USA−P in Taiwan
・ 2011年6月9日(木) 後編。
まぁアレコレ考えないようにしてツアーに組み込まれてるお茶体験セミナーも素直に楽しみ御土産なんかも買っちゃったり。
その後での台湾料理の夕食も素直に楽しんだりもして。いやまぁ美味しかったんで楽しむしかないよね… でも今日の私ら
のメインったら…
▼ 士林観光夜市。(紹介HP(日本語表示))
地下鉄の剣澤駅のロータリー的なスペースで降りてさて、と思ったらば
「では1時間後にここで集合です。私はココにいますんで皆さんご自由にどうぞ〜」
とガイドさん。いやそんなアバウトでいいんだ!? マーケットっしょ? しかも事前にスマートフォン用ナビソフトの為の地図
作成したから私は知ってるけど結構ココ、入り組んでるよ? 全員がそういう装備やガイドマップがある訳でもない筈だろうに…
一応スリとかには気をつてね、とガイドさんに言われてるけど今回のツアーの参加者ったら下は小学校低学年の子供から
上は70歳くらいの老人までバラッバラな、しかも私も含めて半数以上が初めての台湾旅行ってのに… でも、いいんだろうなぁ…
よっぽど馬鹿な事をしない限りは大丈夫なトコだからこんなザックリとした事しても構わないんだろうなぁ… とか、呆れるやら
感心するやら。
日本で言えば上野のアメ横、とガイドさんが言ったように狭い通りにみっしりと色々な店が並んでいて。とりあえず女性である妻の
為と私の現地装備用の長袖シャツと帽子が無いかと士林夜市の中でも衣類関連が多く並ぶ大東路方面に行ってみるも中年夫婦
には過ぎた若者向けの物ばかりだったので早々に退散。基河路に出る。
屋台は止めておいた方がいいよと言われたけれども妻がタピオカ入りミルクティーを購入。タピオカの食感と相まって美味し面白い。
私は匂いとサイズに惹かれて焼きソーセージを購入するとザッと一口大に切ってくれた後でスライス生大蒜を盛ってカップに盛って
くれるんだけどやや甘いソーセージの風味をスライス大蒜がピリっと引き締めてくれてこれまた美味。それで精々日本円で100円する
かしないか、って程度なんだから楽しいったらありゃしない。
ただまぁ夜になっても蒸し暑いので用心にコンビニでペットボトルのお茶を購入。店内商品にはコアラのマーチやハイチュウといった日本
で御馴染の商品も結構あるがそれよりも有難いのはコンビニの殆どが無料Wi-Fiスポットも兼ねている事でチョイ休憩がてらスマートフォン
のナビソフトの位置情報を調整し直す。精度がそれなりで方向が解れば旅行にはそれで充分ですし。
衣類は合わなかったけどそれなら食の屋台だ〜 って事で一旦戻って士林美食街へと向かう事に。観光地ってよりは現地の人達の盛り場
って感じでその気さくさと賑やかさと雰囲気の明るさは一見お祭りのようだけど浮ついてはいなくて何だかとても気分がいい。性別も年齢も
グループも様々な人達がたむろし、お喋りし、遊んでいる。生活という血肉がある空気がとてもいい。物売りに声をかけられはするものの
圧してはこないし執拗でもない。さて何処から攻めていきましょうかねぇ〜… と思ってたら何処からかゴンゴンゴンゴンとかなり早いテンポで
の鈍い音がする。はてさてこれは何の音? と思ってたら
「夫、そこ、踏んだら駄目だよ」
と言われて自分のすぐ足元で突っ伏した男がアスファルトの路面に頭を凄い勢いで打ち続けていて音は彼が出しているもので。見れば
投げ出した片手に手首から先が無く、脚もどうやら片方が悪いっぽいようだが… ギョっとはしなかったもののこういう時にチョイと複雑な気持ち
になるのは私もまた障害者だからで。とは言えここで小銭なりを恵んでやるのは流石に露悪趣味過ぎるし… って一瞬の逡巡を妻がさっさと
