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Studio:Pranakorn
Theatrical Release Date: December 01, 2005
DVD Release Date: March 14, 2006
Run Time: 113 Mins.
Aspect Ratio: Fullscreen - 4:3
Available Subtitles: Thai, English
Available Audio Tracks:
Thai (Dolby Digital 5.1, 2.0)
DVD feature:
・ TRAILERS (4)
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・時は遥か昔、山岳一体を収める領主への隷属を拒否している様々な部族がいた。
ある日、侵攻してきた領主の軍に対抗すべく神に祈ると祭壇から一人の男が現れた。壁画
に描かれていたその男は武術の達人で
「これぞ神の使い! 我ら部族を護りたまえ!」
っと喜んだもののどうもこの男、神の使いにしては俗な事この上もなく使命感も正義感も
やや薄い。とりあえず当面の敵はいないからと気侭に山岳地帯を旅し、小人族に協力して
みせたり首長族とのロマンスがあったり領主の軍に捕まって牢屋に入れられ脱走したりして
いるうちに男の風評が広まり、危惧した領主は悪名高き殺し屋・地獄の双子(Hell Twins)を
呼び寄せ、彼らを筆頭に反抗する部族への襲撃を開始する…
…といったお話のこの映画、久々にタイ映画という括りではなく単純に観てで「外した!」
って思った一品でしたな。
『The Tiger Blade (2005)』に収録されていた本作の予告編、合成は甘いっか雑なものの、
雰囲気としては『LotR』プラス『マトリックス』といった感じだったのを気に入って購入→視聴
でしたが、お話が兎に角いい加減であっちこっちで散漫なのはまだ何とか我慢出来る範囲
かと思ってたんですが出来もしないのに辻褄を合わせようとしたけど出来ないから投げ出す
ってオチのはやっぱりあきませんって。登場人物が不用意に多いワリにキャラづけが曖昧
なのもアレだし、適当なのも大概にせぇやよと。
そのうえアクション場面でさながら一昔前の手ブレ補正無しのカメラでお父さんが撮影した
子供の運動会並に画面をブレさせまくるって手法がずっと続くと気分が悪くなってきてまとも
に観る気になれないんですよ。アクションの躍動感やダメージの表現としての画面のブレ、
ってのは手法としてはいいんですよ、でも格闘シーンや乱戦シーンで何分もずっとブレたまま
ってのは流石にねぇ… Full Screenの一昔前の東映TV特撮番組程度の荒い画質の画面
だと余計に観ていて気分が悪くなってきまして、今コレを書きつつ思い出すだけで頭が痛く
なってきてますもの。
最後の地獄の双子との対決シーンはそれなりで、ブレッドタイムげな描写とか「ほぉ!」っと
思わせるシーンは無くはないんですが、それ以外が本当に適当な出来ではなぁ… なんか
股旅物系っか流れ者系のお話ですから1話30分全13話のTV特撮連続活劇だったらまぁ
いいかとは思うんですが、それを2時間弱の尺で出来もしないのにいくつものエピソードを
13話のテンポでやろうとするから話がボケるわ端折るわ飛ぶわ投げるわ、ってなるだよ…
って事でとても残念、っか観るのに使った時間、返してくれ… こんなんが05年年末に劇
場公開されてるってのが驚き、っかちょっと勘弁して欲しい出来だったなぁ…
という恨み辛みはさておき、
・画質、音質はイマイチ。
とても去年劇場公開された作品とは思えない、VCDなんじゃねぇのコレ? VHSで撮影した
んじゃねぇの? って荒いわ色褪せた画質ですし、スコアはまぁ聴けても台詞や効果音が
濁った上に左右も高低音のバランスも音質もイマイチかと。
それと『The Tiger Blade (2005)』でもあった謎規制が今回も適応されていまして、喫煙が
駄目だからボカシ、ってのは仕方無いにしても、首にあてる剣は軒並み特大ボカシにする
くせに、頭や顔に手裏剣が刺さったり腹に剣をブッ刺すのがノー問題・ノーボカシって基準
は何なんだと。大体、予告編では喫煙も何もオッケーなのにわざわざDVD版でこんなボカシ
を入れる意味が解りません。初めっから入れなくても映画は出来るのに… って事で予告編
に収録されてる他の作品に興味が沸かなくもないんですが、このスタジオ、メーカーの作品
っかDVDはちょっとパスですね… 結局必然・必要ではない演出の為に画面がうざったく
なるんじゃぁ話になりませんっての。
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