□消える天晴
闇アカニンジャーを斃して消滅した天晴が暗闇の中に放り込まれた時に、劇場から小さな子供の「此処は何処？」と言う声が聞こえて来て微笑ましかったです。
□村娘への変装
普段と服装を変えられると誰が誰だか分かりませんな。桃色の忍び装束を着ているカグラを見て、「桃色だから霞か〜」と思ったくらいです。
□動物戦隊ジュウオウジャー
十六九とワニュウドウがマーブロとは別行動したのを見て、最終的にどう収束するのかと期待したのですが、ジュウオウジャーが出現して萎えました。あぁ、そうか、次回作戦隊の登場があったのですね・・・。ドラマ的な深い意味があるのではなく、単にジュウオウジャーの見せ場を作る為ですか・・・。
はぁ〜〜〜〜〜・・・。毎年 言っていますしこれからも言い続けますが、ＶＳシリーズに新しい戦隊を出すのは本当に止めて貰いたいです。
□等身大戦闘
何組かに分かれての戦闘は見応えがありましたし、トッキュウ５号の○○ガールの要素がちゃんと拾われていますし、本編ではめっきり見なくなった忍者らしいアクションをしてくれたし、全体的には悪くありませんでした。ただ最後に全員の攻撃で止めを刺さなかったのが残念です。戦隊は最後に五人で合体攻撃を放ってこそでしょう！
□闇博士マーブロ
嫌らしい感じが出ていて良かったです。ライトがマーブルと名前を言い間違えましたが、名前の間違いは天晴の得意分野でもあるので彼にやって欲しかった気はします。
□ライトと天晴
闇アカニンジャーを作られて自分が消える事を覚悟する天晴と、そんな彼に協力するライトですが、これはまさにトッキュウジャーの終盤でライトが取った行動を踏まえているのですよね。とても巧い展開です。この繋ぎ方に関してはＶＳシリーズの中でも出色の出来ではないでしょうか。
□巨大戦闘
シュリケンジン、バイソンキングを呼び出し、覇王シュリケンジンを経て、最終的には覇王トッキュウダイオーに到るのですが、どうしてゲキアツダイオーではなくシュリケンジンなのでしょうか。ゲキアツダイオーを出して欲しかったです。
必殺技の際にシノビマル、ロデオマル、パオンマル、ＵＦＯマル、サーファーマルの小型ロボが勢揃いするのですが、その様子が実に可愛らしかったです。戦隊ロボの追加パーツが小型ロボと言う初めての試みだったのですから、もっと本編でもそれを活用して欲しかったですなぁ。例えば毎回必ず一体くらいは援護に出して欲しかったです。
□伊賀崎旋風
見せ場は多かったですし最後に旋風のただいまと天晴のおかえりで終わるのは非常に良かったのですが、旋風が好きなのでもっと出番が欲しかったと欲張ってしまいますなぁ。
□総評
特に悪いところはありませんでしたが、もっともっと面白くなって欲しかったと思ってしまいますなぁ。良い映画を観たと言う満足感、ヒーローらしい派手なアクションを、もっと大きな規模で味わいたかったです。
大体の映画は公開初日に行きますので満員御礼が常なのですが、今回は随分と空いていたのも印象的です。ゆったりと出来るのは良いのですが、些か寂しい感じもしますね。
パンフレットには一番読みたかった脚本家のインタビューが載っていなかったのが残念です。
（１６．０１．２３）
