ヤツボシカミキリ
Saperda (Lopezcolonia) octomaculata Blessig,1873
体 長 11 〜 15mm
出現時期 5 〜 8月
枝上を歩くヤツボシカミキリ
伊那市 2016.5.06(以下同じ)
長野県では局地的に生息している美しいカミキリです。上翅は淡青色から淡緑色まで変化があり、近縁のニセヤツボシカミキリとは、前胸背板側面に明瞭な黒紋がない(ニセヤツボシはある)こと、また全体的に明るい色調であることで区別できます。
今年(2016年)は暖冬に加え春の平均気温が高く、写真は5月6日に撮影したものですが、あまりにも早い出現に驚かされました。この個体は小枝の折れ口からしみ出る樹液を飲みつづけていました。ズミやヤマザクラ、ナナカマドなど主にバラ科の樹木を寄主植物にしています。
側面から
小枝の折れ口からしみ出る樹液を吸う
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