家屋と間取りの発達

 

 丸太小屋の家屋とその間取りの発達をご覧ください。

 

1−1

    突立て棒小屋
    周囲を白樺の樹皮や泥土で覆い,風除けとした。

1−2

    突立て棒小屋の平面
    小屋の真ん中に平炉があった。

2−1

    屋根が低くなり,放熱ロスが低減された。
    (SIIDA, Inari,ラップランド)

2−2

    ユーラシア大陸の西と東に,同じような家屋があった。躯体を支持する丸太は縦に使っている。(北槎聞略にある家屋の想像図)

3−1

    躯体を支持する丸太が縦から横になったのはなぜだろう。そのヒントが右の写真にある。

3−2

    これは敷地の境界を囲む塀である。この塀の技術が丸太小屋の壁に応用されたのではないだろうか。

4−1

    一室住居です。これがフィンランド語でpirtti, pertti, saunaなどと言われるもので,住居,倉庫,サウナとして使用されました。窯はドアを入ったすぐ横に据えられ,炊事・暖房・サウナ兼用であるのが普通でした。

4−2
間取りの変遷

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    一室+一室の2室住居です。多室化の芽生えです。


    多室・多層住居です。炊事窯,暖房専用窯は,隣り合った部屋の両方から使うようになっています。上の階も同様です。

 


 

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