(2) 2011年初釣行は新十津川のH渓です。

今年の初釣行はくしくも、昨年と同じ月・日でのH渓になった。

途中の田園地帯は田植えが半分ほど終えていた。
今年のこの地方は春が早かった様子だ。

渓はどんな様子かなと半年振りの釣行に釣兄Tさんとの会話も弾む車中です。


森 渓秋


目指すピンネシリ岳を遠望する。

渓までまだ二十数km。

渓は例年雪渓が残り、カタクリやエゾエンゴサクが盛りなのだが今年もう「山草の女王・シラネアオイ」が咲き乱れていた。
流れは雪代も収まり平水、石苔も取れて遡行し易い。
しかし、第二のたのしみの山菜は伸びきってすでに遅し。
小さな渓なので釣兄と交互に竿を出す。
25cm弱がコンスタントに出る。
まだ餌となる「毛虫・川虫」が少ないのか痩せ型が多し。
尺物を目指してをリリースを繰り返す。
山菜の最大の楽しみだった「コゴミ畑」伸び放題でないか。
残念なり。
中流域の二股のビックポイントで釣兄に強い引き込み。
ついに待望の尺物が上がる。

お昼の「刺身」確保と思った瞬間。
このあとアッいう間に遁走する。

残念。

次は尺五寸になって戻って来いよと念ずる。
もう遡行も2時間過ぎたし、お昼の確保に25cm級でも少し確保を決める。
遡行3時間本日予定の大丸太が横たわる小滝に到達。
40cm級の出るポイントだ。

数投で重い当たり、ハリスが細いので慎重を期してタモ網で取り込む渓秋です。
背中のザックが大きいのは帰途に山菜を収穫するためです。

本年初の尺物ゲットポースです。

今年初の尺イワナです。
今回の山菜取りでもう一つ大事な「ヨブスマソウ」をゲット。
渓秋のも初めて収穫。

先日、吉田類の「居酒屋放浪記・会津若松編」でてんぷらがおいしそうだった。

本日の山菜収穫は、ウド・谷地ブキ・行者ニンニク・コゴミ・ウルイ・イタドリでした。
本日のキープ。

三匹は刺身と唐揚げとイワナ汁に調理しました。

残りの二匹は自宅で、アスパラガスとムニエル・甘塩丸干しで二日間楽しみました。
各種山菜と一緒においしく晩酌の肴となりました。
昨年9月の日高・新冠川源流釣行以来の板前を務める渓秋です。

遅い昼食に手さばきの冴えを見せているつもりの渓秋です。
先ずは定番、尺イワナの刺身。

初釣行の乾杯。
ウィー!!ノンアルコールビールが渓秋の腸にしみ通る。
イワナの唐揚げとイワナの味噌汁もちろん山菜入りです。
ウドの新芽はアスパラガスより美味しいてんぷらとなる。

初ものの「ヨブスマソウ」少し山菜の苦みがあるが、あっさりした味でとても美味しかった。

本流のS渓の流れをバックに乾杯・半年振りの山釣りを堪能した一日でした。


次回は6月中旬の予定です。



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