□生きていたユウコ
生きていたのですか。これ以上引っ張らなくても良いではありませんか。
□「君だったのか」
成程、彼女ではなく彼女でしたか。・・・・・・・・・どっちがどっち？ い、いあ、理解っていますよ？ ちょっと刺刺しかった方が実は最初に手当てしてくれていた、そういう事ですよね！？ 大丈夫大丈夫、理解っています、理解っていますよ。
□悪夢
ミアナを煮込んだスープを飲まされ慄然とするハルオですが、姿を隠している筈なのにどうしてのこのこと祭壇に行っているのですか。抑抑ハルオが姿を消した事を受けてアラトラム号ではどんな反応をしているのですか。そんな風に怒涛の突っ込みをしたくなる場面だったのですが実は夢でした。これは夢でしたが、結局アラトラム号の反応が無い事は変わらないのですが・・・。
□アラトラム号
雑に処理されましたなぁ。この後の扱いが面倒なので手早く始末した様にしか見えません。
□アダム
一章、二章では中中良かったアダムなのですが、三章では単なるエクシフ教徒に成り下がっていてつまらなかったです。以前にも何処かで書いたかもしれませんが、このシリーズはメガテンを彷彿とさせました。ユウコがカオスヒーローでアダムがロウヒーローです。
□ギドラ
異様に長い首が実写では難しいアニメならではの表現で格好良いのですが、これはキングギドラと言うより大ウミヘビかマンダでしょう。どうせエネルギー体みたいなのでお茶を濁されると思っていたので、ちゃんとした怪獣として登場したのは意外でした。
パンフレットにギドラのソフビ人形が掲載されているのですが、これが劇中と似ても似つかない見た目で安っぽくて酷いです。しかも首だけではなく翼や尻尾、足がある姿なのですが、これはエクシフによる想像図でしか無く少なくとも劇中ではこんな姿ではありません。首だけでは商品として成立させるのが難しかったのかも知れませんが、これはこれで如何なものでしょうか。ソフビは滅法格好良いけれど本編には出なかったメカゴジラとどちらが良かったのか判断に悩むところです。
□マーティン
最後までエクシフに洗脳されず、去迚マッドサイエンティストでも無く、現状を正確に把握していて非常に頼りになる人物でした。
□ハルオの最期
再び文明的な生活が送れると地球人が喜んでいるのに何と身勝手で最悪なのでしょうか。しかもマイナを孕ませておいて捨てるとか鬼畜の所業ですよ。元元魅力の無い主人公でしたが最後に評価を著しく下げる駄目押しでした。
□総評
期待通りの内容でした。決して面白くならないだろうと言う期待にちゃんと応えてくれましたよ。劇中では呪いと言う言葉が強調されるのですが、この映画を三作も見せられる方が呪いだと心の中で毒づいたのは言うまでもありません。長編映画の三部作なんてゴジラでは破格の扱いなのにこれは実に勿体無いですなぁ。
（１８．１１．１８）
