劇場版
仮面ライダーゼロワン
REAL×TIME


□仮面ライダー滅

 心を知ったばかりですから興味津津で他人にも心を要求している滅が可愛いです。

□ゼロワンとゼロツー

 イズが或人と同時に変身、しかもゼロワンとそっくりなゼロツーと言うのが無性に燃えました。ゼロツーに入っている赤が、イズが変身すると女性のアイコンに見えるのが面白いです。

□バルカン、バルキリー、サウザー、滅、迅

 『ゼロワン』を全面的に称賛はしませんが、一年間積み重ねただけあり登場人物の個性は際立っており、揃い踏みした時の存在感は中中のものです。演者にも貫禄が付いていますしね。この辺は『セイバー』と比較する事で分かり易いです。
 ただ戦闘で固有の能力や玩具的なギミックが使われなかったのはつまらないです。敵のデザインが使い回しで引き立て役として不充分と言うのもありますな。サウザーとか敵だった頃のあれだけ憎たらしかった強さでもっと猛威を振るって欲しかったですなぁ。

□「纏めて面倒を見てやろう」

 直前の『セイバー』も含めてギャグ全般が滑り倒していて劇場がクスリともしなかったのですが、最後に垓が無視される場面はほんの少しだけ、耳を傾ければ辛うじて聞き取れる囁き程度の笑いが起こりました。

□伊藤美来

 出演する事は事前に知っていたのですが失念しておりました。最初の方にあったニュースの読み上げがそれだったでしょうが気に留めていなかったです。しかし最後の方にまた出番があり其方はちゃんと確認出来ましたわ。昨日もハロハピサークル放送局で見た顔です。

□総評

 ゼロワンと仮面ライダーエデンの戦闘から始まりまして、てっきり最後の場面を冒頭でちらっと見せてから時間を遡って経緯が語られるのかと思いました。しかしそうではなくそのまま物語が進んだのには、『セイバー』ほどではないにせよ置いてきぼりにされた感はあります。粗はそのくらいでその他は概ね良く出来ていたと思います。『ゼロワン』にあまり好意的ではない小生でも、久し振りに主題歌を聞いて胸が熱くなるものがありました。

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(20.12.19)