AV機器



テレビ
<東芝 29ZP35



29型のD3対応テレビ
2001年頃に購入。
当時は、16:9用途と4:3用途が半々の難しい時代。
1080i画面を映せば、ワイドTVの26型程度だろうか。
初代Xboxの4:3 480p映像を大画面で楽しみたかったのが決め手。
一つしか無いD3端子入力に、
パソコンや、HDDレコーダーが群がる。

購入当時は、720pソースというものが世の中に存在しておらず、
これからも生まれ得ないだろうと考えていたため、
D3TVの選択に疑問を抱かなかったが、
2006年末のPS3登場によって事態は激変。
今まで、一部のXboxゲームでしか存在しなかった
「480p/720P対応」ゲームが多数生まれる。
もちろん、"29ZP35"は1080iが映るHDTVだが、
720pが映せないため、次点の480pで出力せざるを得ない
(PS3ゲームを映す際は)SDTVへと格下げ。

例え、ネイティブな720pは映せなくとも、
入力くらいは出来る製品がよかったかな。

この時期のテレビは本当に選択が難しく、
D3 or D4、HDTV or 非HDTV、16:9 or 4:3、ブラウン管 or 液晶 or プラズマ
どれもが正解でどれもが間違い。
全ては使用用途との相談、取捨選択である。

BSデジタル等の1080i入力はV圧縮と馬鹿にするなかれ。
美麗の一言。
26型弱程度のサイズ故の役得もあるだろうが、
走査線の数を考えるまでもない直感の正直な感想。

地味に誇りたいポイントは縁の幅の狭さ。
他社製品と比較すれば25型相当のサイズとすら言えるコンパクトな設計が素敵。

37型以上の大画面TVにも憧れるが、
色合いと輪郭の好みにより、液晶TVに移行する気は全くない。





BSデジタルチューナー
<SONY DST-BX100



ソニー BSデジタルチューナーの記念すべき第一号機。
2000年製。
普通に使っていて疑問に思うような不親切な設計が、
いかにも初代機を感じさせる。
・タイマー予約機能無し
・AAC出力無し
・i-Link無し
・番組表が1chにつき3枠分を律儀に全て表示
などなど数えればきりが無い。

逆に他社製品に存在しない機能が、
アナログ5.1ch出力。
つまり、AACデコーダーの内蔵。
手持ちのAVアンプが古くAACデコード機能を搭載していなかったため、
当時、これが購入の決め手となった。

画質は数ある同時期のチューナーでも群を抜いていると思う。
ソースそのままを忠実に映す尖った作りで、 別の部屋で使用しているDIR-200(東芝のTT-D2000)、
知人宅で確認した松下のTU-BHD100など他社製品と比べても一目瞭然。
コストダウンと無縁に作られた場合のSONY製品の技術の高さをうかがわせる。

アナログ出力にはチューナー側の文字は乗らず、
松下のような苦労とは無縁





<DXアンテナ DIR-200(東芝 TT-D2000)>



東芝 BSデジタルチューナー記念すべき第一号機 のOEM。
2000年製。
メーカーロゴと色の違いを除けば、一変の差もないTT-D2000の完全同等品。

SONYがクールにカッコをつけた印象なら、
こちらは親切で柔らかい設計。
番組情報やチャンネル表示、メニュー周りのフォントから既に丸みが違う。
機能は豊富で、
AAC音声光出力、i-Link端子2系統、番組予約機能(毎週予約可)、
ビデオ録画用の映像出力端子(テロップ非表示)、BSアンテナの出力(スルー)端子、
JPEG鑑賞目的のスマートメディアスロット、番組表1局1枠等、
ありとあらゆる要素が詰め込まれた隙の無い一品。

画質はSONY製品と比べると、
輪郭に補完がかかってバランスの取れた柔らかく美しい映像。
逆に言えばフォーカスが甘く見える印象もあるが、
全体の完成度はこちらの方が高い。

やはり、アナログ出力にはチューナー側の文字は乗らず、
松下のような苦労とは無縁





地上/BS/CS110 デジタルチューナー
<シャープ TU-HD200



シャープ 自社製単体チューナーの記念すべき第一号機。
2006年製。
OEM品しか提供してこなかったシャープが
自社の液晶TVアクオスのために一から設計した拘りの一品。
この独特のデザインも、アクオスのデザイナーによるもの。

