BanG Dream
Episode of Roselia U :Song I am.


□アフロと登校するあこ

 あこと巴は同じ学校なら当然一緒に行くでしょうから、必然的にアフロ全員と登校する事になります。人間関係が見えて良かったです。

□「あこ達は、五人で皆なんだから」

 ポピパは五人でポピパ!

□「友希那はマイクスタンド、隅っこに持ってって」

 それくらいしか出来ませんものね(笑)。舞台挨拶でもネタにされていました。

□「私達は、五人でロゼリアだから」

 ポピパは五人でポピパ!

□秋色ハートフルレター

 同イベントが少し描かれました。りみりそ、はぐみ、蘭と会話している友希那と紗夜には年長者らしい落ち着きと余裕が感じられました。これは台詞だけではなく動きなどもじっくり描ける映像作品だからこそですね。

□「私達はやるべき事はやり切ったわ」

 やり切ったかい?

□「あまくて、おいしい」

 巨大なパフェを一口食べた友希那が漏らしましたが、幼児退行していませんか? それにしても驚異的なサイズのパフェですな。あれを完食するとか大食いの域でしょう。チームYですか。

□「私には歌しか無いと思っていたわ」

 私には歌しかないの! そして紗夜にはギターしかないの!

□「今日やる曲、全部全力でやり切ろう!」

 やり切ったかい?

□ライブシーン

 音響に関しては圧巻! 映画館ならではの大迫力で満足度が高いです。ただ尺の都合で致し方無いのでしょうが、曲が全てショートサイズなのは不自然さが際立ちます。あからさまにこれは本物ではないアニメの劇中ライブであると言われている気分になります。それとクライマックスに於いて『LOUDER』で激しいカメラワークを見せ付けられ大いに期待が煽られたのですが、その後の曲では一気に大人しくなってしまいます。一番の山場であろう『Song I am.』が地味だったのは首を傾げるところです。

□総評

 前作はダイジェストの趣が強かったのですが、描く範囲を絞った今作ではそういうところはありませんでした。勿論厳密には原作のエピソードを余すところ無く拾っている訳ではないのでしょうが、少なくとも今作だけを見ても違和感が無い様になっています。
 細かい所作にきちっと効果音が入っていたりBGMが良い曲で好印象だったのですが、人物の声が複数のスピーカーから聞こえて来て違和感がありました。最初は何かリバーブがかかっていると思ったくらいです。以前に夏目友人帳の映画でも同じ様な事がありましたなぁ。映画の問題なのか劇場の問題なのか理解りませんがこれは非常に残念です。
 前作でガルパの世界がちゃんと映像に広がった印象を受けましたが、本作では更に登場人物の情報量が増え人間らしく見えています。ガルパの台詞だけでは伝わらない様様な面を併せ持った生きた人間と言う感じになりました。矢張りテキストと映像では違うものなのですなぁ。
 登場人物の情報量は増えたのですが、世界は狭かったです。例えばロゼリアメンバーが登校する場面で、本筋には関係の無い日菜と麻弥の登校も描写されています。これ自体はこの二人がこの世界に存在する事が感じられて良いのですが、こういう何気無い描写で名も無い脇役が出て来ないのですよね。Future World Fes.でも他の参加者が演奏している様子は映されず、主要メンバーしか居ない矮小な世界に見えます。

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(21.6.27)