、検査と治療が必要なので、早めに病院へ。