2011年(14) 遂にやった!! 800釣行達成 ・万歳!! 大物記録更新

前回の「超大物のバラシ」は残念だった。

釣兄は故郷の青森に一週間ほど行ってくるとのことで、二週間後くらいに今年の納竿日とすることを約す。

でもチャンスがあればもう一度「奴」を探り行きたいものだ。

そんな思いが通じたのか、愛妻から家事の都合もいいから一人で釣に行ってもいいよ。
ただし、羆と事故だけには呉れ呉れも注意して!。

真っ暗で星空の鮮やか早朝5時出発で一路積丹を目指す。


森 渓秋


その1・北積丹のO渓の巻。

7時半到着。
気温3度・霜が降りていて寒い。

800回の釣行記念は新しい渓か大物狙いと思っていたが何時もの、この渓を覗いてみることにした。


800回釣行の渓。

大ダム下を狙うが小型のイワナとヤマベが数匹のみ。

とても記念釣行にはほど遠い。
少し釣下るも減水気味で一度魚信があるもバラス。
下流の護岸の崩れたいつものポイントを狙うが反応が無い。
腰を低くして徐々に下流へ餌を落とす。

もう駄目かと思ったプールの尻で魚信。
32.0cmのアメマス。

万歳!! 大物記録の更新だ。

50cm超を確信して計測。
残念48cmだ。
それでもこれまでの平成12年以来の記録を5mm更新。

更に下流へ。
もう瀬尻で水深は数十センチていどか砂底の石がはっきり見える。
この時、瀬尻から魚影がこれを釣りあげると、更に魚影が立て続けに尺上が4匹。

さらに攻めるも魚影が途切れた。
もうこれで最後の一投。

すると小さいが重い当たり。
3.5mの短竿で溜めが効かず一対一の引き合いとなり、やっと浮かせるもタモ網が小さい。

かなかな取り込め無い。
前回の取り込失敗が頭をよぎる。

長柄の大タモ網は車の中だ。
前回のあの教訓はどうした。
アホな渓秋です。

今度は少し水中に建ち込みやっと取り込み成功。
あんなポーズ。
こんなホーズ。
超大物を釣り上げた喜びのホーズです。
喜びの余りポーズに夢中で、この後足を取れて敢え無く沈没する。
水温7度・おお冷たい。
800回釣行記念の釣果です。


その2・「前回の奴」をもとめて西積丹S渓の巻。

あれから一週間当然「奴」は待っててくれるハズもないのだか、他のポイントには目もくれず。
エメラルドグリーンのポイントへ一直線。

エメラルドグリーンのポイントに到達。
右側の大岩に「奴」は潜んでいたのだが。
そして、手前のチャラ瀬を横切って左側の岸伝いに遁走してしまったのたが。
果たして、今日はいかに..........。
瀬尻から落ち込みので丁寧に探るも全く魚影無し。
当然のことたが海に下ったか?

誰かに釣られたかか?。
二匹目のドジョウ(奴)は居なかった。
一旦、竿をたたんで下る途中の河原には釣足跡多数。

やはり「奴」は釣られたのか。

それでも先刻、大物記録を更新したばかりで気持ちは晴れやか。
だが、O渓で沈没したままなのでので寒くてたまらない。 
まだ時間は十分あるので「いわな橋」直下部を期待せずに狙ってみる。
落ち込みから徐々に探りながら下り「画像右側の沈み岩の山側の底」からやっと魚信。
元気の良く美しい班紋のアメマス34cm。

更に下流を狙うも魚信無し。
このプールはこれ一匹かと立ちあがって一歩下流へ踏み出すと瀬尻が大物が4匹一気に遡上するのをはっきり目撃。
魚を驚かせてしまったので直ぐ攻めれば警戒して釣れないだろう。
下流のもうひとポイントを攻めて時間を置いてからにしよう。
少し時間を置いたのが良かった。
例の沈み岩陰から大物が来る。
念のため長柄の大タモ網で取り込む。アメマス39.0cm。

先頭はもっと大物だったのだが姿を現わさず残念。
もう一匹を釣り上げるも、取り込み騒ぎで他の魚は散ってしまった。
このプールの釣果。



その3・西積丹M渓を覗いて見るの巻。

最後は余市のN渓の遡上アメマス・イワナ・ヤマベをじっくりと探ろうかと地形図を持参してきたのだが、何故かM渓の大ダムで遡上アメマスに出会えないかと計画変更。

10日間ほど降雨がなかったので此処も減水気味。
遡上アメマスは期待薄か。

ダム下の大きなプールを攻めるもアメマスの魚影は無し。
それでも粘ってやっと魚信。

美しいパーマークのヤマベ23.0cm。
ここで二匹釣れる。
それでも粘ってやっと魚信。

美しいパーマークのヤマベ23.0cm。
ここで二匹釣れる。
良型ヤマベなり。
26.0cm。

ここでヤマベをもう一匹釣りあげる。
更に粘ると立て続けに良型「カジカ」が3匹。

正月ようの「骨酒」用にキープ。
そして、最後にやっと出会えたアメマス。
32.0cmなり。
この渓の釣果です。
濡れていた服もやっと乾いてきた。
寒いのでヒーターの効かせた車中で一人喜びの乾杯です。

午後2時早めの帰宅開始。
帰宅後は愛妻に釣果の報告とお礼。

なぜって愛妻の薦めで今日の釣果有りだからです。

積丹の恵みで乾杯。
イワナの塩麹漬けの焼き物・イワナ汁・イワナのアラ大根。
みな旨い。

黒松・剣菱の熱燗酒が五臓六腑にしみわたる良き晩酌でした。
この秋の釣果で「イワナの冬葉(トバ)」造りにハマッテます。

専用の風乾台を作ってしまいました。
今回は塩味付けのみで試しています。

仕上がりは一週間です。

今回の釣行は思わぬ喜びの結果となりました。
次回は2011年の納竿釣行を予定しています。

どこか新渓を探す予定です。