引っ張ってくれて終了。うん、まぁしょうがない。つきつけられたとて、自分が自分以外になれるワケでもないしね…
表にはスマートボールげなのをはじめとしたゲームの屋台があるが屋根のある美食街は小さな屋台の集合体、日本の屋台村といったところか。
本当に色々な種類の店があるんだけどお客というのは本当に残酷なまでに露骨。見た目パッとしてなくてぶっちゃけあんま綺麗じゃなくてもお客
が溢れて行列をなしている店と一見マトモで綺麗で美味しそうなんだけど全くお客がいない店との差ががが。勿論、小心者の私ら夫婦は行列の
ある店での順番待ちをして私が四川風ワンタンを、妻が揚げ臭豆腐を購入して美味しく頂きまして… っか、思ったんですがチョイチョイとつまんで
食べ歩きってのもそうだけど人が一杯いてもおおらかで、だけど食べ物に関しては安くても不味いんじゃ駄目ってのは大阪みたい、それもミナミは
新世界とか鶴橋みたいだよなぁ… とか。晩御飯が結構な量が出ていたけれどこういうのは別腹なのがなんか可笑しいよね… と、遊んでいりゃぁ
1時間なんてアッと言う間。余裕をもって集合場所へと着いて一服の間にツアーの皆さんも全員揃ってひとまず宿泊のホテルへと向かう事に。
▼ ホテル到着。そして。
とりあえず荷物を置いたものの部屋は全室禁煙、って喫煙夫婦にはちょっと苦でもあるしまだ9時前だからとホテル周辺を散策しに出掛ける事に。
台湾の喫煙状況で謎なのが「公共施設での喫煙」「歩き煙草」が禁止、ってのは解るんだけど路上喫煙そのものは禁止されてはいない、ってトコ。
あちこちの店前に灰皿が設置されてるし公共のゴミ箱の横に灰皿が付いてたりはするんですよね。で、結果として歩き煙草してる人もポイ捨てしてる
人も結構いるんですが… まぁ私らは小心者なんで灰皿のあるトコロで吸うか吸殻が落ちまくってるトコで携帯灰皿を持って吸ってましたが。
ホテルのある地区は昔は賑わっていたそうですが数年前の台北再開発以降やや賑わいを失ってきているという地域だそう。それでも賑わいはナカナカ
なもので。ホテルから歩いて2分のトコロにコンビニも24時間スーパーも2件以上あったし食べ物屋にしても地元の人達が利用するような食堂やファースト
フード系だけでなくお高級店まで様々あって。流石に深夜になったら険呑になりそうなエリアも散見出来るけれどもそんな時間まで出歩かないようにして
近寄らなければまぁ大丈夫そうで。そういやぁNYん時はタクシーったら妻と二人で歩いてるだけでやたら寄ってきて声をかけきたものだけども此方は様子
見はしてるけれどもわざわざ寄ってきて声をかけるような事はしないのも街歩きの気楽さになっているんだろうなぁ… っと。
それと台湾の都市生活事情がよく解らないんだけど街中にコンビニに次いでジュース売りの店とコインランドリーも含めたクリーニング屋が矢鱈と多いので
明るいんですよね。そして夜遅くなると本殿は閉めてしまうけれど門は開けてある仏教礼拝所ってのかなぁ?がそこかしこにあるのも面白く思えて。スーパー
の店先でドリアンが山積みになってたり見た事の無い調味料が並んでいたりするのも楽しい。コンビニで未知の食品やらと出会うのも楽しい。今晩寝る前の
お楽しみって事で湯葉の佃煮らしい麺筋ってのとシンハーや青島ビール等々を購入しても1000円しないだもんなぁ…
シャワー後に室内設置のTVを観ながら妻と宴会。チャンネル数が90近いのにまた驚き。やばい、なんかこの気楽さと何食っても美味しい上に安いってのに
ハマりつつある…
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