まず・・・


俺が、この映画が気に入った理由の1つに、
「特定分野の内輪ネタが全開」というのがあったり。
例えるなら、ゴジラが自分の地元で暴れてるのを見て楽しむ
ローカル感覚と似たようなもんかな?

何かと言うとPC話。

デジモンの本編は『十五少年漂流記』的な流れが
メインになっているんだけど、
デジモンの語源はあくまで、
「デジタルモンスター」なわけで、
そもそもからして、デジタルな世界観
てのが生きる作品ではあるんだよね。

今回の映画は、それを今現在(2000年)のPCユーザーが共感できる
ような形でふんだんに取り込んでいる。

なもんで、劇中には、直接的に
「ああ、そういう事ってPC使ってるとあるよね」
という場面とか、直接でないにしても
「ああ、これってあの場面がモチーフでないかな?」
と感じるような演出がいっぱいでてくる。

まあ、これ以上ごちゃごちゃ言っても何なんで、
さっそく羅列でもしてみようかな。





敵デジモン

これは、問答無用にコンピューターウィルス そのものを現しているかと。
無限増殖の相当悪質なタイプ。

手で画面を隠す。

これは、慣れてない人がやりがち。
実は、最小化すればいいだけなんだよね。

ISDN&TA

ああ、2000年。
ああ、NTT協賛。

VALUE STAR&BIGLOBE

ああ、2000年。
ああ、NEC協賛。
しかも、あのVALUE STARのデザインって
「U」シリーズじゃないかな・・・・・・
あんなに重い処理をさせて大丈夫か??

モニタは机から降ろして床に直置き。

これは、わかるかな〜?
2人以上でモニタを覗く時って、絶対に椅子よりも
床に座って見れる位置の方がいいんだよね。
劇中ではさらっと流した動作だけど、
この演出は、こだわりすぎでしょ。

iBook

なんだけどね〜〜どう見ても。
ちゃんと「パイナップル社」とか書いてあるしw
でも、何故か、中にはWindowsが入っている。
ま・・・・まさか例の訴えられたアレですか??

メールがこない。

これ、ムカツクんだよね〜〜
来るはずのメールが中々こない状況って。
期待して、メーラーを起動して、
「新着メールがありません」が表示された時の
やるせなさといったら。

全世界生中継

どっかのサーバー内で繰り広げられてる
戦いなわけで、偶然そこに繋いでる人達には、
丸見えだわな・・・・・・・
しかも、ネット上の話題なんてすぐに広まるから、
どんどん見物人が増えてくという。
よく、サーバーが落ちなかったね〜

敵が交換機に入り込む→回線パンク→ネット切れ

重いんだよバカタレ!!!!!
2000年頃のネットでは、回線が理由も無く、
突然切断されるのは、普通でしたとさ。
って、NTTの交換機が占拠されたら、
その地域丸々電話が繋がらなくなるって、
ソレ、ある種のNTT叩きじゃないの?
いいのか??

録音される方は 1 を

録音ダイヤルって、ホントにタルイ。
使った事のある人は、わかると思うが・・・・・

衛星電話

出たな・・・・・・・
NTTの回線が使えないから、外国のAPに
直で繋げるという離れ業。
もう、このサービスは無いけどね〜〜〜

.us

このアドレスだけ見て「ヤツはアメリカです」
ときたもんだ。

Net MeetingでTV電話。

いや〜、普通の家庭にカメラはないべ・・・・・・・

ウーロン茶の飲みすぎ。

これはやるしょ。
ネットに熱中してる時ってのは、必要以上に
水を飲むペースが速くなるものかと。
お茶でも入れてマターソやろうかと思っても、
ついつい、2分で飲みきってしまうという。

ウォーグレイモンが動かなくなったぞ!!

これは、ネットゲーでよくあるね。
相手が回線落ちすると、キャラが全く動かなくなる。
で、敵にボコられまくって、あぼ〜〜ん。
そりゃ「バカヤロウ、お前ら何やってたんだ!!」
とパートナーにナジラレもするさ。

再起動中に事情説明

今まで、メチャクチャ緊迫の状況だったにも
かかわらず「フリーズ→再起動→Win立ち上がり」の
2〜3分間だけは、落ち着いてマターソできる。
これは、結構わかる人いると思うな〜〜。
便所いったり、お茶入れてきたりとかね。
もちろん、起動すると再び「戦い」が待っている。

フリーズ→再起動→入室→状況が一変

これは、ある程度Chatをやった事がある方なら、
誰でも共感できる場面のパロかと。
回線切れで1度落ちた後、Chatルームに戻ると
話題が完璧に変わってて、げんなりするというアレ。
上の書いたネットゲームの状況と迷うトコロ。

届いたメール。

出たな・・・・ネット上の無責任な書き込み攻撃。
当事者でも無い連中が、勝手な事を書きたい放題。

アメリカの国防総省に潜り込む台湾の小学生。

似たような事件、実際にあったよね。
確か、特定はされてないけどフィリピンの高校生だっけ?
やっぱ、こういう事するのはアジアのガキというのが
お約束なのか?

