水の浸透を防止する
構造・設備

〜倉庫の施設設備基準〜

岡戸秀仁
編集:岡戸事務所







水の浸透を防止する構造

○屋根の構造
 屋根は、倉庫内への屋根からの水の浸透を防止するため、以下の構造のうちいずれかであることを要する。

@  波型鉄板葺、瓦棒葺、折板構造、ルーフデッキ構造(瓦棒型ルーフデッキを含む。)等の金属板葺のもの。

A  鉄筋コンクリート、プレキャストコンクリート板、軽量気泡コンクリート板等で造られているもので、表面に防水塗装が塗布されている等有効な防水措置が講じられていると認められるもの。

B  @又はAに掲げるもののほか、スレート葺の屋根で裏地に下地板を張ったもの等これらと同等以上に倉庫内への水の浸透の防止上有効な構造であると認められるもの。


○外壁の構造
 外壁は、倉庫内への外壁からの水の浸透を防止するため、以下の構造のうちいずれかであることを要する。

@  波形鉄板その他の金属板張のもの。

A  モルタル塗のもので、下地にラスシートその他の鉄板を全面的に使用したもの又は鉄鋼モルタル塗のもので、裏面に下地板及びアスファルトフェルト、アスファルトルーフィングその他の防水紙を張ったもの。

B  鉄筋コンクリート造のもので表面への防水塗装の塗布等有効な防水措置が施されているもの又は金属系複合板張、プレキャストコンクリート板張又は軽量気泡コンクリート板張(防水塗装の塗布等表面に有効な防水措置を施してあるものに限る。)のもので、各接合部分に目地コーキング処理等の有効な防止措置が講じられていると認められるもの。

C  @〜Bに掲げるもののほか、スレート張の外壁で裏地に下地板を張ったもの等これらと同等以上に倉庫内への水の浸透の防止上有効な構造であると認められるもの。



水の浸透を防止する設備

 倉庫内への水の浸透を防止するため、以下の設備基準に適合していることを要する。

@  雨水を有効に排出できる雨樋を有すること。

A  倉庫又は倉庫と隣接して設けられた設備(倉庫と区画されていないものに限る。)の内部(以下「倉庫内等」という。)に樋及びこれに伴う排水路並びに水を使用する設備が設けられていないこと。

・倉庫に隣接して設けられた施設
 倉庫に隣接する作業場、プラットホーム等の設備であって、壁等により倉庫と区画されておらず、当該設備内に浸透した水が直接倉庫内にも流入する可能性のある構造となっているもの。

・水を使用する設備
 ウォータークーラー、手洗所、浴室その他の設備又は保管物品を洗浄するための洗浄漕。


 倉庫内等においては、樋及びこれに伴う排水路や水を使用する設備を設けることは原則として許されないが、以下に該当する場合にあっては、この限りではない。

@  谷樋にあっては、十分な水勾配がとられており、かつ、溢水を防ぐため十分な防水措置が講じられていること。

A  水を使用する設備の周囲に堰が設けられている等当該施設から倉庫内等へ水が浸透しないよう適切な措置が講じられていること。

・適切な措置
 水を使用する設備から水が流出した際に、倉庫内への水の浸透を防ぐため、当該施設を壁又は防水シートにより区画すること(当該施設で氷等を使用する場合にあっては、施設から漏出した冷気による貨物への結露防止のため、必ずビニールシート等により区画することとする。)、周囲に堰を設けること等の措置をいう。

B  樋又は水を使用する設備に付随する排水路(倉庫内等に設けられているものに限る。)にあっては、十分な水勾配がとられているとともに、耐重型の藍の備付け、地下埋没等溢水防止のための措置が講じられていること。



倉庫一般の施設設備基準

1類倉庫・2類倉庫・3類倉庫の基準

野積倉庫・水面倉庫・貯蔵倉庫の基準









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