機能は決して多くは無いが、デジタル放送を視聴する事だけに特化した
洗練された操作感やデザインがたまらない。
チューナー側のリモコン一つでTVも含めて全てを操作する事が前提で、
コンパクトなボディや、ディスプレイを持たない地味な顔も相まって
単体チューナーである事を思わず忘れさせる。
EPGの操作性の良さや、チャンネル切り替えの速さもポイント。
i-Linkは削られているがAAC出力は有る。
予約は番組指定のみ、サイドカット機能無し。

とにかくサイズが小さくお手頃価格なので、
既存TVの横に設置する目的に最適





CSチューナー
<東芝 CSR-B4



一時期、スカイパーフェクTV加入キャンペーンで、
ほぼ無料に近い形で馬鹿のように配られた東芝の最安機。
元々の画質が決して良いとは言えないスカパーでは、
特に高性能受信機の必要は無いだろう。

CVTV並とはいかないがレスポンスも価格相応に良好。
EPG、衛星変更も不満は無し。
予約は16件までだが、その設定は多彩で細かい。





HDDレコーダー
<東芝 RD-H1



当時、HDDレコーダー市場に衝撃を与えた東芝の価格破壊モデル。
DVDレス、ネットショップ専売、格安定価と、
コンセプトを絞りに絞った尖った一品。
発売当初は、あまりの人気のためプレミア価格でオークション取引されていた。

HDD容量が250GBという点を除けば、
本当に基本的な機能のみを備える。
DVDが無いため単体で番組を保存する事はできないが、
RD特有のダビング機能があり、他のRDへと転送する事はできる。
その機能を活かし、PCをRDと錯覚させるフリーソフトが存在し、
実質、PCへのMPEG2状態でのファイル転送機能を持つレコーダーという扱いとなる。
非常に希少種。
PC上ではファイルも自由になるので、そこでDVD-Videoを製作するも、
WMVやDivXにエンコードするも思いのまま。
ただ、転送というワンテンポ無駄な手間を経由するため、
保存欲の強い方にはDVD非搭載故にお勧めはできない。
あくまで「見たら消す」スタイル向けへのお手軽製品に変わりはない。

なお、LAN接続したPCからはメニュー周りを完全に操作できるため、
番組予約設定や、ファルダ名や予約名の入力が非常に楽。
起動は完全停止時からでも、5秒〜とレコーダーとしては非常に素早い。
DVDドライブ非搭載のため、そのチェック時間が不要なためと思われる。





HDDレコーダー
<東芝 RD-H1



地上デジタル開始と同時に導入したレコーダー。
マニア向けと言われる東芝のRDだが、
録画品質設定を0.2M単位で変更できたり、
1フレームごとの編集が可能であったりなど、
誰にとっても、あれば嬉しい機能ではないだろうか。

年に一度程、VHS素材から、自作DVD-Videoを製作していた都合上、
RD特有の機種間ダビング機能「ネットdeダビング」が便利。
厳密には、PC上に架空RDを設定して、
PC上にファイルを移し、DVD編集作業を行うという事になる。
「VHS→RD録画→PC転送→編集作業→書き出し」の順。

結局、デジタル放送にコピー制限がかかり、
かつ、データのストリーム録画が主流になった時点で、
どのレコーダーを選ぶかは、好みだけの世界になってしまった。





S-VHSデッキ
<三菱 HV-SX300



出力の多さのみで決定。
当時、S-VHSで録画していた番組を
TV視聴しながらPCでキャプチャを行うという作業をしていたため、
S出力が2系統あるこの機種が絶対条件だった。
入力は3系統。
CS,BSDで裏の2系統が埋まり、必要に応じて前面の入力3を使用。

HDDレコーダーの導入によりメイン録画機としての役目を終える。
現在は、3系統という入力の多さを活かし、
電子式のS端子セレクターとして活躍中。

性能は他製品との比較をした事がないので不明だが、
VHSからの乗り換えで感動できるレベルは十分。
S-VHS自体の最後期の製品だけに
それ程高価な作りにはなっていないはずだが、
その分、技術は極まっているのだろうか。





AVアンプ
<YAMAHA DSP-R496



ヤマハ廉価アンプがAXシリーズに入る直前の製品。
ドルビーデジタル、DTSは対応だが、AACは非対応、
映像入出力にD端子は無しというあたり、
何とも微妙な時期が伺える。
簡易ホームシアターセットのTSS-1で5.1chを知り、
流れでAVアンプにも手を出すという
一時期のホームシアターブームの典型のようなパターンを踏む。
よって、当初の目的があくまで映画がメインだっため、
DSPが使えるヤマハ製品という事になった。
BSデジタルはチューナー側の機能を活かし、
アナログ5.1ch入力の力技で解決。