もしこれがゲームなら

ナイス、確かにそういう展開はあるだろうね〜
って、それを言っちゃ〜おしまいよ。

敵がコピーで増殖。

そりゃ、データなんだからいくらでも増やせるわな。

メールを受信しすぎると処理が重くなる。

大量のデータを同時に落すと、回線が重くなる。
常識中の常識かと。
ただ、窓が無限に開くのは、単に設定が悪いだけだと思うぞ〜〜
なんか、あの絵はブラクラを踏んだ時をイメージしてしまう。

次々と敵が消えていく!!

それをデータ上で表示した画面なんだけど、
あれって・・・・まるでWindowsのデフラグ画面じゃん。
確かに「すっきりした感」を現すには一番だけど(^^;;

敵ホストに大量メール転送→動きを止める。

これは、みなさん御馴染みの「F5アタック」に近いかと・・・・・・
意図的に、サーバーダウンさせるのは犯罪ですぜ?
ていうかテロ。

ただ、このメール転送場面の理屈はよくわからんかった。
だって、自分のトコに送られてきてる大量のメールを
全部敵のホストに転送する事で、向こうの回線を重くさせた
って事でしょ?
という事は、あくまで自分の回線から、それを全部転送
してるわけで、むしろ、こっち側の方が敵よりも
重くならないかな?
だって、ウォーグレイモンもメールも「上り側」作業
のはずだから、干渉し合うはず。

ハッ!?( ̄□ ̄;)!!
まさか、ISDNだから、Bチャネルを使い分けた?
片方をウォーグレイモン側にして、もう1回線を
メール転送用に回したとでも???
いや、そんな描写は無かったけど、NTT協賛の映画
だからな〜〜〜
現実じゃ、そんなにISDNはカッコよくないぞ・・・・・(ワラ

てか、その場面じゃNTTが繋がらないんで、
衛星電話でNETやってるんだっけ?
じゃあ、ISDNは関係ないか。

EDがWinのデスクトップ

これは、上手い演出だな〜〜〜
地味に、トレイよりもタスクバーのショートカット
の方がアイコンが多いのはポイント高し。

ラストカットが「電源を切れる状態にする」をクリック

まあ、当然?
やっぱり、あれが出ると「冒険の終わり」って気がするな〜
だって、みんな毎日あれを拝んでから寝るんでしょ?
まさに、一日の終わり。
え??
違う????
嘘・・・・・・・・・・






総評

とりあえず気付いたのは、こんなトコロかな。
ま、もっと念入りに探せば見つかるかもしれんけど。

作品の持つ雰囲気はわかってくれたかな?
まさに「オタクが作りました」って演出が目白押し。

これを考えると『ぼくらのウォーゲーム』という題名は
ホントお見事。
「ぼくらの」であり「ウォーゲーム」でもある。

世界規模の危機だったにも関わらず、あくまでひっそりと、
たった4人(太一、光四郎、ヤマト、タケル)によって
行なわれた戦い。
いや、4人じゃないわな。
顔も見た事の無い世界中のメール連中がいる。
会った事も話した事もないのに、確かにその瞬間を
共有していた。
これが「ぼくらの」って意味だろうね。
例えば、2ちゃんねるの実況板なんかにそっくりさ。
「俺達は、確かに同じ瞬間に同じ番組を見て語り合った」
ホント、あのまんまのイタイ共有感覚。

「ウォーゲーム」の方も、言っている意味は一緒。
現実なんだけど、戦いなんだけど・・・・・・
なんか空虚で、ゲーム的。
ただ見ているだけ。
ネットは楽しいけど、そればかりだと虚しくなるよね。
そういう事を言っているものかと。
まあ、逆に「何が悪い!これが俺達のやり方だ!!!」
と、開き直ってるようにもとれるか。


て〜かまず、何よりさ。
これ、3回くらい見て初めて気付いたんだけど
(遅すぎ??)

主人公って、最初から最後まで・・・・・・・・
一歩も家から出てないんだよ?!??!?!?

オイオイって感じだよ。
せいぜい、部屋から居間に出てくるくらい(ワラ



最近の子供達って・・・・・・ヽ(;´ー`)ノ
という声がガンガンに聞こえてくる。


これほど、ピンポイントで現実を風刺した
映画は中々無いかと。
ただ基本は、
「コンピューターが狂えば世の中がメチャクチャになる」
という、Ifの世界を描いてるんで、
王道的な風刺映画って側面もあるわな。

現状の何でもかんでも機械だよりの世の中ってどうよ?
だって、最後なんて、コンピューター制御が狂ったせいで、
アメリカが核ミサイル撃っちゃうんだよ。

まさに!!!
でしょ?

ただ、特にそのピンポイントに当てはまる生活をしてた
俺にとっちゃ、普通に映画として以上に名作にも映るってもんさ。




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