USA−P in Taiwan
 ・ 2011年6月10日(金) 前編。



湿度が高いせいか朝はモヤってました。

時差が1時間、ってのもあって快適な朝。ホテルのセルフ形式の朝食は正直アレだけどまぁ嫌ならそれこそ外食すりゃぁいいだけ
の話だし、前夜にコンビニだけでなくテイクアウト出来る店から買って帰るってのもアリだしね… って事で朝食を済ませての朝の
一服をホテルの前で。

ホテルの隣りの礼拝所。これはかなり小さいけど御神籤を引けたりもする。

ホテルのすぐ隣りにもこういった礼拝所があって。もっと立派な建物もあればこういったものもあり… 日本で言えば御地蔵様みたい
なものか? ただお地蔵様ってのは地蔵菩薩なのと比べるとこの地では色々な存在が祀られているようだしね… 昨日の龍山寺も
所謂阿弥陀様だけでなく関羽らしき人とか孔子様っぽい人とか日本のお寺では見かけた記憶が無い方とか色々ある多様性をひと
くくりにしての仏教って枠組みに納まってる(と他所の国の私には見えるの)って面白いよね… とボンヤリ思いつつの今日のツアー
最初の訪問場所が


▼ 国民革命忠烈祠 (公式HP)



 うん、今日の初っ端がコレって思わないでもないけど。でもまぁ予定表ではこのテのはここで打ち止めって事で。
衛士の交代の儀式っかパフォーマンスが有名らしいんだけども個人的にはどうにも… ガイドさん曰く日本で言えば靖国神社、
だそうで日本人も祀られてはいるそうだけど… って以前に何より熱っいっ!

「観光地として有名だからスグにバスで駐車場が埋まってしまう」
 ↓
「だったらちょっと早めに忠烈祠に行っていい場所をとりましょうお客さん!」

 
 ってのは解るがいざ快晴となった時の台湾の日差しの強烈さと湿度のダブルコンボがががが。成程、日傘売りがいるのも
解るわ… 暑いってより熱いよなぁ… と日陰に入るとこんな張り紙が。

日本語での説明文はこれくらい、だったかな…

一応、サングラスから普通の眼鏡に換えてみたりして。

 …    … 

 …    … 

 まぁ興味が無い、って事で。
これが中国やら韓国に行ったのなら戦争被害博物館だったであろう事を思えばマシではありますが… って事を意識して訪れてる
日本人ってどれくらいいるんだろう?


▼ 国立故宮博物院 (公式HP(日本語)

続いては此方。北京にも同名の施設がありますが… まぁそれは各自で調べて頂くとして、個人的にはずっと興味があった施設だった
んですが… 確かに翡翠を掘って作った白菜とか、その細工の手間や技術は凄いと思うもののお宝として色々あっても結局石か象牙
の細工がメイン、ってのに夫婦揃って飽きてしまって途中からツアーを離れて自由行動にチェンジ。中国の人とかって石が本当に好き
だけど私らはホント興味無いもんで…

中庭に出てみる。も、日差しの強さに早々に館内に戻るです。



▼ 「県泰豊」 (公式HP(日本語)

バスで台北市内に戻っての昼食は台湾では老舗で小籠包が有名だという県泰豊へ。店の前には順番待ちの行列が出来ているのは安心の証、
なんだろうなぁ… 台湾だけでなく名古屋にも支店があるくらいだし。お店のマスコットキャラクターのグッズが色々売ってたりするのを見ながら
の順番待ち、の時にふと向かいのビルにある看板に目がいって。
「特製白豆花&黒仙草蜜、だとぉ… 」
 豆乳を使ったデザートに漢方系の仙草を使ったゼリーだ、ってのは知ってはいたしコンビニにもあったから気にはなっていたけれどこれだけ
熱い状況下では小籠包よりもグッと私の心にヒットして。大体、何処でも10分程度の時間余裕があるように組まれているツアーだし…
「まさか夫、行くつもり?」
 これから食事だってのにソッチに意識が向いてる私に妻は少々呆れ顔。
「余裕があればチャレンジしたくね? 多分、店内でのコースの締めはこの時期は西瓜だろうから、だったら店外のスィーツでデザートって良くね?
 っか、私はその気マンマンだけどね」

 と言ってみると
「うん、確かに面白そうだよね」
 とは妻。うん、チャレンジしてナンボですよね… って、これから入る店に対して失礼極まりない話ではありますが、確かにこのお店の小籠包は
美味しかったし他の料理も悪くなかったしサービスも良かったんだけど基本的に台湾料理ってこの気候のせいか全体的にアッサリというか淡泊で
塩っ気も油も控え目で量を食べたワリには何処かしら物足りない、ってのだったんですよね。東海地方だと『味仙』って台湾料理チェーンがあるん
ですけどあそこの料理は基本的には台湾料理をベースにアレンジされた日本の中華系料理であって味付けや傾向としては別物に近いくらいなん
ですよね… ってのは兎も角として、午後は埠頭等の散策で歩くから満腹にはしないようにした分だけ物足りなさ気分もアップ、ガイドさんからあと
15分くらいでバスが迎えに来るってのを聞いたらば早速と席を立って店外へ、特製白豆花&黒仙草蜜の看板が下がってるビルへと向かったが…

