松戸七福神めぐり |
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【ミニガイド】
●「松戸七福神」は昭和六十三年から始められた皮下雨滴新しい「七福神めぐり」である。松戸市内には23ケ寺の真言宗寺院があり、一番多い宗派である。
「松戸七福神めぐり」はこの真言宗寺院だけでお祀りしてある。全コース約30KMあり、ほぼ市内を一巡する様に配置されており、「七福神めぐり」をすると、篤どの様子が大体分かる。とかく寺院というと檀家中心的な所があるが、この「七福神めぐり」はどなたでも自由に参拝が出来、一宗派にこだわるものでは決してない。お正月に一年の海運・健康・商売繁盛等を祈願する楽しい健康的な行事である。
●「七福神めぐり」のご利益
「仁王護国般若波羅密多経」の説「七難即滅七福即生」(七つの難を無くすことによりそれらの全く逆七つの福を生ずることが出来る)に基づいている。
七難とは天災や人災、異常気象による災難である「日月失度難」「星宿失度難」「災火難」「雨水変異難」「悪風難」「亢陽難」「悪財難」とされている。
「七福神」の場合はそれらの七つの難のない様にとお祈りすると共に、豊富な食料と円満な人格、度量、豊かな経験、学問芸術の向上、健康と長寿等々を授かる様にと巡拝しながら祈願するわけである。 |
MAP |
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ツアーバス
(2013.1.6) |
七 福 |
七福神 |
寺 院 名 |
電話番号 |
福神の略説 |
清兼度量 |
恵比寿神 |
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金蔵院(旭 町) |
047-341-9761 |
「海の幸」のシンボル。
漁業・商売繁盛・五穀豊穣・家内安全の神様。 |
有福蓄財 |
大黒天
【真 言】
オン マカキャラヤ ソワカ |
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宝蔵院(上矢切) |
047-362-4917 |
もともとインドにて糧食を司る神様であった。
日本伝来後、大国主命(おおくにぬしのみこと)と同一視されるようになった。
「山の幸」のシンボル。
福徳円満・商売繁盛の神様。 |
愛敬富財 |
布袋尊天 |
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善照寺(松 戸) |
047-362-4823 |
中国の神様。
唯一の実在の人物(禅僧契此<かいし>)と言われている。
平和を願い、家族安泰・企業発展を司る神様。
弥勒菩薩の分身説もある。 |
勇気授福 |
毘沙門天
【真 言】
オン ベイシラ
マンダヤ ソワカ |
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医王寺(中金杉) |
047-341-0728 |
仏様を守護する四天王の一人で、北方を守護し国土守護の武神。
心に勇気と決断力、くらしに財という、物心ともども福を施す神様。 |
芸道富有 |
弁財天 |
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華厳寺(幸 田) |
047-342-4028 |
唯一の女性神。
もともとは妙音天、姑楽天、美斉天と呼ばれた。
梵天(インドの最高神、創造神)の妃。
音楽・芸術・芸能・水の神様。
必ず琵琶を弾いている。 |
人望福徳 |
福禄寿尊
【真 言】
オン マカシリ ソワカ |
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円能寺(千駄堀) |
047-341-6679 |
中国の神様。
年令は数千歳と言われている。
もともと三星(福星・禄星・寿星)合体の化身とも言われる。
福は幸福・禄は財産・寿は長寿を司る神様。 |
延命長寿 |
寿老人
【真 言】
オン バザラワセイ
ソワカ |
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徳蔵院(日 暮) |
047-387-2989 |
中国の神様。
老子の化身とも言われている。
長寿・健康・平安の神様。
玄鹿(くろしか:千五百年も生きる)をお供に伴っている。
南極星(寿星)とも言われており、福禄寿と同体説もある。 |
参 考 |
松戸七福神石像写真撮影 : TOMMY 2013.01.06 |
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金蔵院(恵比寿神) |
寛永六年(1629年)法印良慶和尚の開基による。以来、家内安全、五穀豊穣を叶える祈願寺として、広く六ケ村(現六和地区)の尊崇を集めている。また、遅くとも寛文年間(1661〜1673)には、滅罪の歴史も始まっていたと推定される。
本堂には、御本尊飯綱(いづな)不動尊、御内仏聖観世音菩薩が、客殿仏間には不動明王が安置されている。境内には、大師堂に宗祖弘法大師御影、本堂前に子育て観音、恵比寿神が安置されている。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市旭町2−419 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
松戸駅から京成バス2番(松71・南流山行き・江戸川台駅行き)「主水」下車 |
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参 道 |
本 堂 |
額 |
巡拝期間イベント
(2013.1.6) |
問合せ先 |
047−341−9761 |
宝蔵院(大黒天) |
当院は、松戸七福神がまつられる七ヶ所のお寺のなかではもっとも南に位置し、川向うには葛飾金町、ちょっと足を伸ばせば市川国府台となる、「矢切りの渡し」でも知られる上矢切にある。
寺に残る古い石碑は、慶長十四年(1609)と刻まれているものがあり、創立はそれ以前であると伝えられている。
ご本尊には、真言宗の中心の仏様である大日如来がまつられ、檀信徒や地元の方々から篤い信仰を受けている。
境内には七福神の大黒様の他に、子育て出世地蔵、六地蔵様などがまつられている。
八月二十日には大施餓鬼会、正月には元朝護摩、二月節分会には祈願大護摩を修行している。
白壁にかこまれ、大きな銀杏の木が目印。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市上矢切1197 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
松戸駅より「矢切高校行き」のバスに乗り約十分、宝蔵院前で下車。 |
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山 門 |
本 堂 |
額 |
山門瓦(大黒天) |
問合せ先 |
TEL 047−362−4917 |
