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Studio: P & C SHRI BALAJI ENTERPRISES
DVD Release Date: 2005?
Run Time: 101 minutes
Aspect Ratio: Full Screen, Widescreen
Available Audio Tracks:
Tamil - 5.1 Dolby Digtal Surround
Subtitle: English
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・まずは収録曲と出展映画を列記しますと
01. Pothuvaga En Manasu - Murattukalai
02. Annanoda Pattu - Chandramukhi
03. Oruvan Oruvan - Muthu
04. Vandhaean Da Pall - Annamalal
05. Vachikkava Unnal - Nattukku Oru Nallavan
06. Santhana Katre - Thanikatturaja
07. Santhaikku Vandha - Dharmadurai
08. Rakku Muthu Rakku - Yajaman
09. Rama Andalum - Mullu Malarum
10. Kalai Kalai - Manithan
11. Adi Vanmathi - Siva
12. Devuda Devuda - Chandramukhi
13. Naan Than - Thanikatturaja
14. Vanattha Partahen - Manithan
15. Adda Mappilliai - Siva
16. Masimaasam - Dharmadurai
17. Unnai Thanae - Nallavavukku Nallavan
18. Thillana Thillana - Muthu
19. Orunalum Unnai - Yajaman
『Mullu Malarum』 - 09 - (15.08.1978)
『Murattukalai (Murattu Kalai?)』 - 01 - (20.12.1980)
『Thanikatturaja (Thanikattu Raja?)』 06, 13 - (12.03.1982)
『Nallavavukku Nallavan』 - 17 - (22.10.1984)
『Manithan』 - 10, 14 - (21.10.1987)
『Siva』 - 11, 15 - (05.05.1989)
『Dharmadurai』 - 07, 16 - (14.01.1991)
『Nattukku Oru Nallavan』 - 05 - (02.10.1991)
『Annamalai』 - 04 - (27.06.1992)
『Yajaman』 - 08, 19 - (18.02.1993)
『Muthu』 - 03, 18 - (23.12.1995)
『Chandramukhi』 - 02, 12 - (14.04.2005)
1975年にデビュー以来、現在までに150本以上の映画に出演しているラジニカーントの作品
の中から特に彼のメインであるタミル映画作品12本からダンスシーンをセレクトした一品。
日本ではインド映画というと彼氏とタミル映画なのが現状ですが、世界的に見ればタミル
映画のソフトの入手というのはちょっと面倒っか手間ぁかかりましてな、作品によっては別会
社からDVD化される事は決して珍しくないものの例えばEros社版の『Jeanes』『Muthu』等の
ように大幅なカットとヒンディ語吹替え音声のみ収録、って扱いが普通なのを思うと本品、全
部タミル語オリジナルのままで、しかも冒頭に
… っとメーカーがわざわざ注意書きしているように、私の場合『Muthu』の日本版、US版
しか知らないんですがそれよりも明らかに、断然画質がいいという品ですんでラジニカーント
のファンや普段Bollywoodをメインにしている人でも充分鑑賞に耐えうるものではないかと。
音声はオリジナルに依存するので充分リマスタリングされてクリアーな方だとは思いますが
最近の映画と比べるとちょっと落ちるやもしれません。しかしオリジナルのタミル語で、です
からEros社のコンピ版の質の悪さと比べれば断然こっちの方がいいと思いますな。
で、まぁ私の感想なんですが… 面白かったですよ。しかし、タミル語映画ならではなのか
ラジニカーントの映画だからなのかは判然としないんですけども、30年以上前の作品から
3年前の作品も、娯楽としての映画っか現実の延長線上にある夢の世界って舞台の記号が
まさに30年以上時間が経過しているのにあまり大きく変化していないもんだから結局音楽
は違えどもやってる事まで同じってのがずっと続くと流石に飽きるなぁ… っと。
山盛りの御馳走、キラキラと光る汚れてもほつれてもいない衣装、そして主人公とヒロイン
もふっくらっか小太り、ってのはかつての世界共通の【豊かさ】の記号ではあるんですが、本
当に30年以上それが全く変化していないってのは同じインドでもヒンディ語映画(Bollywood)
の90年代中期からの激しい変化と比べるとあまりと言えばあまりと言うか… 価値観の多
様性が無いって事なのかよぉ解らんけれども中央と地方との格差がどんだけあるんだろう
なぁ… とかアレコレと考える材料にはなったものの、しかしそれはDVDの中身そのもので
楽しんだワケではなく…
とは言え、
最近そんなタミル映画でも、流石に肌は真っ黒なんだけどスマートで足の長い今時な若者
がMJばりのダンスをしているってのをYoutubeで観たように地方にも確実に変化が訪れて
いるんだろうなぁ… とは思うんですけどもね。
例えば今回の記事作成用に英語版WikipediaでRajinikanthの項を利用したんですけども、
数年前ならタミル映画関係ってそんなに揃ってなかったもんですが、今回数年ぶりに同じ項
を見たらばその充実ぶりには本当に驚いたもんです。加えて様々なタミル映画本編の項目
も揃ってきていますし、それは素直に書き手が増えてるって事で、それはタミル映画が世界
の市場に普及してきたのか、それとも書き手側のインフラが揃ってきたのか、その両方なの
かは解りませんが、確かに状況が変わってきているんですよね。
あの国土の広さと現在の経済、流通、教育、そして情報等のインフラもひっくるめた格差が
ある程度是正されるまでにはかなりの時間がかかるとは思うけども、しかし変化は確実に、
そして急速に訪れているのは感じるんですよね… そう、このソフトの品質の高さも含めて。
そして、
日本人にとってのインド映画がタミル映画で、インド人俳優ったらラジニカーントらのタミル
映画俳優って現状のままってのも、なんかお寒い話だよなぁ… 勿論、大衆娯楽そのものは
否定しないが水戸黄門や吉本新喜劇だけで日本を語られても困るっしょ?… っと思ったり
もして… って、本編と全く関係ございませんが、その大衆娯楽としての徹底振りが観客に
支持されているんだろうなぁ… っと思いましたわ。
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