大室家
dear friends

□総評

 映画の出来については前編同様ですから不安はありませんでしたしそれに足る内容でした。上映時間の短さは不満ではありますが、前編で慣れて覚悟が出来ていたので改めて驚いたりはしません。
 こころの出番が殆どなかったのが残念でした。勘違いしていたのですが後編たる本作が題名は『〜freends』なのですね。見ていて友人連中の出番が少なく姉妹が中心に思われましたが、『〜sisters』と言う題名なのだから当然と納得していたのですが、誤解だったと理解ると些か首を傾げます。こころをもっと出してほしかったです。
 また、花子が友人との喧嘩を思い悩む話は、原作にあったその前振りとなる話と解決する話が選定されませんでした。話の選出基準が腑に落ちません。更に細かい事を言うと玄関に雪だるまを作る話はちゃんと母親の落ちまで見たかったです。
 映画の内容とは関係が無いのですが、上映中ずっと咳をしている観客が居て集中出来ませんでした。映画よりもそれが印象に残ってしまったのは残念です。

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(24.06.22)