松戸山 善照寺(布袋尊) |
開山開基は不詳であるが、往古は松戸山向山(相模台)にあったのを中興祖祐義和尚 (寛永八年一月二日遷化78歳 1631年)が慶長一六年(1611年)に水戸街道沿いの現在地に移転した。
本尊は聖観世音菩薩で恵心僧都の作と伝えられている。下総三十三観音第十九番、東三十三観音第十三番霊場になって居る。正面は不動堂で不動尊をまつっている。縁日は二十七日。正・五・九月には護摩修業しているが、正月二十七日には大護摩修業をする。
文化年間に松戸宿に大火があった。善照寺は火災にあったが、不動尊は篤信家三山印兵衛という方が背負って避難して災難を逃れる事が出来た。それ以来火伏の不動尊として篤い信仰を得て居る。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市松戸1857 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
松戸駅から徒歩5分 |
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参 道 |
本 堂 |
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問合せ先 |
TEL 047−362−4823 |
日照山 医王寺(毘沙門天) |
医王寺のご本尊は不動明王。「お不動様」の名でも親しまれ、密教の根本尊である大日如来の命を受けて人々を守っている。右手に持つ軒を利剣(りけん)といい、正しい仏教の智慧(ちえ)で迷いや魔の心を断ち切ることを表している。左手に持つ縄を羂索(けんさく)といい、悪を縛り上げ善の心を起させることを表し、また煩悩から抜け出せない人々を救い上げるための投げ縄とも云われており、大慈大悲の縄を表している。背に背負われた炎を迦楼羅焔(かるらえん)といい、毒を持つ動物を食べる伝説の鳥「かるら」の名前からきたとされている。この鳥の姿をした炎は、毒をなるすべてのものを焼き尽くし、人々を救うことを表している。
不動明王は憤怒、怒りの相をいるが、これは一切の人々を救うまでここを動かないと決意する相、子供が悪いことをした時に怒る父親の慈愛の相等を表すとされ、常に私たちを守っている。
【不動明王真言】
ノウマク サマンダバザラダン センダマカロシャダ ソワタヤウン タラタ カン マン |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市中金杉4−189 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
JR北小金駅から松戸新京成バス4番(小金31・幸田循環)「区画整理記念館」下車 |
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参 道 |
本 堂 |
額 |
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問合せ先 |
TEL 047−341−0728 |
華厳寺(弁財天) |
法峯山・地蔵院 華厳寺と云う。
寺伝によると、当山ご本尊地蔵菩薩は、今を去る七百余年前に出水の時、幸田川に流れ、幸田の村(里)人がこれを引き揚げて、当たりに安置し以来、火防の地蔵尊として、霊験灼々(しゅくしゅく)として当地には全く火防事故がなく、「火防(ひぶせ)の寺」と言われ、今日に至っている。
毎年二月二十四日は『火防護摩』の大祭が行われている。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市幸田1−129 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
JR北小金駅北口から幸田行きバス「浅間公園」下車 |
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参 道 |
本 堂 |
巡拝期間イベント
(2013.1.6) |
巡拝期間イベント
(2013.1.6) |
問合せ先 |
TEL 047−342−4028 |
円能寺(福禄寿) |
御本尊:阿弥陀如来
土高山空照印円能寺と称し、今から約五七〇年前、村町時代文安四年二月(1447)尊祐上人によって開山されたと伝えられているが、応永二年(1395)、天分二年二月(1533)と記された「キクリ」字の板碑が二枚ある。
延宝五年五月(1677)長廣和尚法流開山 元禄十六年七月(1702)盛範和尚両祖大師尊像造立 正徳二年七月(0712)隆光和尚本堂建立、又享保六年(1721)虚空蔵建立、同十八年(1733)大六天様請、元文三年(1738)勝快和尚観音同建立(昭和四十八年、老朽化し、維持困難につき惜しくも解体) 寛延四年二月(1752)清法尼涅図求め什物とす。
また、享和三年(1802)付、句額は市内最古のもの。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市千駄堀735 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
新京成線八柱駅から徒歩19分 |
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山 門 |
本 堂 |
額 |
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問合せ先 |
TEL 047−341−6679 |
徳蔵院(寿老人) |
正式には日暮山医王寺徳蔵院と言う。寺伝によると十五世紀初期のころ、下総の国分寺の末寺として創建されたと伝えられているが、数度の火災により焼失し、詳しいことは不明。
前住職信海大僧正が入山するまで長いこと無住の荒れ寺であったが、信海大僧正の努力により現在の様に四季折々には花が楽しまれる様になり、松戸ではめずらしく山寺の趣きを残した寺である。
御本尊は慈母観世音菩薩で子育て観音として親しまれ、虫封じの方のお参りが多い。また境内にはお大師堂、写経塔、修行大師像、弘法大師御遠忌塔、弁栄上人画・石彫釈尊成道図、藤塚稲荷社、六地蔵、鐘楼堂、そして松戸七福神の内寿老人がお祀りされている。 |
宗 派 : 真言宗豊山派(ぶさんは)
総本山 : 豊山派神楽院長谷寺(ぶさんはかぐらいんはせでら)
宗 祖 : 弘法大師(西暦774年〜835年)空海(くうかい)
中興祖 : 興教大師(西暦1095年〜1143年)覚鑁(かくばん)
派 祖 : 専誉(せんよ)僧正(西暦1530年〜1604年) |
住 所 |
松戸市日暮5−270 |
営業(参観)時間 |
09:00〜17:00 |
交通手段 |
新京成線八柱駅から徒歩8分 |
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参 道 |
本 堂 |
額 |
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問合せ先 |
TEL 047−387−2989 |