劇場版
仮面ライダーゴースト
100の眼魂とゴースト運命の瞬間

□カノンの誕生パーティー

 カノンが頬張っているケーキが異様に大きいですね(笑)。

□月村アカリ

 髪型と服装が違うのでアカリだと理解りません(ぉ いあ、会話の流れとその場に居る面子からアカリだと理解りますが、見た目だけでは気付きませんわ。

□イグアナゴーストライカー

 ダークネクロムの三人がイグアナゴーストライカーで襲撃して来ますが、そんな時ですらゴーストは使わないのですよね。映画でくらい出番を作ってくれても良いではありませんか。

□「すみません、私の所為で!」

 異世界へ皆を連れ込んでしまった事を気に病むカノンですが、彼女も随分と感情表現が豊かになりましたね。この台詞を言いながら落ち込む姿がちょっと可笑しかったです。

□梯子をよちよちと攀じ登るディープスペクター

 格好悪いです。ピョーンとジャンプしてくださいよ。

□仮面ライダーエグゼイト

 これはまた中中に刺激的な顔付きですね。テレビゲームの様な戦い方をするのですが、それも何年前のセンスですか。それとも敢えてレトロに仕立てているのでしょうか? ゲームのメダルをアイテムとして使っていますがちょっとジニスのメダルと被りますね。

□深海大悟/仮面ライダーゼロスペクター

 子供を捨てたと恨まれていたけれど本当は子を大切に思っていた、ありがちと言えばありがちなのですがそれがストレートに良いですね。本当は愛情深い事が言葉の端端から伝わって来ます。それに主人公の親達が皆 凄かったと言うのは盛り上がります。
 瀕死の重傷を負った折にカノンの声を聞き、必死に娘の名を叫ぶ姿が実に印象的でした。自らの死を悟っているからこそ最後の最後に少しでも触れ合いたいですよね。この映画で最も印象に残ったお芝居です。
 ムービー大戦で描かれた天空寺親子も良かったのですが、深海親子も負けず劣らずです。併映のジュウオウジャー共共 親子の絆がフィーチャーされていますね。

□仮面ライダーゴースト闘魂ダーウィン魂

 自身を光の粒子にして消えたり変幻自在の戦い方をしますが、ダーウィンはそういう人なのですか? いや、まぁ、ダーウィンの戦い方とか言われても困るでしょうが、しかし進化論も何も関係ありません。

□アルゴス/仮面ライダーダークゴースト/仮面ライダーエクストリーマー

 もう一人のタケル、言わばタケルもこうなってしまったかも知れない未来ですよね。ダイゴの口から豹変してしまったと語られていますので生来はこんな性格ではなかった事が窺えるのですが、生前の描写が皆無に近いのでどんな性格だったのか見えて来ません。もっとその辺りの描写が欲しかったですなぁ。
 エクストリーマーはボスに相応しい貫禄のある荘厳な姿ですね。見るからに強そうです。ただ戦闘での印象はあまりありませんなぁ。

□御成

 タケルとの約束がクローズアップされていたアカリに比して、御成は殆ど目立つ場面がありませんでした。それどころかカノンを守る様に頼まれてもその任を果たせず、悪いところばかりですよ。一応は最後に地球に帰る時に消えるタケルを気遣う場面がお情け程度にありましたがそれだけです。

□キャプテンゴースト

 数少ない船としての役割を果たした場面です。テレビシリーズから含めて一番 効果的に使われたのではないでしょうか。

□総評

 悪くはない筈なのに『ゴースト』らしく毒にも薬にもならない、そんな作品です。深海親子のドラマやアランとアルゴスの関係など要素は良いのですが、それに加えてタケルとアカリのドラマも合わせて三つの軸があるのですが、盛り込み過ぎて一つひとつの掘り下げが不足してしまっています。どれももっと濃厚に出来る余地があったので少し勿体無いですね。
 あとタケル殿の消える消える詐欺はもう沢山です。見る前から辟易しましたわ。

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(16.08.07)