高知・岡山・広島 
   
     
       
二日(高知→尾道)
 今日は午前中雨模様の予報。バスに乗っていては,時間がもったいないので,ホテルからタクシーにて桂浜へ向かう。途中から結構降ってきた。浜の近くでは今年の台風で座礁した大きな貨物船を曳航する作業をしていた。桂浜では傘をさして龍馬の銅像まで行く。バスツアーの一団に混ざって,解説を聞く。浜の土産物屋の2階で朝定食を食べる。ホテルの朝食はバイキングで2千円以上するから,この方が良い。
 晴れていたら,高知城周辺を歩こうと思っていたが,雨がやみそうにないので,気持ちが定まらないままタクシーに乗る。タクシーは個人タクシーで,運転手と話をしていたら,龍河洞方面で,3時間1万円で話がついた。高知→岡山の南風というJRの特急に乗る事にして,その時間まで観光する事にした。龍馬エクスプレスというバスも時間が合えば速くて安い。残念ながら12,13時台が無かったので諦めた。
 タクシーの運転手の話では,近くに出来たイオンのおかげで,はりまや橋周辺の繁華街にかげりが出ているとの事。いずこも同じです。 
 今年の台風のすさまじかった事を聞きながら龍馬歴史館へ立ち寄る。ここは蝋人形館で,龍馬の一生の26場面が展示されており,解説を読みながら進むと,龍馬の生涯が分かるようになっている。蝋人形はリアルで,いささかグロテスク。絵金の屏風絵や他の蝋人形の展示もあった。
 時間があったので,1ヶ所ぐらいどうかと勧められて,28番札所の大日寺に立ち寄った。巡礼姿の人たちが真剣にお参りしているのが印象的であった。若い学生風の巡礼も3組ほど見かけた。巡礼のブームは続いているようだ。
 龍河洞に着いた。20年ほど前に高知大学で某学会が会った時に,今は亡きTさんと訪れて以来であったが,前回の記憶はきれいさっぱり無くなっていて,初めて見たような感じであった。沖縄の玉泉洞や秋芳洞にも行ったが,そことは違った良さがあると思った。狭いヶ所が多く,ルートがほとんど登りだったせいもあって,柔軟体操とトレーニングをやらされた感じで気持ちが良かった。時間があれば,冒険コースというのも良さそうだ。
 土佐山田駅にてタクシーと別れ土讃線の特急に乗る。これは初めての体験。吉野川上流の渓谷沿いに進むが,大歩危・小歩危の辺りは,急流下りのカヌーやゴムボートが多数見られ,メッカとなっているようだ。台風の増水の後もそこかしこに見られ,すごかったようだ。池田町のグランドには船が置き去りにされていた。
 瀬戸大橋でJR四国からJR西日本に変わり,乗務員も替わった。天気も良くなり,良い景観だ。レンタカーで橋を渡ってもよかったかなとも思う。
 岡山駅に着き,タクシーにて後楽園に行く。天気は回復して良くなった。綺麗に手入れされていて美しい庭園だ(写真)。これで,兼六園と偕楽園に続き二人で3大庭園を訪れた事になる。 
 
    
   彼岸花が綺麗だった(1600X1200)
 新幹線で新尾道まで行き,タクシーにて2日目の宿,千光寺山荘に着く。ここは典型的な古い日本旅館。部屋や風呂からは尾道湾を見下ろして景色が良い。