劇場版
仮面ライダージオウ
Over Quartzer

□詩島剛/仮面ライダーマッハ

 何か顔がふくよかになりましたね・・・。
 一度はソウゴ達の記憶を失ったのに、それが無かった様に終盤では行動しているのが謎です。

□カゲン/仮面ライダーゾンジス

 変身前がキョウリュウブルーに似ていると思ったのですが、パパイヤ鈴木でした。パパイヤ鈴木の名前くらいは知っていますが見ても「あ、パパイヤ鈴木だ!」とは理解りませんでしたなぁ。
 変身する時にJサインを見せたのでモティーフはJなのかと思いましたが、Jだけではなくシン、ZOとの混合なのですね。

□ショウゲン/仮面ライダーザモナス

 カゲンがキョウリュウブルーに似ていると思ったのですが、此方は正真正銘キョウリュウブラックだったそうです。言われてもキョウリュウブラックの顔なんて覚えていませんなぁ。
 ゾンジスがJモティーフかと思ったので此方はZOなのかなと思いましたが、パンフレットを見ると此方はアマゾンズなのですね。成程、平成ライダーに括られない同時期のライダーを拾ったのですか。面白いです。

□物語前半

 過去へ飛び織田信長と出会うのですが、現代に伝わっている歴史が創作に過ぎないと言うのを分かり易く表現し、それがちゃんと現代のジオウパートへと繋がっていて巧い構成です。

□王座に座ろうとするソウゴ

 ウォズが明らかに怪しい王座を用意したのにソウゴは満更でも無さそうですし、ゲイツも和やかに見守っているのが可笑しかったです。

□ウォズ/仮面ライダーウォズ

 実はウォズがソウゴを利用しているクォーツァーの一員だったのですが、少し前にテレビシリーズ本編でスウォルツの軍門に下った振りをしていたので、またウォズが敵に回る展開かと辟易しました。

□仮面ノリダー

 登場した瞬間、劇場が大受けだったのですが同作を見た事が無いミオさんには何が何だか分からず困惑するばかりでした。もしかして南光太郎かなとも想像しましたが流石にこんなに小汚いおっさんではないでしょう。選ばれなかったがどうのこうのと言い出して何となく察せられ、帰宅後に調べて矢張りと確信を得ましたが好ましくない要素でしたなぁ。

□常盤SOUGO/仮面ライダーバールクス

 (見た目が全然違いますが)リボルケインとか持ち出していましたが、パンフレットでデザインを見るとブラック及びブラックRXがモティーフみたいですね。

□仮面ライダージオウ オーマジオウフォーム

 とうとうジオウが魔王の力に到達した瞬間でして、変身した瞬間は昂揚しました。その勢いのままに、ゾンジスとザモナスを同時に瞬殺して欲しかったですなぁ。それくらい鮮烈なデビューを飾るに相応しい形態だと思うのですよねぇ。

□Jライドウォッチ

 また巨大化がJの能力にされていると文句を言うところなのですが、本作に関して言えば言わば“仮面ライダーJと言う概念”ですからね。本来の設定ではなく番組の特色や視聴者の印象も含めた結果なので、それならJの力で巨大化するのも頷けます。

□その他のライダー

 仮面ライダーGや漫画版仮面ライダークウガなど手当たり次第盛り込まれていました。毒手がどうのこうの言っていたのは理解らなかったのですが、仮面ライダーブレンみたいですね。もうまさにお祭りですな。

□仮面ライダーゼロワン

 公開前からガンガン見せていましたし冒頭から出ていたのでガッツリ物語に絡むのかと思いましたが、例年通りの顔見世でした。ヒーローらしからぬおちゃらけた声に幻滅しましたが、昨年のジオウに対しても似た様な事を思いましたなぁ。

□生きていたウォズ、現代に残ったゲイツとツクヨミ

 最早何が何だか理解りません。

□総評

 話は滅茶苦茶でしたが良きにつけ悪しきにつけ、これぞジオウ、いや、これぞ平成ライダーと言うべき映画ですね。白倉伸一郎が手掛けたからこそ出来た作品です。隙の無い完成度からは程遠いのですが、平成ライダーを締め括るのにこれはこれで良いでしょう。楽しかったです。
 それにしてもつくづく思いますが、平成から令和への改元を誰よりも楽しんでいるのは仮面ライダーですよねぇ。これだけ好き放題すれば満足でしょう。

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(19.07.28)