平成仮面ライダー20作記念
仮面ライダー平成ジェネレーションズ
FOREVER

□「昨日お前が居なくなったから探してたんだ」

 これを聞いたソウゴがにやにや笑っているのが全てを物語っています。

□「お前の罪を……教えて?」

 ビルドアーマーでの「よくわからない式」や「むずかしい数式」を思い出しました。

□「大丈夫、アタルは僕が守るから」

 家を見て自分が未来に来た事を悟り、弟を守ろうとする姿勢、シンゴが最高に格好良いです。誰よりも不安な状況でしょうに弟を第一に考えているのですよね。

□仮面ライダー電王

 一時期電王が人気から引っ張りだこでもう見たくないと言う気持ちが強かったのですが、今回は何だかんだ久し振りでしたからそれほど嫌でもありませんでした。

□野上良太郎

 本人が演じていると言う事で登場した瞬間、劇場でどよめきの声が上がりました。私? はっは〜、ミオさんが変身前の見分けなんてつく訳無いではありませんか(ぉ それに仮に見分けがついたとしても、別にそこまで・・・。
 気になったのが常にウラタロスが憑依した状態だった事です。折角の本人なのですから、素の良太郎が見たかったですなぁ。モモタロスが意味深な事を言っていましたし、ひょっとして本物の良太郎は今特殊な状況に陥っているのですか? その辺が理解らなかったです。

□「おかしな事を言う」

 ソウゴの「夢でも現実でも何でも守る王様になる!」に対するウォズの返しですが、ソウゴは大抵おかしな事を言っています。

□「何か、いける気がする!」

 え、それだけ? 夢の世界からダブルウォッチを持って来て、それを元に戦兎が何か夢の世界へ行く方法を考えるとかでは無いのですか?

□「仮面ライダー同士力を合わせよう!」

 あんた誰? アギトか龍騎なのですが、声が本人ではありませんから誰が言っているのかすら理解りません。そう思ったのですが、スタッフクレジットを見て吃驚仰天、何とアギトと龍騎は本人の声ではありませんか!
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 あぁ、うん、いやね、そう、あれ、戦っている時の掛け声とかね、アギトが本人に似ているなぁ、と思ったのですよ。いや、うん、だから、あの、ね? うん、ほら、それよ、き、気付いていた、みたいな?

□タイムマジーンを修理する戦兎

 天才物理学者だから修理なんてお茶の子さいさいと豪語する戦兎ですが、物理学者はそういう事をしないと思います。

□仮面ライダークウガ

 変身する時の音ががっつり再現されての登場が懐かしさもあり嬉しくなりました。しかもバイク戦でもトライアルアクションをするなどかなりオリジナルを意識していますね。

□フータロス

 何を企んでいるのか理解らなかったのですが、徹頭徹尾良い人だったのですね。そしてあの世界では仮面ライダーは虚構なのにイマジンは実際に居るのですね(それを言い出すとクウガの遺跡もありますが)。
 ところで声を担当している滝藤賢一の事は知っていますよ。いあ、顔とかは知りませんが、遠藤憲一と一瞬名前を見間違える人としてちゃんと認識しています(ちゃんと?)。でも今これを打っていて気付きましたが、賢と憲で字が違うのですね。それは知りませんでした。意外と名前が似ていませんなぁ。

□アナザー電王

 ちらっとアタルに素顔を見せましたが、例によって人の顔が理解らないミオさんには誰か理解りませんでした(ぉ その時点では行方不明になったアタルの兄シンゴなのかなと思いましたがアタル当人だったのですね。

□タイムマジーンにぶつかる電ライナー

 これはティードも想定していない本当の事故だったのですね(笑)。それでまんまとシンゴに逃げられて何だか間抜けな話です。

□アクセルフォームとクロックアップ

 またこの二つがごっちゃになってるぅ〜。そして相変わらずブレイドの顔が黄色い・・・。ブレイドの顔は作り直してくれないのですかねぇ。まぁ、昭和ライダーとか二号を筆頭にありものを使っているだけで頻繁に顔が変わったりしましたからね。それみたいなものですか。

□アナザークウガ/アナザーアルティメットクウガ

 アナザーアルティメットクウガがあるならアナザークウガはCGではなく着包みにして欲しかったですなぁ。

□ライダーマシン

 ライダーが勢揃いしてライダーマシンで駆け付ける、仮面ライダーの面目躍如と言える場面です。龍騎はドラグレッダーの上に乗っていましたが、流石にライドチェイサーと言う訳にはいきませんか。そのまま流れる様に攻撃に移るのですが、赤い光になって攻撃していたのが誰だったか理解りませんなぁ。カブトエクステンダーはクロックアップしていましたが、それならブロンブースターやトライドベンダーも使って欲しかったです。ただもしかしたら、カブトエクステンダーもエクスモードに変形していなかったかも知れませんね。

□ドラゴンライダーキック

 龍騎が昇竜突破を使った(これはこれでドラグバイザーのストライクベントが嬉しい!)ので、ドラゴンライダーキックはドラグレッダーの合成も面倒なので無いのかと諦めていたら使ってくれました。これは嬉しいです。それに続いて全ライダーが立て続けにキックを決めるのですが、最初の方で一人誰なのか視認出来なかったのが残念です。

□マイティキック

 完全再現! 足首を見せるアングルから完璧なマイティキックを見せてくれました。これが嬉しくない筈がありません。

□総評

 まさか仮面ライダーの映画が面白いなんて! 見終えた直後の率直な感想でした。実際のところ、ムービー大戦は初っ端が酷かっただけで、其処から続くこの枠は外ればかりと言う訳でも無いのですが、ついオールライダー映画と言うと低く見積もってしまうのですよね。それが素直に面白い出来で良かったです。
 話はシンゴとアタルの物語が単純に感動ものですし、加えて平成ライダーを最初から見ているからこそ盛り上がれる要素が満載でした。
 歴代ライダーが登場しての戦闘も、何時もの何の芸も無い殴り合いではなくちゃんと個性が発揮されており、ちゃんと本物のライダーだと思えて良かったです。これですよ、こういうのが見たかったのですよ! 非常に情報量が多く、全部は見切れませんでした。戦闘だけもう一度見たいですなぁ。
 この監督の名前はこれまで気に留めていませんでしたがこれから注目です。ライダーや戦隊の若手監督陣は粒揃いですなぁ。

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(18.12.24)