2011年(11)道南松前へ錦秋のドライブ釣行記。

秋の三連休。

愛妻をさそって道南松前までドライブ釣行記です。
この松前は9月に「函館の龍さん」と道南釣行の拠点に選んだとこだ。
しかし、台風12号の襲来で残念ながら断念した。

松前の温泉と海の幸。
小さながらも大イワナの棲む渓を目指して出発。

海と紅葉を楽しみながら日本海側のソーランラインを一路南下する。


森 渓秋


その1、島牧村の「賀老の滝」に立ち寄る。

道南の最高峰「狩場山・1520m」から流れ下る千走川の中流域にある北海道最大の滝だ。

愛妻に見せたくて数年振りに訪れた。
現在は遊歩道も整備されいて急峻な崖を700m降りると渓底まで降りられる。
この渓川はオショロコマ棲息する日本の南限の渓でもある。

この滝までは保護河川で全ての魚種が周年禁漁である。
この滝から上流からは釣が可能で渓秋は数年前この地でキャンプして源流を釣歩いたが何故かニジマスが釣れてガッカリした思いがある。
源流イワナはつれたが南限のオショロコマは釣れなかった。

この源流を跨ぐ林道は現在は通行止めであった。
狩場山を麓を回り真駒内川を源流から下り紅葉を楽しもうと思ったのたが残念。引き返す。

高さ70m、幅30m。

秋の減水期で少々迫力に欠ける。
遊歩道で岩の上の美しい「小さな箱庭」を見付ける。


その2、松前の海の幸を楽しむ。

あちら、こちらと時間がかかりすぎたのと距離の読み違いで100km もオーバーして予定より2時間遅れて真っ暗な松前に到着。
ご存知、松前は北海道唯一の城下町の古都です。
特に春の桜は見事。

十年振りに二人で来ました。
ネットで検索した矢野温泉旅館に投宿した。

HPの通りの清潔・閑静・疲れのとれる温泉と心ずくしのもてなしの宿でした。

美人若女将が松前城の眺望出来部屋を用意してくれた。
本マグロとイカの刺身・エゾアワビは酒蒸しと刺身・ムラサキウニ・その他全て松前の前浜の海の幸づくしでビールも熱燗酒も旨し、つい深酒となる。


その3、小さな妻内川を釣る。

やや二日酔いだが4時に目覚め二度寝。

5時に妻に釣は行かないのかと起こされる。

予報は雨であるが近場なので妻の心配を制して真っ暗な国道を走る。
この渓を釣行するのは三度目となる。

十数年前に初めて入渓した時は驚いたものだ。
源流を目指していたのでなんの釣支度もせずに、海から続く平らな小さな渓に一歩踏み込んだとたんに40cmを超える魚影が何匹も走り下り去ったのだ。

もちろん源流でも大イワナ釣を十分堪能した渓だ。
もう一度は7年前、渓秋の「還暦祝いの釣行の旅」では、河口から僅か1kmの小滝壺で記録物の33.5cmの尺ヤマベを釣りあげた思い出の渓である。

この渓は標高525mから流れ下る流程5kmの小さな渓である。

午前6時、曇天・海風が吹き付ける。
7年振りの渓は一変。

大イタドリが流れに覆いかぶさり竿が出せず釣にならない。
ようやく開けるも水深が浅く当たりが取りずらい。
25cm級のイワナをばらす。

期待した大イワナの魚影は全く無し。
ようやく渓相が良くなり、良型のヤマベが出るも相変わらず合わせが拙くてばらし多し。
1時間釣り上がるって小雨模様となる。

上流を見通すとボサ被りが続いているょうだ。

大物の潜む小滝を目指したいがあと1時間は掛かるだろう。

今回は深追いせずここで切り上げる。
本日の釣果。

ややサビのついた幅広ヤマベ25cm。

宿に戻り温泉と朝食をすますと予報通り天気は下り坂。

帰途は歴史の町の江差町と厚沢部町で名物・特産物をお土産を買い込む。
雨の激しく吹き付ける山蕗峠を越えて太平洋岸の落部に出る。

風雨が益々の高速道を3時間走り続けて帰宅。
走行820kmのドライブ釣行でした。