映画
仮面ライダーギーツ
4人のエースと黒狐


□英寿の心

 ベタではありますが、力も知能も運も持たない残りかすと思われた英寿にあるのが心で、それが一番大事と言うのは熱いです。
 その後の仲間が英寿にかけられた言葉を思い出して立ち上がり、そして逆にその英寿に全てを託して守るのが盛り上がります。まさに英寿はヒーローであると実感しました。

□ツムリ

 魅力が満載でメインヒロインの面目躍如です。

□次回作のゲスト出演

 毎年嫌なこれです。思うのですが、此処で魅力がなさそうに見せるのは天才的ですね。毎年、「うわ、今度の仮面ライダーは好きになれなさそう」となっていて、販促の逆になっていますよ。

□アクション

 テレビシリーズ本編で非常に質の高い戦闘が提供されているので、その良さを継承しつつ映画ならではのより豪華なそれを期待していました。しかし方向性は期待とは異なり、静かな見せ方に終始しており好みではありませんでした。ただ出来が悪い訳ではありません。バッファとタイクーンを下すクロスギーツの強さや、クロスギーツを相手に少しずつ優勢になっていくギーツなどが、上手に表現されていました。此処が雑で大味な作品が多多あるので好感が持てます。また好みとは違いましたが、最終決戦の静かな雰囲気そのものは良かったです。

□総評

 前半はギャグテイストが強く落胆しましたが後半からシリアスでハードな展開になったのでホッと胸を撫で下ろしました。英寿のヒーローらしい格好良さも堪能出来、ギーツの映画として納得のいく内容です。

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(23.7.29)