手裏剣戦隊ニンニンジャー
THE MOVIE
恐竜殿さまアッパレ忍法帖!

□「こそ泥みたいな真似を」

 珍しく忍んだらこの言われようですよ。

□アクション

 忍び隠れ城でジュッカラゲを相手に派手に戦いますが、こういう機会なのですから忍術を多用して忍者らしい戦いを見せて欲しいですなぁ。扇風機の術とかは勝手に忍法と付けているだけで忍術でも何でもありません。それからアオはこんな時すら魔法を使わなくなりましたか・・・。最初から怪しかったのですが本格的に何の為にあるのか分からなくなりました。

□名乗り

 お城を背景に名乗りをやってくれたのは良いですね。ニンニンジャーの名乗りは実写背景でこそ凄さが映えます。まぁ、宙返りが簡易版になっていましたが(笑)。

□ダイノマル/シュリケンジンダイノ

 全く感慨が沸きませんね・・・。合体しても代わり映えしません。

□刺される八角辰之助

 山も谷も無い中でこれには「お!」と思わされたのですが、別に死んだ訳でも何でも無く生きていて興醒めです。此処であっさり殺してくれたら劇的だったのですがねぇ。

□侍大将弓張重三

 この映画で良いところがあるとすれば一番はこの弓張重三でしょう! 弓矢を中心とした戦い方、その強さ、声、どれもが非常に格好良い!!
 乱舞忍烈斬を受けても踏み止まったのには流石は一筋縄では行かないと感心したのですが、その後は取り立てて何をするでもなく自分から巨大化してしまったのが残念です。やっぱりちゃんと必殺技で斃して欲しいのですよ。それにアカがダイノマルを止めに行ったので等身大ではアオやその他に活躍が与えられると期待したのですが、肩透かしを食らいました。

□総評

 ストーリーもアクションも何から何まで凡庸で、全てが小粒で目を見張るものが皆無です。絶望的につまらない訳ではありませんが劇場で見た甲斐が全くありませんでした。映画ならではのスケール感が欲しかったですよ。

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(15.08.23)