この後の最安機と比較して唯一誇れる点は、
光入力2系統(+排他の同軸が1系統)だろうか。
ゲーム機ですら光出力を当たり前に備える昨今、
入力はあればある程良い。





<YAMAHA RX-SL80



ヤマハ初のデジタルアンプ。
さすがにパワー不足だけは否めないものの
音質は非常にクリアで、同価格帯のAVアンプの軽く上をいく。

購入の決め手は薄型ならではのデザインの良さと、
130Wという消費電力の低さ。
音楽も聞くが、何よりTVのスピーカー代わりに使用する目的のため、
そういった控えめなスタイルがポイントになった。

アナログ5.1ch入力が無い事を除けば機能的に一般AVアンプに劣る点は無い
AACデコード対応のためデジタル放送目的にもお勧め。
やはりTV向けだろう。
また、ヤマハアンプのセオリー通りAM/FMチューナーも搭載するなど、
とにかく、これ一台があれば何でもできるというお手軽感が良い。





CDプレイヤー
<ONKYO intec205 C-705



とても息の長い製品である、
ONKYOのHiコンポ、Intec205シリーズ。
そのCD部分。
705の後に何も付かない頃の古い製品。
このサイズの最強はやはりONKYOではなかろうか?
一般的な430mmサイズのプレイヤーと比べると心もとないが、
小さな体を考えると十分な音が鳴っていると満足している。

唯一の不満は年代が年代だけに、-Rを読まない事。





フロントスピーカー
<ONKYO D-102CX



ペアで3万弱の安いスピーカーを
ある機会にさらに安く購入。
CDプレイヤーのレベルを考えれば良いバランスのはず。
さらなる音を望むならば、アンプよりCDプレイヤーより、
まずこのスピーカーからだろう。

写真に写っている黒い点は、
知人から薦められたレゾナンスチップ クライオ。
間違いなく、オカルトの類だとは思うのだが、
実際に音がキレるようになるからびっくり。





センタースピーカー
<Pioneer S-C11



スピーカーというよりはインテリア。
何より可愛いデザインがお気に入り。
音はスペックと価格相応。
廉価ホームシアターセットに付いてくる程度のセンターだが、
一目惚れの見た目買い。

映画メインならセンターに金をかけたいところだが。





<YAMAHA NS-C110



YAMAHAのロングヒット製品、NS-C110。
天地どちらにも対応する設計で、
床置きとTVの上によって上下の向きが変わる。
最近では珍しくなった黒色で、
光沢に磨かれた木目が美しい。

音は、サイズから来るイメージと比べると、
(465W×150H×185Dmm)
やや迫力に欠けるのは否めないが、
高すぎず低すぎず、
自己アピールの少ない安定した価格相応の表現。
センターがフロントに対して目立ちすぎても困るので満足。





リアスピーカー
<DENON SC-A11R



価格にしては頑張る音を鳴らすリアスピーカー。
さすがに単体で聞けば軽さが目立ってしまうが、
部屋の広さやフロントとのバランスを考えればこの程度が良いかと。
こちらも若干デザイン買いの側面あり。





サブウーハー
<YAMAHA YST-SW105



とりあえず揃えただけのサブウーファー。
当時のYAMAHA2万円クラスという事でよく考えもせず購入。
(アンプに合わせた形)
不満は無いが、映画以外は必要性も感じない。






オマケ

<MS Xbox



実は、TVもアンプもこの機械が一番上手く使っている気がしてならない。
よって、AV機器といえなくもないのでおまけで紹介。

ゲーム機と馬鹿にするなかれ。
本体はD1〜D4までフル対応。
4:3、16:9もソフト次第で思いのまま。
さすがに実際は、480pまでのソフトがほとんどだが、
稀に1080iや720pのタイトルもあるので油断できない。

音声はドルビーデジタル5.1ch。
リアルタイムで状況に合わせて音が作られていき、
自分の操作に合わせて音が自在に回る様は圧巻。
5.1chの真の力は映画より、むしろゲームで発揮されるとすら思うほど。
対戦ゲームでは視覚よりも早く音によって敵を発見できるため、
本格的に楽しむならば必須とすら言えよう。

DVD再生は制限がかかっていて、
何故か、D1のインタレス再生しかできないのは秘密