<Bioware>  2009年5月19日 日記より


Biowareについて。 
http://en.wikipedia.org/wiki/BioWare 


明後日のMassEffect発売記念って事で、 
オイラの大好きなBioware作品について。 

生粋のRPGメーカーです。 

もちろん出会いの作品は、 

・Baldur's Gate (1998) 
http://sega.jp/pc/baldurs/bg.html 

このメーカーの特徴を一つ挙げろと言われたら 
まずは、"テキストゲー"と答えます。 
とにかく、大量の文字がドーンと現れるので、 
そこで、面食らって読む事に面倒臭さを感じてしまう人には 
根本的に向かないメーカーやもしれません。 

但し、内容は濃いよ。 
何が良いか、、、、無法者が良い。 
登場する人物全てが繰り広げる 
自身のルールにのみ従った言動がステキなのです。 
それぞれ個性が半端じゃなく、 
そこからのウィットに富んだ展開にニヤニヤしっぱなし。 
クエストの収拾の付け方が野暮ったくなくて良いですよ。 

AD&Dベースの流石に練られた世界観が、 
説得力を出してくれます。 

あとは、バルゲの特徴になりますが、 
未知の土地を歩く楽しさに尽きます。 
新天地を歩くたび、誰が居るのか、何が起こるのか、 
圧倒的イベント数にドッキドキ。 
歩くたびに何かに巻き込まれるスタイルです。 
戦闘に、物凄いリスクが負わされる仕様のため、 
イベント時の受け答えは、自然と緊張に包まれます。 
結局は、どう幕を引いても良いのですが、 
それなりの覚悟は要るよと。 

戦闘は、RPGと言うよりSLGですね。 
リアルタイムなシームレス物ですが、ポーズがかかるので、 
一回一回それを連発して、戦略を練らないと死にます。 
完璧な指示を出し、また状況に応じて繰返す。 

例えば、イベント戦闘でどしても勝てない相手が居たとしても、 
足止めの魔法が有効な事にさえ気づけば、 
全員に弓と矢を装備させて、遠くからキ○ガイのように全員で一斉に射殺す事が 
可能なわけです。 
もちろん、正解は他にもいくらでもありますが。 
「考えれば、何とかなる」これがキーワード。 
この絶妙なバランスが味。 

オイラの中のRPG至高の一品。 


次は、よく考えると、 
・MDK2 (2000) に先に出会ってるんだな。 

これは、撃つアクションゲーです。 
妙なジャンプ感覚でフワフワしながら、 
撃って撃って、先を進めていく3Dゲーム。 
当時として、3D空間は割とよく出来てましたが、 
名作って感じではないですな。 
やはりココはRPGのメーカーヽ(´ー`)ノ 



そんで、 
・Baldur's Gate II: Shadows of Amn (2000) 
http://sega.jp/pc/baldurs/bg2.html 

コチラにいきつくわけですよ。 
これは、 
ゲーム業界における翻訳史上、最大規模の仕事だと思う。 
洋RPG翻訳における一つの目安である"ワード数"だけ取っても、 
あのTESIVの3倍以上はあるそーです。 

基本は前作と一緒ながら、圧倒的な超大作。 
また、セガPCの翻訳チームも慣れてきたのか、 
(間にアイスウィンドデイルを挟んでいるので、3作目のお仕事) 
やや直訳気味と言うか、不自然な言い回しの多かった初代と比べて、 
台詞回しのセンスがさらにイカシタ物になってきます。 
自然な日本語で思う存分、テキストRPGの本分をより楽しめるでしょう。 

名前出したついでに言うと、 
オブリと何が違うのかと言うと、 
「重さ」ですね。 
行動の重さ、選択の重さ、戦闘の重さ、成長の重さ。。。。 
オブリ的なオレツエ〜〜ゲームではなく、 
もっと慎重、思考系なんですよ。 
移動一つとってもずっと不便だし、雑魚戦一つも命がけだしね。 

そもそも、ファーストパーソンの3Dゲーではないので、 
このあたりは、TESとは根本的に目指すところが違う。 




次作の 
・Neverwinte Nights (2002) 
http://sega.jp/pc/baldurs/nwn.html 

基本的にバルゲの正統後継ではありますが、 
他人の作ったシナリオを落としたり、 
GMを含めたマルチパーティプレイをしたりと、 
元のTRPG寄りな部分をフューチャーしすぎていたため、 
オイラはパスしてました。 
あくまで、世界観やシナリオ、テキストセンスが好きなわけさ。 

これも完全日本語版が出てるんだから、贅沢な時代だったよな〜 
ちなみに、この三作はWinゲーでありながら(本家で)オールミリオン作品だよん。 

ちなみに、ネバーナイツのIIは別メーカーな。 


このあたりで、PCゲーム界の重鎮でBiowareの上にいた 
Interplayが事情により業界より半撤退となります。 
次。 
ココから、MS傘下となってXboxゲーの開発に向かうわけですね。 
(必ず後にWindows版も出しているが) 

・Star Wars: Knights of the Old Republic (2003) 
http://www.xbox.com/en-US/games/s/starwarsknightsofoldrepublic/ 

これも未プレイ。 
日本語版が出なかったね〜 
オイラのXboxハマリ期と重なっていたため、 
発売されてりゃ、120%プレイしてたんだろけど、 
軽いFPSやADVならともかく、 
Biowareの作品を英語でやる気力は無いね(^^;; 
テキストゲーメーカーだってのに無理無理。 
自身の中で、幻の一作となっております。 
どんなゲームなのだろか。 


やっぱ、IIは別メーカーだよ。 



ですから、次の出会いは 

・Jade Empire (2005) 
http://www.xbox.com/ja-JP/games/j/jadeempire/ 

コチラになります。 
他のゲームと重なっていたため、 
しばらく放置していたのですが、 
(ココのゲームは遊ぶのに気力要るしなw) 
友達からお借りする機会があったので、 
一気に遊びました。 

アジアンな世界観、武侠小説のノリをやや含む上、 
ゲームとしては、今度はアクション要素が高いため、 
オーソドックスなRPGを求めた人には敬遠されがちのようですが、 
相変わらずセンスは最高でした。 
登場人物全ての会話が適度にイカレテます。 
舞台が中国っぽいのもあって、水滸伝級の荒くれ者たちがバンバン登場。 
敵よか、味方連中の方がよっぽど人として性質が悪いよーなヽ( ;´ー`)ノ 

あと、20時間くらいで終わってくれるのがナイスです。 
やっとボリュームを絞る、スリム化するという事を学んだようで、 
バルゲから一転、非常に遊びやすい一品になっております。 
一本道色が強くなってクエスト数も抑え目かな。 

ココはMassEffectにも受け継がれているようなので、 
その点で、過去作品と比べると、 
ずっと、手の出しやすい作品だと思いますよ。 

さらに、2007年にMassEffectをヒットさせた後、 
今度はMSからEAへと売りに出されたわけですな。 
HALOのバンジー、PGRのビザーレ、MassEffectのbiowareと、 
MSがゲーム関連の資産を続々と整理しまくってた時期

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