オオシロカミキリ
Olenecamptus cretaceus cretaceus Bates,1873
体 長 16 〜 23mm
出現時期 7 〜 8月
夜間、クワの枯れ枝を歩行するオオシロカミキリのオス
北安曇郡小谷村 2014.7.23(以下同じ)
背面は白地に赤褐色の縁取り、側面には赤褐色の帯が走る美麗種です。昼間は寄主植物の葉裏に潜んでいることが多く、活動の中心は主に夜間です。
生息記録のある小谷村には、寄主植物のケヤキ、エゾエノキ、クワが豊富に自生しています。高木のケヤキとエゾエノキでの撮影は難しいため、クワに絞って探してみることにしました。
この時期、早いものはすでに羽化脱出しているはず。重なり合った葉を丁寧に覗き込んでいきますが、見るのはキボシカミキリばかりです。40分余り探してようやく葉裏に潜む1頭のオスを発見しました。
さらに夜間の活動を観察しようと、午後9時過ぎに再びこの場所を訪れたところ、低い位置にある枯れ枝を歩く1頭を発見。これもオスのようです。ストロボを焚くとすぐに飛び立ってしまいました。光には相当敏感なカミキリのようです。
日中は葉裏で静止していることが多い
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