 
無い。店が、無い。

妻と二人で何度も言ったり来たりして確認をしてみたんだけど肝心のそのお店が無い。真昼間ってのに電飾の看板まで出てるから何処からか上がる
トコがあるのかとぐるりと探してみるも無い。衣装関連とか他のお店はあっても肝心のそのお店が無い。熱いし物足りなさを水っ気と冷たさで埋める為
にまだ試してないジューススタンドを、って思わなくもないけれども一旦頭ん中で特製白豆花に黒仙草蜜って刻まれてしまってもひとつノリ気になれず。
看板をよぉぉぉく見直してみると、他のお店の看板と違って住所ではなく電話番号が店名並みに大きく書かれてるところから多分デリバリー専門のよう。
ここいらはオフィス街でもあるらしいからそういうお店があっても当たり前なんだけど、一旦気分が盛り上がってただけに食後に炎天下での探索が無駄
になった、ってのはかなりガッカリしてヘコんでいると
「どうしましたか? なにかお探しなんですか?」
 と日本語で尋ねられて。
「はぁ、ちょっとお店を探してたんですけどね… 」
 と、多分ツアーで一緒の人だろうと日本語で答えてその方を見たら全然知らない人で。
「どういうお店ですか? 良かったら探すのをお手伝いしますが?」
「あぁ、いや、そこに看板があるじゃぁないですか。あそこのお店に行こうかなぁ?って思ったんですけどね、でも店舗としては無かったんで。ツアーでの
空き時間を利用して行こうと思ったんですけど無いし時間も来たんで、ね。」

「いいんですか?」

「あ、ツアーの時間なんで。ありがとうございます〜」

 と、お声をかけて頂いたのに慌ただしくその場を離れなければならずちゃんとお礼が言えなかったのにヘコみ、どう見たってウサン臭い真っ黒なサン
グラスかけた人間なのに思わず声をかけてしまう程にお店を発見出来なかった事での意気消沈がダダ漏れで溢れまくってたのか自分?と思うと更に
ヘコむ。やっぱ浮かれているんだろうなぁ…


▼ 【北投】 → 【漁人碼頭】→ …

 …と、ヘコみ気分と温泉地であっても温泉街ではない北投の自然公園系はもひとつ。

日本統治時代は「地獄谷」だったんだそうな。  エメラルドグリーンの綺麗な色をしてますた。

 と言うか、熱いのと湿度の上に温泉の熱気って。

 ガイドさん曰く、
「台湾の人も温泉に入るけどそれは冬の間だけ。夏とかはとてもじゃないけど(暑いから)行かない。」
 との事。まぁ、そうだよね… 


続いての行き先は夕陽が綺麗なデートスポットという淡水漁人碼頭へ。

公園入り口の桟橋。

公園として整備されてはいるが公園は公園だし港は港、だしなぁ… と思いつつ歩いてみると橋の向こうにフードコートのようなものを発見。もしや
其処には豆花なり仙草蜜なりあるかも!と行ってみるも無し。やや曇ってはきたもののそれでも相当に暑い… 着ているシャツは既に水を被った
ような汗まみれ… 、なのでジュース系のトコロで何か購入する事にして。ただ料理ならまだ何とか材料なり調理法が掴めるけれど、いくら日本の
漢字に近い繁字体であっても飲料系はサッパリ解らんし説明を求めてもこういうトコではカタコトの英語だとかえって余計に混乱しそうだしなぁ… 
とメニューをよく見てその中から『涼多果茶』ってのを指さしでオーダー。「涼」ってあるから冷やした果物系フレーバー茶だろうね、って予想をしてた
んだけど、まずカップにザラザラと相当に何か入れた後で熱湯を注ぎ蓋をして暫し蒸らした?後でよぉぉぉくシェイクした時点で間違いだと解る。で、
一旦お湯だけ捨てると今度は氷の後にお茶を注いで再び蓋をしてよぉぉぉくシェイクした後で改めてビニール蓋をしたトコロにぶっ太いストローを
差して渡してくれる。はてさてコレは一体何なのだろう?と口にしてみるとほんのりと甘い紅茶と烏龍茶の中間くらいのお茶の中に大量の細かく刻ま
れた色々なフルーツが、というもので暑くて汗だくな今の自分にはお茶とフルーツの酸味でスッキリとした後味が気持ち良い。日本で飲んだら多分
駄目なんだろうけどいいもん、ここ台湾だし… と、やっと気分が持ち直してきたのに反比例するように空はどんどんと曇ってゆき、夕食を終える頃
にはかなりの降りの雨で。聞けば台風3号接近による影響らしいが…


再び台北市内。

再び台北市内に戻っての免税店でのお買い物タイムん時から降り始めた雨は夕食の石鍋料理専門店を出る頃にもまだ続いていて、昨日のように
スコールげなのと違ってどうやらこのまま降り続けるような感じで。南国らしい、ってよりはまさに台風が接近してって感じの風と強い降りの雨にさて
どうしようか… と流石に考えてしまう。


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